あしたはきっといい日

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東京ドリーム

2014-02-26 22:00:00 | 本を読む


Coccoの『東京ドリーム』、手に入れたのは昨年の11月だっただろうか。かなり間が空いてしまったけど、ようやく先週末に読み始め、昨日読み終えた。

彼女の武道館ライブに行ったのはもう6年前になるだろうか。その後、スクリーンでは観るものの、あの歌を聴くことはできていない。確か近々初めての演劇があるけど、ちょうど別の用事で行くことができない。

「沖縄生まれ、東京育ち」と言うくらい、彼女は東京に想いを寄せてくれている。それは東京に生まれ育った僕にとっても嬉しい言葉だ。でも、彼女に想いを寄せられている側の東京はといえば、歴代の政権が沖縄に米軍基地負担の大半を押し付けている状況を黙認し、また荷担している。

それに対し彼女からの明確なメッセージはないものの、彼女が東京に住み活動を続けていることには、彼女が意図せずとも何らかの意味があると思う。ただ、彼女の歌声に酔う人々がみな、彼女のその後ろにあるものを見つめているだろうか?

読み進めると、ある人に関する話があった。東京から沖縄を想い、沖縄の人たちに慕われた、ジャーナリストの故筑紫哲也さんについてだ。彼女が「筑紫哲也 NEWS23」の沖縄の琉球古民家だったかからの中継で、筑紫さんと話している様子を微かに覚えている。彼女は彼女の世界の中にいて、筑紫さんはそんな彼女を温かな眼差しで見つめていた。「故」と付けるのが今も躊躇われる。

沖縄を訪れる前に読んでいたら、何か違う感覚を受けたかもしれない。ならば、また行けばいい。そう、前回行けなかったところも多いから、もともと行こうとは思っている。

さて、Coccoにはいつまた会えるだろう。それは、ライブか、映画か、それとも…
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