あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

あれから8年…

2013-04-25 23:51:52 | 立ち止まる
今日があの日だというのを忘れかけていた。JR尼崎脱線事故からもう8年が経過する

もう8年経ったんだという感じを受けるが、ご家族や大切な方を亡くされた方々や今も心と体に深い傷を負っている方々にとっては苦しみ、そして悲しみの8年だったと思う。

一方、あの事故はいったいなぜ起きたのかということは、運転士も亡くなられていることもあってかいまだにはっきりとしていないように思える。以前にも書いたと思うが、あの事故…いや、事件をきっかけに労務管理や安全管理の考え方が大きく変わると思ったのだが、そうした様子はあまり感じられない。

「失敗したくない」と注意をしていても失敗してしまうことがたまにある。また、そう思っていても自分ではどうにもならない場合もある。僕はあの事故は、運転士が追い込まれたことによって起きたと思っている。話題となった「日勤教育」もそうだが、我先にと閉まりかけのドアに駆け込む乗客も彼を追い込んだ一人だと思う。ただ、みな「追い込もう」と思ってやっている訳ではなかったろう。良かれと思ったことや、「僕ひとりくらい」という考えが集まった結果なのではないかと思える。そして、大惨事に至らずとも同じ土壌から生まれる問題は今もあちこちにあるのではないか。

何度でも言う。この事故がなぜ起きたのかをしっかり分析して、再びあのような事故を起こさないために活かしてほしい。
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