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09-131 : 59試合終了時の数字まとめ(投手)

2009年06月19日 23時45分00秒 | Marines09R-Season


中途半端な時期ではありますが、マリーンズ投手陣の数字まとめをしてみたいと思います。 兎に角、これまでの59試合、ひたすら数字を追ってみましょう。

1軍登板の機会があったマリーンズの投手は、合計17名。 この17名について検証してみましょうか。



まずは、防御率。
順位は、防御率の良い順(昇順)に並べてみました。 登板試合数や対戦打者数などは一切無視です。



1位から3位までは、ブルペン陣が占めました。
1位が昨日サヨナラホームランを被弾したシコースキーというのもちょっと皮肉な感じがします。 先発陣の1位(全体4位)となるのは、真エース・唐川。 ここまでが防御率3点未満。
3点台になると、渡辺俊介(全体5位)から川崎(全体7位)までの3人。 ここまでが、まあよくやっている、と評価して良い投手でしょうか。 川崎の防御率が何気に3点台まで上がっていたんですね。 まあ、川崎の場合、ランナーがいる場面で登板し、前投手のランナーだけ本塁に帰して降板する、という場面が多々ありましたので、防御率だけで判断しにくい部分がありますけどね。

先発7人衆の残りの5人は、全員4点以上。 ひと頃に比べればだいぶ良くなってきたとはいいながら、これらの先発陣がもし完投したとしたら、打線は最低でも5点は取らないと勝てない、ということになりますので、借金がいつになってもなくならない、というのはしょうがありませんね。。。 せめて先発投手陣の半数上が3点台にならないとねぇ。。。




お次は、登板試合数。 
こちらは多い順(降順)にしております。



当たり前の話ですが、ブルペン陣の登板試合数が多くなっています。
1位は29試合のおっさん伊藤。 良く頑張っていると言っていいでしょうね。 ちなみに12球団で伊藤と同じ登板数以上(29試合以上)の投手は、伊藤を除き7名。 多い順に、34試合の山口(ジャイアンツ)、32試合のシュルツ(カープ)、31試合の越智(ジャイアンツ)・摂津(ホークス)、29試合の星野(ライオンズ)・アッチソン(タイガース)・横山(カープ)となっています。 なにげに、伊藤とアッチソン以外は、リーグAクラスの面々なんですね。
なお、開幕以来ずっと1軍にいるブルペン陣(4名)は全員22試合以上登板となっていますが、12球団全体で同試合数以上投げている投手は37名です。 ブルペン陣酷使、と評される方が結構いますが、言われているほどの登板過多ではなさそうです。



そして、対戦打者数順(降順)をみてもらいましょう。 ついでに、総投球数と1打者あたり平均投球数(総投球数÷対戦打者数)もつけてみました。



当然と言えば当然ですが、先発投手達が上位に来ています。 全員200打者以上と対戦していることになります。 

ここでちょっと上記の表を並べ替えて観て、1打者あたり平均投球数(昇順)にしてみましょう。 実はこちらが本題です。



ECO投球を標榜していた清水が、先発投手の中ではトップとなっています。 対戦打者数が多い割には、1打者あたりの投球数は少ないので、この数値だけ見る限りは「ECO投球」できているということになります。 まあ、他の先発投手と同じ登板試合数なのに対戦打者数が多く、さらに防御率は下から2番目、ということを考えれば、効率が良い投球=好投している、という図式が単純には成り立たない、ということでしょう。 
それに対し、先発投手の中で2・3番手につけているのが唐川と俊介。 二人ともチーム内先発投手防御率1・2位です。 この二人の方が、効率良い投球=好投、という図式に近いかもしれませんね。 
対して、成瀬の効率の悪さが気になるところです。 昨年の数値をまとめていないのでわかりませんが、いかに空振りが取れないか、もしくは、ひっかけさせて凡打、という投球ができていないか、を表しているのではないでしょうか。 粘られてしまっている証拠ですね。。。
粘られている、という意味では、対戦打者数が少ないながらも、古谷の数値の悪さが非常に気になるところです。 多くの方が言っておりますが、1軍では決め手となる球種がない、ということが数値上でも出てしまっていますね。。。



続いては、被安打率順(被安打数÷対戦打者数、昇順)。
その横に補助データとして、被本塁打率(被本塁打数÷対戦打者数)。 この計算式が、野球の世界での呼び方と合っているかは知りませんので、ここだけの呼び方及び計算式だと思って下さい。



被安打率が低い投手の上位は、やはりブルペン陣が占めています。 短いイニングを抑えるために投げるのですから、そうそう打たれていては困りますしね。 また、当然ながら、防御率が高い投手が上位に来る傾向にあります。
例外は小林宏之かもしれませんが、コバヒロの場合、交流戦で中継ぎに回り、2イニング程度のロングリリーフも多く経験しました。 そこで先発時に比べれば遥かに良い投球をしていましたので、かなり数値が下がったんじゃないかと思います。
やはりここでも、唐川の数値の高さが特筆できます。 計算はしていませんが、唐川の場合、与四死球数も少ないので、被出塁率(っていうのか?)はもっと低くなるのではないかと思います。 被本塁打率も低いですしね。
どうしても比べたくなってしまうのが、清水。 被安打率の高さもさることながら、被本塁打率も高い。 ここでも、必ずしも投球数の少なさ=好投、ではない、ということが証明されてしまっています。
ブルペン陣に目を向けてみると、クローザーにシコースキーが抜擢された理由が、圧倒的に低い被安打率を見ると納得いきます。 ただ、昨日サヨナラホームランを打たれたように、ヒットは打たれないけれども、打たれたらホームランになる、という確率がちょっと高いですね。 そう考えたら、被安打率が低く被本塁打率も低い伊藤やコバヒロは、もうちょっと良くなればやはりクローザー適性があるのかもしれませんね。




さて、最後は援護率です。
援護率とは、「ある投手が投げたとき、味方打線がどの程度の得点を取ってくれるかを示したデータ」のことです(出典:Kazmix Worldさん。今回のデータの多くを、こちらからお借りしています♪)。 考え方としては、防御率の逆(1試合(9イニング)投げたとして、その間に味方が何点得点してくれるか)と思って下さい。



今年俊介が投げる時、ぜ~んぜん味方が点を取ってくれない状況ですが、援護率を計算すると露骨にすごい数値が出てきました。 0.64です。 要は、2試合完投して、味方が1点取ってくれればOKってくらいです。 
万が一、このままの援護率だったとして、年間25試合先発登板したとして、全て完封(つまり防御率0.00)でも、どんなに少なくても半分近くは勝ち投手になれないわけです。 こりゃあ参りましたね。 
ちなみに、この酷い数値は、12球団の中でも最高数値です。 下の表をみてください。



対戦打者数200人以上の投手のみで絞りました(12球団で50人)。 おおよその目安として、先発ローテーション入りしている主力投手達ということになります。
上記の表は、その中の援護率ワースト5です。
俊介の値は、ワースト5の中でも群を抜いています。 酷過ぎです。。。 グリン(ベイスターズ)はあまりかばうような防御率ではありませんが、東野(ジャイアンツ)やチェン(ドラゴンズ)も相当可哀そうだと思いますが、やはり俊介のかわいそうさは突き抜けてます。 いじめにも等しいです。

なお、清水の援護率が異常に高いのですが、これは先日の23点がありますので当然の数値です。 ですので、参考数値として、23得点の試合前までの数値も示しておきました。
そうなると、次に援護率の高い大嶺は、もっと勝っていなければならない、ということにあります。 言い方を変えれば、大嶺の時には点をとってやらないと!、と打撃陣が気合いをいれるのでしょうか!?
また、ここでも唐川の優秀さが表わされてしまってます。
唐川の援護率は、さきほどの12球団50名中34番目であり、援護率が低い部類に入ります。 味方があまり点を取ってくれなくても、取ってくれるまで粘れる投球が出来ている、ということかもしれませんね。



ざっと、適当にデータを拾って述べてみましたが、それなりに面白い数値が出ていたのではないかと思います。
いろいろな見方で、いろいろな数値をつかむことができますが、こういった楽しみ方も野球を楽しむ一つかもしれませんね。




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さて、明日からはギガントとの戦い。
スワローズ戦でたくさん出た膿をきちんと出しつくし、きちんと修正できていれば良いのですけどね。 とにかく、打線がつながること! これのみです! 

ちゃんと打って(守って)くださいね、野手の皆様!