goo

キャスト紹介<高乃麗編>

2010-02-07 04:50:05 | Weblog

さて

いよいよ稽古場での稽古も明日

というか、今日で最後です。


振り返るとあっという間ですね。

皆と共に全速力で駆け抜けた感じです。

そして芝居は

一日毎に確実に良くなっております。

毎日何らかの新しい発見があります。

これはきっと千秋楽まで続く事でしょう。


そして残念ながら

この<キャスト紹介>シリーズ、

初日開くまでに全員を書き終える事は

ちょっと厳しそうですね。

石井の紹介をカットするとか

そういう荒技を使わないかぎりね。

何せ起きてる時間は何かしらの作業をしてるのでね。

ブログを書く時間を作るには

睡眠時間を削るしかないわけですから。


ま、でもね。

素晴らしい人達が揃ってるだけに

一人でも多くの人を紹介したいのでね。

行けるとこまで頑張ってみます。


という事で

今回紹介させて頂くのは高乃麗さんです。

<サクラ大戦>等、声優で御活躍されているのは勿論、

リマックスという事務所の社長さんでもいらっしゃいます。


僕と麗さんの出会いはですね。

多分麗さんは覚えてらっしゃらないと思いますが、

10年程前の<ターンAガンダム>という

僕のアニメデビュー作品で御一緒させて頂いたのが最初でした。


何せ僕は初のアニメの現場。

右も左も分からず、

専門用語が何のこっちゃ分からず、

どのマイクに入って良いのかも分からないといった感じの

ペーペーオブペーペーでした。

あの、今をときめく福山潤ですら

そんな感じでしたからね。


そんな中、

シリーズの途中から颯爽と登場された麗さん。

実にカッコ良かったです。

プロとはこういう人を言うんだなと

感心しきりでした。


帰りの駅のプラットホームでバッタリお会いしても

畏れ多くて話しかけるのを躊躇するほどでした。

今の僕からは想像出来ないでしょうけどね。

そのくらい威厳がございましたし、

僕もその頃相当シャイだったのでね。


その現場では、

挨拶をさせて頂くくらいで

おそらく会話らしい会話はしておりません。

そのくらい雲の上の存在の方でした。


その後ちょいちょい色んな現場でお会いし

少しだけ会話させて頂くようになってはおりましたが、

本当にちゃんとお話させて頂いたのは

じつはこの舞台のオファーの時でした。

高円寺にある喫茶店での出来事だったと思います。


その当時、頭の中では

四姉妹がアイドルを目指すという

今回の舞台の設定は既にありました。

そしてその母親となる存在の必要性も

既に感じておりました。


女手一つで四姉妹を育てるという

芯の強い感じの母親の必要性をね。


僕の頭の中で真っ先にある方が浮かびました。

そう・・・

麗さんです。


何というか

イメージにぴったりでした。

演技力は勿論、

存在のでかさ的なところでね。


この役は何と言いますかね。

肝っ玉母さん的と言いますかね。

言葉遣いが汚くとも嫌な感じに聞こえない、

迫力の中にも繊細さが必要とされる

非常に難しい役でございます。


ただ、麗さんをイメージした時

割と簡単に合致したのでね。

後は

麗さんさえOKしてくれればという感じでした。

ありがたい事にその場でOKを頂きました。


その瞬間、

この作品の骨格となるべき存在を得たな

という手ごたえみたいなものを感じました。


稽古に入ってからは、

それが間違いでなかった事を確認するのみでした。

まさにプロの仕事をして頂いております。


そして勿論ね。

麗さんファンの方が狂喜乱舞するようなネタも

ちょいちょい仕込んでおりますよ。


ま、とにかく

僕が大先輩である麗さんに演出をつけるという

非常におこがましい感じの状況にあるにも関わらず

嫌な顔一つせず

僕の要求に応えようとしてくださる姿勢に

恐縮すると共に

多大なる感謝の念を覚えております。

正直言いまして、

プライドばかり高いベテランさんの扱いが一番苦労するのでね。

現場の空気も重苦しくなりますしね。


そういう意味では、

麗さんの稽古場での居方は素晴らしく

僕は本当に助かりました。

若手達に変なプレッシャーを与える事もなく

御自分の仕事を全うするという

まさしく<真のプロフェッショナル>でした。


皆様・・・

プロの仕事っぷりを楽しみにしててください。


そして・・・


麗さんが生まれて初めて身に着ける


○○○○衣裳!


度肝を抜かれる筈です。


レア度は半端じゃございません。


皆様がどよめく姿が目に浮かびます。


どうぞお楽しみに!

goo | コメント ( 7 ) | トラックバック ( 0 )