goo

旅行記出雲編7<恋の行方>

2009-10-28 21:01:30 | Weblog

出雲大社参拝という

この旅のメインイベントは無事成し終えたわけですが、

他にも行きたい所は沢山ありました。

ただ、僕には

今日中に発たなければならないという

<時間との戦い>もありました。

行ける場所は限られております。


超うまい<しまね和牛の霜降り>を食べ終えた僕はその足で

近くにある

出雲阿国の墓

に行ってみる事にしました。


日本史の時間に習ったかと思いますが、

出雲阿国という人は安土桃山~江戸期の女性で

歌舞伎の始祖とされる人であり・・・(以下Wikipedia参照)。


とにもかくにも

一応芸能の世界に携わってる身と致しましては

ここはお参りしとくべきだと考えたわけです。


階段を上って高台に着くと

いくつものお墓がありました。

割とどれもが現代風(?)のお墓でした。

その中に一つだけ

異様な雰囲気を醸し出してるお墓がありました。

古い大きな石が置いてあるだけのお墓です。(写真参照)


それが<出雲阿国の墓>でした。


しばし手を合わせ

遠き時代の阿国の<かぶき踊り>に思いを馳せ、

貴女のような<人を楽しませる存在>でありたいと

心に誓うのでありました。


墓参りを済ませた僕は、車を発進させ

次の場所へと向かったのでありました。


スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治した後、

イナタヒメノミコトと愛を育んだ場所であるという

八重垣神社

に行きました。

ここには

<面白い占い>があるというので

早速やってみる事にしました。

<鏡の池占い>と言いまして

境内奥の森にあります<鏡の池>という池に

占いの言葉が書かれた和紙に硬貨を乗せ、

それが15分以内に沈めば近い内に良縁に恵まれ、

それ以上かかってしまったら良縁はまだ先という

面白くもあり、また何ともシビアな占いであります。


早速、社務所で占い用紙を購入し

森へと向かいました。

森に入ると、うっそうと茂る木々が幽玄な雰囲気を醸し出し

一気に静寂が訪れました。

しばらくして<鏡の池>に着くと

先客がおられました。

若い女子二人組

であります。

年齢は二十歳位といった感じでしょうか?

二人でキャピキャピ言いながら

紙が沈むのを待ってるようです。


そこに一人の中年男が

占い用紙を手にして現われたわけです。


彼女らは

見てはいけないものを見てしまったような顔をし、

話し声もヒソヒソした感じのトーンに変わりました。


正にこれを

アウェイ

と呼ぶんでしょうね。


この状況で

占い用紙を池に浮かべる勇気が

僕にはありませんでした。


ちょっと離れた所に座り

彼女らが終わるのを待ちました。


しばらくしても中々終わりません。

彼女らの紙はまだプカプカ浮いております。


「待てよ。」


ふと思いました。


「彼女らがとんでもなく晩婚タイプの人達だったらどうしよう?」


ただでさえ時間に追われているのです。


「ここで15分以上、阿呆みたいに時間を潰していいのだろうか?」


自分に問いかけました。


「いや、いい筈がない!」


すぐに答えが出た僕は、

勇気を出して足を一歩踏み出してみました。


一歩づつ池の傍に近付く僕。

彼女達もそれに気付いたようです。


何だか

ワケの分からない緊張感に包まれております。


ジョジョであるならば


ゴゴゴゴゴ・・・


といった状況であります。


池に辿り着いた僕は

最後の勇気を振り絞り

紙を水面上に置き、その上に百円玉を乗せました。


想像してみてください。


「若い女性二人と中年男一人が池に紙を浮かべてそれを眺めている。」


相当シュールな絵だと思いませんか?


当事者達はもっと大変です。

相変わらず、無駄な緊張感に包まれてます。


「もう帰ろかな。」


心が折れそうになりかけた瞬間、

彼女達の紙が池底に沈んでいきました。


「わー、良かった。」

などと、軽く感想を言い合いながら

彼女達はそそくさと立ち去っていきました。


無駄なプレッシャーからようやく解放されました。


ホッとしながら池に浮かんでる用紙を見ると

「誠実な人と結ばれる。」

という文字が浮き出ております。


うん、とりあえず良かった。


後は時間との戦いです。


・・・


と思いきや!


伏兵が現われました。


カップル登場であります!


「お前さん達。カップルなんだから、もう占わなくていいでしょうに。」


僕の心の中のセリフなんかお構いなく

彼らはズンズン近付いてまいりました。


僕は池からちょっと離れ、石の上に座り

さも読書でもしてるような雰囲気を出しました。


よく見るとそのカップル、

40代位の、割と年齢のいった感じの二人です。


「カップルというか、夫婦なんじゃないの?」


またしても心の中でつぶやいた僕ですが、

二人の会話から察するに、どうも違うようです。


となると・・・


まさか・・・


不倫?!


またしても妙な緊張感に包まれました。


その緊張を切り裂くように

女性の方が言い放ちました。


「ねえ、あれ一つだけ浮いてるよ。可哀想に。」


まさか僕の紙だとは思わなかったんでしょうね。

全然悪気がない感じで言い放っておりました。


するとその直後、

「あ、私の紙もう沈んだ!1分しか経ってないのに!」

と叫んでおります。

横目でチラッと見ると、たしかにもう沈んじゃってました。

そしてあっという間にそのカップル、

腕を組んで楽しそうに去って行きました。


「不倫、近々成就するわけですな。」


勝手な妄想をつぶやいた僕は

本を閉じ、腰を上げ、池に向かいました。


その瞬間!


紙がなくなっとる!


どうやら一瞬目を離した隙に紙が沈んだようです。


紙を浮かべてからおよそ10分。


良かった。


間に合った。



母さん・・・


どうやら俺、近々良縁に恵まれそうです。


ホッと安堵のため息をもらした僕でした。


<つづく>

goo | コメント ( 10 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
 
 
Unknown (くろすけ)
2009-10-28 21:08:49
剛志さん近々ある良縁とはもしや・・・
 
 
 
Unknown (アユ)
2009-10-28 22:28:22
良縁が訪れるとなると、学園祭の企画が本当に成功って事ですかね。
 
 
 
Unknown (moi)
2009-10-28 22:45:10
おめでとう。
今日はこの一言だけ贈らせていただきます。
 
 
 
Unknown (まーとし)
2009-10-29 09:26:41
そんなアウェイには耐えられません。私なら敵前逃亡しますね。本当にお疲れ様でした。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2009-10-29 18:29:12
学園祭の企画成功フラグ・・・
女子大学生の恋人おめ!!兄貴!!!
 
 
 
Unknown (シャーロック・ポアロ)
2009-10-29 22:19:56
良縁、必ず来ますよ。
だって小山さんだから!
 
 
 
Unknown (Zzz)
2009-10-30 01:32:55
ひげ独身が・・・ただのひげになるのかと思うと・・・ううっ
でも恵まれてください!
 
 
 
まさかの… (Unknown)
2009-10-31 06:43:46
ジョジョ!
朝から笑わせていただきましたwww
 
 
 
Unknown (Unknown)
2009-10-31 17:17:19
おめでとうございます
いい報告を待っています
 
 
 
Unknown (しまむら)
2019-11-04 14:47:34
今度島根旅行に行く際に、「たしか、小山さん昔島根いったよなぁ」と思い出し、久々にブログ読み返しました。
やっぱり独身小山さんの文章は哀愁があっておもしろいですね。
この占いも「誠実な人と結ばれる」とありましたね。当たってましたね!
改めましてご結婚おめでとうございます。

僕も占いしてきます。もうすでに既婚ですけどね!
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。