さて、続きです。
<世界遺産>の湯につかり
体がポッカポカになった僕は、(ま、夏だから元々ポッカポカでしたけどね)
次なる目的地に向かいました。
本日の最終目的地
<熊野那智大社>であります。
駐車場に到着したのが夕方4時頃。
殆どの方が、参拝し終えて帰るところでした。
僕は急いで石段を駆け上がりました。
途中にある何軒もの土産屋には目もくれずにね!
勢い良く駆け上がったのは良いが
この石段・・・
結構長っ!
スクワットとかして鍛えてるとはいえ
そこは39才(独身)。
境内に到着する頃には
もうハァハァですぜ(not性的な意味で)。
例のごとく、舞台の成功と結(以下略)のお願いをし
無事参拝を終えました。
しかし!
ここにはもう一つ凄いスポットがあるのです。
落差133メートル、幅13メートルという
日本最大の滝
那智の滝!
夕暮れとはいえ
ここをスルーするなんざ
僕には到底出来るはずもなくてですね。
<熊野古道>特集の旅番組を観てて
一番行きたいと思ったのはここですしね。
急いで向かいました。
そしてやがて現れました。
滝!
これぞ、滝!
ビバ、滝!(&翼!)
凄い光景でした。
思わず叫びそうになりました。
「フォー!」(古)
とね。
勿論控えましたよ。
こう見えて・・・
TPOをわきまえられる子(39才)なんでね!
吸いつけられるように滝の側に近付くと
何やら受付のような所(?)がありまして、
<お滝拝所>入場300円と書いてあります。
どうやら<お滝拝所>という
より滝に近付けるポイントがあるらしいのです。
受付は16時半までとの事で
時計を見ると
16時35分!
・・・アウトです。
・・・ギリでアウトです。
でもね。
ここまで来て引き返すのもあまりに切ないのでね。
駄目元で聞いてみる事にしました。
もし
「いや、それはちょっと・・・」
と言われたらね。
「実は僕、東京から来まして(中略)、車で寝泊りしながら(中略)、
39なのに独身で(以下略)。」
・・・延々とね。
身の上話をする覚悟でした。
凄い決意を胸に受付に向かいました。
ひげ独身「あの~、お滝拝所に行きたいのですが・・・」
受付の人「あ、いいですよ。早目に戻って来てくださいね。」
え?
意外なほどあっさりオッケーが出ました。
ありがとう!受付の人!
受付の方のご好意により
僕は滝の側に近付く事が出来ました。
しかも・・・
貸切状態!
そこにあるのは・・・
滝と僕
二人だけの世界でした。
滝音はまるで
神の呼吸音のようでしたし、
その姿はまるで
天に昇る龍が如くでありました。
・・・実に神聖な時間です。
この二人の神聖な時間をね。
どうにかカメラに納めたくてですね。
色んなアングルで撮ってたんですが、
いつのまにか・・・
面白ショットに夢中でした。(写真参照)
これが中々難しくてですね。
何せ自分の方にデジカメを向けて撮りますから
勘でやるしかないわけでしてね。
何枚も何枚も夢中で撮ってるとそこに!
「あの~、そろそろいいですか?」
と先程の受付の人が!
なんか・・・
恥ずかしっ!
滝に打たれてる感じの表情作ったりして写真撮ってるとこ見られたの
恥ずかしっ!
「あ、すいません。」
退散するように僕はその場を離れました。
おそらく僕の頬は・・・
ほんのり赤かったのではないでしょうか?
初めて告白したあの時のように!
ま、何はともはれ
本日の目標・・・
無事達成致しました!
その後、勝浦に向かい
水揚げ量西日本一というマグロの寿司を食べ(勿論回る所で)、
再び温泉に入り
その辺の空き地で寝ました。(物凄い省略)
いよいよ明日
<あの場所>
へ行きます。