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ご報告

2012-07-24 01:13:33 | Weblog

結婚式が終わってから二週間程しか経っていないのに
このような報告をせねばならないのは
非常に心苦しいかぎりではありますが、

本日7月23日、
私の母が他界致しました。

享年68歳でした。

数年前に突然、白血病を発症させて以来
病気と戦ってまいりましたが、
本日ついに力尽き、天国に召されました。

病を発症させる以前の母は
それはそれは元気な人でした。

バレーの選手として様々な大会で活躍し、
60過ぎてもママさんバレーの現役選手でした。

僕や弟、そして親戚一同は
「この人は絶対100歳近くまで生きるに違いない」
と口を揃えて言う程、元気な人でした。

病を発症させた後も一度は克服したのですが、
残念ながら再発させてしまいました。

こういう状況でしたので、私は
結婚式を執り行う事を躊躇していたのですが、

「私の事は気にせず、結婚式だけはちゃんとやり遂げなさい。
 式が終わるまでは死にゃあせんから。」

という母の一言に背中を押され、
結婚式の準備を進める事にしました。

本人もギリギリまで参加する意思はありましたが、
やはり体調が思わしくなく
欠席せざるを得ませんでした。

結婚式を無事終えた翌日、母に電話をしたら

「親戚の人達みんながいい式だったって言っとったよ!
 よう頑張ったね!」

と、ここ数年で一番元気な
明るい声で労ってくれました。

結婚式の模様を収めたDVDを
いち早く母に見せたくて、
式場の方に頼み
急いで仕上げてもらう事にしました。

出来上がりの報告を受けた私は
すぐに式場に向かい
DVDを受け取り、
その足で高速道路に乗り
母のいる愛知県の病院に向かいました。

帰郷途中、神社でお参りをしていたところ
弟から「母の容態が悪化した」との連絡が入りました。

雨の中、そして大渋滞にはまりながらも
急いで病院に向かいました。

私が着いた頃には、母は苦痛に顔を歪め
息をするのがやっとという状態でした。
とても結婚式のDVDを見せれるような状況ではありませんでしたが、
何とか写真だけは見せる事が出来ました。

母の手を握り、一言二言交わした後、
苦痛を和らげる為の薬を投与してもらいました。

しばらくは苦しそうな呼吸をしていた母も
徐々に意識を失うような感じで眠りへとつきました。

それでも、時折うめき声をあげ、
何の意思表示なのかはわかりませんが
手を我々の方へ差しのべていました。

その手を握り、語りかけるも
母はもう言葉を発する事はありませんでした。

二日間程病院に寝泊まりし、
弟や親戚の方々と交代交代で看病をしていたのですが、
仕事の為昨晩東京に戻りました。

そして今日、仕事を終えた一時間後位に
弟から電話がありました。

「お母さんが亡くなった。」

と。

覚悟していた事とはいえ
やはり茫然自失になりました。

正直、今現在
こうしてブログを書きながらも
まだ現実として受けとめられておりません。

明日再び帰郷し、
明後日がお通夜、その翌日がお葬式という事になりそうですが、
もしかすると、それが終わるまでは
実感が湧かないかもしれません。

こういう事になり
各現場に迷惑をかけております。

特に事務所には、
二週間前はお祝い事、そして今は弔事と
色々と仕事の調整をしてもらい
迷惑をかけっぱなしでございます。

僕も次から次へと大きな出来事が続き、
精神的に疲労困憊の状態であります。

しかしながら、色んな事が起こるのが人生。

起きてしまった事は何であれ受け入れねばならない事も、
辛い出来事は時が和らげてくれる事も
頭では分かっています。

それにしても改めて思いますが、
僕の中で母の存在は大きかったようです。

母に褒めてもらいたくて
色々と頑張ってきたような気すらします。

これから先、
母に褒められる事はもう二度とございませんが、
それでも頑張っていかねばなりません。

天国で再会した時に褒めてもらえるよう
頑張っていかねばなりません。

薬を投与された後、
薄れゆく意識の中でしたので
届いたかどうか分かりませんが、
手を握りながら母に言いました。

「お母さん、今までありがとう。

 俺はあなたの子供で本当に良かったよ。」

それを最後に言えた事が、

僅かではありますが
僕の救いとなっております。


長文、失礼致しました。


平成24年7月23日  小山剛志
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結婚式!

2012-07-11 01:16:41 | Weblog
久しぶりのブログ更新となってしまいました。
その分、かどうかは分かりませんが、
これから物凄く長い文章を書きます。

ツイッターの方http://twitter.com/_higetter_
では既に記しておりますが、
7月8日日曜日、
私達夫婦は都内某所で結婚式を挙げました。

同日に披露宴、結婚パーティーも執り行ったわけですが、
本当に沢山の方々にいらして頂きました。
何とか無事に終わった今
心よりホッとしている次第であります。

思えばこの数ヶ月ずっと、
仕事の合間を縫って
この日の準備に取り組んでおりました。
正直、これ程大変だとは思いませんでした。

会場選びから始まって
招待状の作成、切手貼り、招待状の郵送、
招待者の返事待ち、席の並び順決め、
料理、引き出物、プチギフト等のチョイス、
タキシード、ドレス選び、
お色直しの為のタキシード、ドレス選び、
入場曲、退場曲を始めとしたBGMのチョイス、
二人の生い立ちから出会い、
そして結婚に至るまでのプロフィールビデオの作成、
スピーチ、歌等、余興をしてくれる方への依頼。

ざっと思い出しただけでもこれだけの事を
全て自分らでやらねばなりませんでした。

中でも、誰を呼ぶ呼ばないとかに
非常に気を使いました。

会場の都合上、呼びたい人を全員呼べるわけではないのでね。
この人を呼びたいのだけどこの人を呼んだら
このグループの人全員呼ばないと失礼になるので
呼ぶのを断念しようだとかね。

ま、でも所詮
友人知人全員に失礼のないようになんてのは不可能なんでね。

「何で俺を呼ばなかった?」とツッコマれたら
ただひたすら謝るしかないですけどね。

てな感じで準備は実に大変でしたが、
何とか挙式当日を迎えました。
心配していた雨も上がり、
日差しも強くなくちょうどいい気候で迎えられたのは
本当にありがたかったです。

僕も妻も勿論初体験という事で、
教会の隣の部屋で軽く式のリハをやったのですが
結構細かい段取りがあって若干テンパリました。
ま、でも本番はスタッフさんの導きもあり
それなりに堂々とやれたかなといった感じです。

神父さんが中々面白い人でね。
キッチリ進行しつつ、合間合間で
僕らにだけ聞こえるような音量で
語りかけてくるのです。

「オヨメサン、スゴクキレイデスネ。」

とか

「オヨメサン、ハマサキアユミ二ニテマスネ。」

とかね。

この神父さんのおかげで
だいぶリラックス出来ました。

無事に式も終わり、
教会の外で写真撮影やブーケトス等が行われました。

未婚女性のみが参加したブーケトス。
僕としては、年齢的な事もあるので(笑)
是非とも中村さんに取ってもらいたかったのですが、
残念ながらブーケは
無情にも中村さんの頭の上を越えて行きました。

必死に取ろうとした中村さん、
勢い余ってその場でおコケになられておりました(笑)。

そんなホノボノとした感じで時は過ぎ、
やがて披露宴へと移りました。

会場の照明、音響を駆使した渾身の入場シーン。
僕らの入場直前、
ちょうどトイレから戻ったジョイが会場に入った瞬間に大拍手(笑)!

いきなり面白い感じで始まった披露宴でしたが、
ウチの藤崎社長の素晴らしい主賓挨拶、
アチラの小原社長の素敵な乾杯のご発声により
段々と格調高い感じになってまいりました。

それにしても、噂には聞いておりましたが
新郎新婦って料理を食べるタイミングが本当にないですね。
せっかくのフランス料理でしたが、
僕の分は殆ど声優兼フードファイター(笑)の
明坂さんに食べてもらいました。

お色直しを終えた後はいよいよ余興タイム。
トップバッターは、歌といえばやはりこの人・・・
Suara!

僕のリクエストで「ハナミズキ」を歌ってくれました。
出番前は若干緊張ぎみだったけど
そこはさすがプロ!
素晴らしい歌声を披露してくれました。

続いては何と!あの・・・
和泉元彌さん!

目の前で祝言の小謡を披露して下さったのですが
それはそれは凄いド迫力!

そして何だか物凄くいい人!
報道されてる感じと全然違う
めっちゃいい人でした。

最後は嫁自ら自分の持ち歌「それが愛でしょう」を歌い
余興タイムは終了したのでありました。

その後は恒例の、花嫁からの手紙、僕の締めの挨拶等があって
披露宴が終わるのですが、
途中のお義父様のご挨拶が中々の破壊力でした。

「皆様、本日は~」的な感じで話し始めるのが普通なのでしょうが、
お義父様は
歌から入りました。

勿論アカペラです。
しかもほぼフルコーラス歌われました。

何の歌だったのかは正直分かりませんでしたが、
僕らを祝福してくれてるような内容であった事は
間違いございません。

そんな素敵な披露宴が行われた一時間後、
友人知人総勢200人にも及ぶ
結婚パーティーが行われました。

お忙しい方々ばかりなのに
声優界、アーティスト界、俳優界、麻雀界を始めとした
様々な分野から沢山の
錚々たる面々が集まって下さいました。

司会を石井とジョイにやってもらい
チェキッ娘の皆さん、馬場さん、鷲崎さん、某大物声優らに
スピーチをして頂きました。

そして何といってもこのパーティーの目玉は
ライブコーナーでした。

トップバッターは僕が大ファンである
bless4!

披露宴のお色直しの時の入場曲として
使わせて頂いた程好きな曲
「夢つむぎ」
そして
「創聖のアクエリオン」
を歌ってもらいました。

リハなしであれだけのパフォーマンスをやってのける
bless4はやっぱり凄いアーティストです。

続いてはチッヒーこと
米倉千尋さん!

これまた僕の大好きな曲
「嵐の中で輝いて」を歌ってくださいました。

さすがチッヒー、
MCを含め会場を煽って、大いに沸かせてくれました。

続いては何と!
井上あずみさん!

あの!「君をのせて」を歌ってくれました。
「天空の城ラピュタ」のあの名曲です。

しかも今回特別に
バイオリニストのソンイルさんと一緒にやってくださったので
そのレア感たるや相当なものでした。
勿論歌も素晴らしく会場全体が聴き惚れておりました。

そしてライブコーナーの締めは
素晴らしいアーティスト達の後で恐縮ではございましたが、
私達夫婦がデュエットで「南風」をやらせて頂きました。

皆様に盛り上げて頂き
ライブコーナーも無事、そして盛大に終了しました。

最後に僕の挨拶で締め
パーティーが終わったのが22時位でした。

こうして長い長い一日が終わりました。
式が始まってからほぼぶっ続けで10時間程。
終わった頃にはさすがにかつてない程の疲労感を
味わっておりました。

式の準備から考えると、
この一大イベントに費やしたトータルの労力は
相当なものだと思います。

ただ、これをやるに当たって
本当に沢山の方の協力を得ました。

忙しい中、駆けつけてくれた皆様、
スピーチ、歌の披露など快く引き受けて下さった皆様、
本当にありがとうございました!

そして
沢山の「おめでとう!」の言葉。

大変ではありましたが、
今では、やって良かったと思っております。

ただ・・・

もうやりたくねえっす。

結婚は一度で充分っす。


小山剛志
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