湖山池の冬の風物詩『石がま漁』が1月27日(日)に行われました。
石がま漁は江戸時代から伝わる湖山池独特の漁法で、厳寒の冬の時期に行われてきました。これは石の隙間などで冬を越すフナの習性を利用したもので、池の中に積み上げられた石積み(石がま)に入り込んだフナを石がまの上から棒でつき、胴かんと呼ばれる木箱に追い込み、最後は網ですくい取ります。
このような漁法は全国的にも例がなく、鳥取県の無形民俗文化財に指定されています。かつては湖山池全体で86基の石がまがあったと記録にありますが、現在使用できる石がまは三津地区の4基のみとなっています。そこで、伝統文化である『石がま漁』の保存を目指し、三津地区で毎年開かれる「石がま漁祭り」で漁の再現が行われています。