みなさん、夏を満喫されているでしょうか?
一時期の35度を越えるような猛暑が一段落して
最近はちょっと過ごしやすくなりました。
でも、来週にはまた暑くなる予報が出ています。
気を抜かないで、熱中症・夏バテ予防に心がけてくださいね。
ところで、『とっとりまんがドリームワールド』には
お出かけになったでしょうか?
鳥取会場はコカ・コーラウエストスポーツパーク内の
鳥取県立体育館で絶賛開催中です。
連日にぎわっているようですが、
湖山池情報プラザでも野外ブースを設けて
パネル展示等行っています。
スタッフの常駐はできませんが、
お越しの際にはちょっとのぞいて見てください。
ここでちょっと湖山池の現状についてレポートします。
先月7月30日(月)以降、湖山池の水が赤茶色に濁る
現象が続きました。もっともひどかったのが8月2日で、
湖山池全体が赤褐色に見えました。県に問い合わせたところ
植物プランクトンの大量発生による、いわゆる赤潮との見解
でした。現在は徐々に回復し透明度もやや改善されています。
(8月3日の湖山池)
(8月11日の湖山池)
赤潮は一般的に海で起こる現象ですが、
汽水(淡水と海水が交じり合った)湖でも発生します。
湖山池ではこの春から汽水化をめざし、湖山川水門を開放して
海水を入れ始めました。現在の塩分濃度は目標の3000~
5000ppmに達し、昨年まで問題になっていたヒシの大繁茂や
アオコの発生は抑えられました。しかし今回発生した赤潮により
湖山池の根本的な水質問題が明らかになったように感じます。
単純に汽水化しただけでは赤潮は発生しません。
最大の要因は、やはり池の富栄養化にあると思います。
富栄養化とは池に流れ込む生活排水などにより、池の水に
多量の栄養分が溶け込んでいる状態です。この栄養分により
植物プランクトンが大発生した状態が赤潮です
(逆に淡水ではアオコの発生の原因になります)。
先日中学生のみなさんが湖山池の水質を調べたいと
情報プラザにいらっしゃいました。赤潮についても感心を
寄せてくれて、いろいろ調べてくれることと思います。
みなさんにもこれを機に、湖山池の水質問題について
ちょっとだけ考えるキッカケにしていただけたらと思います。
(岡田)