人は精神から老いていく。 ねえ、何歳から老人というんだろう。新しいシニアを目指して素敵に老いる力を

新しいシニアを目指して素敵に老いる。高齢社会というけれど、高齢者が何を考えているかわかりますか?老いる力と幸せを考える

箱根阿弥陀寺の琵琶演奏

2019-10-26 07:41:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

シニアの学びで、平家物語を読んだ。

学びの延長線上で現代の琵琶法師から平家物語の琵琶の音色を聴くことになった。

箱根の阿弥陀寺に行った。箱根もまた台風の傷跡がすごかった。

だから、いろいろな思いをこめながら、険しい上り坂参道を登って行った。



1604年木食遊行僧弾誓上人が開いた箱根阿弥陀寺。

徳川十四大事将軍家茂に嫁いだ皇女和宮と深いゆかりのある箱根阿弥陀寺。

賽銭箱にも徳川家の家紋と同じ三つ葉葵が使われている箱根阿弥陀寺。

そこに水野賢世という名物和尚がいた。




祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。


沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。


おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。


たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。


・・・・・

祇園精舎の鐘の音は、諸行無常の響きがある。

沙羅双樹の花の色は、盛んな者も必ず衰えるという物事の道理を示している。

おごり高ぶっている人の栄華も長く続くものではなく

まるで覚めやすいと言われている春の夜の夢のようである。

勢いが盛んな者も結局は滅亡してしまう、まったく風の前の塵と同じである。





今日も人が訪ねてくる


その時 私にできること


ありのままを受けとめて


それから


励ましと


少しのヒントをあげること


それが私にできること
(くろほとき)




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一つが終わり 一つが始まる

2019-10-25 05:31:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

「シニア」という言葉を辞書でひくと、「年長者、上級生、上級者」と書いてあります。


「シニア層」という言葉を辞書でひくと、「年長者の年代、世代を指す語。特に中高年や還暦以上の高齢者世代を広く指す語」書いてあります。


しかし、私たちは、そういう規定を別にして、50歳を超えれば、みんなシニアと呼んでいます。


そして、若いシニアを、ヤングシニア、もっと歳をとっているシニアを、オールドシニアと呼んでいます。


(もっともっと歳をとっているシニアは、オールド・オールドシニアです。)



シニアの中には、寝たきりで介護を要するシニアもいます。


反対に、バリバリ元気なシニアもいます。


だから、シニアという言葉は広すぎて、結構あいまいで、正確に特徴を表そうとすると、大変困る言葉です。



シニアのなかでも、介護を要しない元気なシニアを「アクティブシニア」と呼んでいます。


ただ、介護を要しなければ、誰でもアクティブシニアかというと、そうではありません。


アクティブシニアとは、次のような特徴を備えている人たちを言います。


○戦後教育を受け、高度成長期を経験している世代。

○ライフスタイルにこだわりを持ち、独自の価値観を持っている。

○生涯現役志向が強く、経験豊富で優れた価値判断力を有する。

○仕事に趣味に意欲的である。


これは、団塊の世代を中心とする人たちで、

「ニューシニア」とも呼ばれ、自分なりの新しい価値観を持つ元気なシニアです。


彼らは、子ども時代に、民主主義や欧米文化の影響を強く受け、封建的な日本から解放された最初の世代だとも言えます。


青年期には、受験競争や学生運動の影響を受け、社会に出てからは、「会社人間・仕事人間」として生きてきました。


また、「ニューファミリー」と言われる家族構成を形成してきました。

(ニューファミリー・・・・ベビーブーム以降に生まれた世代の夫婦がつくる「夫婦と子どもだけで構成する家庭」。マイホーム志向。友だち同士的夫婦。ファッションに敏感。)


そういう彼らが歳をとって、「アクティブシニア」になったのです。


独自性・革新性・多様性を持った彼らは、新しいセカンドライフを展開しています。


今の日本には

寝たきりで介護を必要としているシニアと、元気バリバリなシニアの両極端に位置する高齢者たちがいます。


この両極端に位置している高齢者の現在や未来を


誰が、どうつくり上げていけばよいのか、ということが日本人の大課題なのです。


共に手を携えて、共に幸せをつくり上げていく時代に突入したのです。




〈秋深いバラの前で〉

一つが終わり、一つが始まる

それは 季節であったり

ある日のことであったり

仕事であったり、いろいろだけれど


その繰り返しの中で

私もひたすら私らしく輝こうとしている


無意味や無駄に思えることもたくさんあるけれど

自分を信じてひたすら歩いて行く
(くろほとき)




・・・・・
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シニアの輝き (昨日の富士山)

2019-10-24 06:50:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ


あなたは、次の言葉をいくつ説明できますか?

*高齢者

*前期高齢者

*後期高齢者

*平均寿命

*日本人男子の平均寿命

*日本人女子の平均寿命

*江戸時代の平均寿命

*平均寿命が伸びたメリット

*平均寿命が伸びたデメリット

*健康寿命

*シニア

*ヤングシニア*オールドシニア

*アクティブシニア

*スマートシニア

*高齢者の居場所

*高齢者の雇用

*高齢者の学び

*高齢者の生きがい


正確に言える人は、結構少ないです。


若い人にとっては、「あまり関係ないな」ってことになるし、歳をとった方でも「知らなくても生きていけるわ」ということになってしまうからでしょうか。


しかし、少し視点をかえて考えてみると、これらの言葉の表す意味は、今の日本人にとっては、無視できない大課題なのです。




世の中にお年寄りが増えるということは、


老若男女を問わず、どのように生き方の変更を迫られるのかということにダイレクトにつながっています。


今日は、平均寿命のことを考えてみます。


平均寿命というのは、

生まれたばかりの赤ちゃんが、平均するとあと何年生きられるか、という数値を言います。


その数値が、日本人の場合、

男性が、81.25歳で世界3位

女性は、87.32歳で世界2位なのです。


およその平均寿命は、男性が81歳、女性が87歳ということになります。


これは、すごい数字です。


男性の81歳は、60歳で定年退職してから、まだ21年もあるのです。

女性は、27年もあるのです。


その長い長い月日を、私たちはどう過ごせばよいのでしょうか?


よく少子高齢化と言いますが、高齢化について考えてみますと、


①現在、日本の人口の28.4%が65歳以上です。


②それが2020年には29.1%になります。


③2040年には36.1%になって、


④2060年には39.9%にもなるのです。


とにかく、ものすごい現実です。


世の中が変わります。


当然、考え方も変わります。


というより、考え方を変えなければならなくなります。


文部科学省のHPを見ると、

人生80年ではなく、もうとっくに「人生100年」と書いてあります。


長い長い人生後半を、どう生きるか、ということは、日本人の大課題なのです


だから、koureibunka なのです。




雨が降る

ざんざか降る

野原にも家の屋根にも

咲き出した花々にも

ざーんざん降る

私の心にも

あなたの胸の中にも

雨が降る


雨の中に立っていると

私の汚いものが

ずるずるぼとぼと流れ落ちて


涙も哀しみも

足元に流れ落ちて

離れていく


でも、まだ死ねないから

雨を突っかい棒にして

今日も生きる


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合言葉は、「生きて行く私」

2019-10-23 05:28:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

宇野千代の幸福を求める言葉メモ


病気になったら、私が一番最初に気をつけることは何かというとそれは、どこの病院に行こうか、ということではなく、なんの薬を飲もうかということでもなく、1日中、病気のことで頭をいっぱいにしないこと。


これは、宇野千代の名言です。

宇野千代の没年齢は、98歳。

おはんの作者。(1897年〜1996年)


宇野千代著作のタイトルには、肯定的なものが多い。


幸福 
幸福人生まっしぐら 
幸福を知る才能 
私は幸福昔もいまもこれからも 
しあわせな話 
倖せを求めて生きる 
生きる幸福 老いる幸福


当然、残す言葉も肯定的。


行動することが生きることである。


夢中で生きることが、生きていく目的。


一歩を踏み出した人間には、すでに過去は消え目の前には、洋々たる道がひらけてくるのです。


80歳を越えてから綴った自伝的随筆に


「生きて行く私」がある。


このタイトルがすごい。

80歳を越えても「生きて行く」と名づける精神がすごい。


(生きて来た私ではなく、
          生きて行く私)



文頭の言葉を少しだけ変換すると


シニアになったら、私が一番最初に気をつけることは何かというとそれは、ああ歳を取って嫌だなあなんて思うことでもなく、なんのアンチエイジング薬を飲もうかということでもなく、1日中、歳を取っている自分のことで頭をいっぱいにしないこと。



田舎には聖者がいます

峠に行くと会えます

今朝はあぜ道を歩いていました

今は木の上で休んでいます

いい声です

いい匂いです

聖者が街にやってきたというのがありますが

あれは、街には聖者がいないよ、という表現です

聖者は田舎にいます

たまーに、街に行くことがあります

今日は聖者の水曜日です
(くろほとき)



新潮日本文学アルバムから引用)

歳を取っちゃった、なんてぐじぐじしないで、今日も前を向いて!

・・・・・

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くじけないで 朝はかならずやってくる

2019-10-22 06:28:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

九十八歳でも

 恋はするのよ

 夢だってみるの

 雲にだって乗りたいわ
(柴田トヨ くじけないで)


この言葉は、詩人柴田トヨが98歳の時に発した言葉。柴田トヨは、98歳で詩人としてデビュー。(2013年没)


この言葉を読んだ、やなせたかし(アンパンマンを描いた漫画家 2013年没)は、次のようにさけんだ。



「ぼくもそうだ」  



98歳の詩人の言葉に、同年代の漫画家がエールをおくる。なんて素敵な光景なんだろうか。


柴田トヨは、こんなことも言う。


「人生、いつだってこれから。

だれにも朝はかならずやってくる」


 一人暮らし二十年。私しっかり生きてます。




東日本大震災の時のメッセージ


「被災者の皆様に」

 あぁ なんという
 ことでしょう
 テレビを見ながら
 唯 手をあわすばかりです
 皆様の心の中は
 今も余震がきて
 傷痕がさらに
 深くなっていると思います
 その傷痕に
 薬を塗ってあげたい
 人間誰しもの気持です
 私も出来ることは
 ないだろうか? 考えます
 もうすぐ百歳になる私
 天国に行く日も
 近いでしょう
 その時は 日射しとなり
 そよ風になって
 皆様を応援します
 これから 辛い日々が
 続くでしょうが
 朝はかならず やってきます

 くじけないで!

 (柴田トヨ)

  



『私たちは柔軟な心を持つかぎり、

何歳になっても

新しい挑戦を始めることができる。』
(くろほとき)
    

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