人は精神から老いていく。 ねえ、何歳から老人というんだろう。新しいシニアを目指して素敵に老いる力を

新しいシニアを目指して素敵に老いる。高齢社会というけれど、高齢者が何を考えているかわかりますか?老いる力と幸せを考える

合言葉は、「生きて行く私」

2019-10-23 05:28:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

宇野千代の幸福を求める言葉メモ


病気になったら、私が一番最初に気をつけることは何かというとそれは、どこの病院に行こうか、ということではなく、なんの薬を飲もうかということでもなく、1日中、病気のことで頭をいっぱいにしないこと。


これは、宇野千代の名言です。

宇野千代の没年齢は、98歳。

おはんの作者。(1897年〜1996年)


宇野千代著作のタイトルには、肯定的なものが多い。


幸福 
幸福人生まっしぐら 
幸福を知る才能 
私は幸福昔もいまもこれからも 
しあわせな話 
倖せを求めて生きる 
生きる幸福 老いる幸福


当然、残す言葉も肯定的。


行動することが生きることである。


夢中で生きることが、生きていく目的。


一歩を踏み出した人間には、すでに過去は消え目の前には、洋々たる道がひらけてくるのです。


80歳を越えてから綴った自伝的随筆に


「生きて行く私」がある。


このタイトルがすごい。

80歳を越えても「生きて行く」と名づける精神がすごい。


(生きて来た私ではなく、
          生きて行く私)



文頭の言葉を少しだけ変換すると


シニアになったら、私が一番最初に気をつけることは何かというとそれは、ああ歳を取って嫌だなあなんて思うことでもなく、なんのアンチエイジング薬を飲もうかということでもなく、1日中、歳を取っている自分のことで頭をいっぱいにしないこと。



田舎には聖者がいます

峠に行くと会えます

今朝はあぜ道を歩いていました

今は木の上で休んでいます

いい声です

いい匂いです

聖者が街にやってきたというのがありますが

あれは、街には聖者がいないよ、という表現です

聖者は田舎にいます

たまーに、街に行くことがあります

今日は聖者の水曜日です
(くろほとき)



新潮日本文学アルバムから引用)

歳を取っちゃった、なんてぐじぐじしないで、今日も前を向いて!

・・・・・

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