スピードは速いけれど、激しく揺れるロングシートの普通列車から桜島を車窓から楽しんだあとは
隼人駅でまた、白い普通列車に乗り換えました。
見た目はさっきと同じに見えますが、向かい合わせの座席で、旅情があります。
よく、「ロングシートは味気ない、ボックス席が良い」
と、鉄道ライターさんが書かれていてますが、なるほど、こう言うことかと思いました。
車窓も海から山へ。トンネルを出たり入ったりしながらも、途中、開けた見晴らしの良い場所を抜け・・・
新緑の中をどんどん山奥へ登りながら進んで行く感じ。
スピードは程よく、揺れもさっきとはまるで違い、心地よくてホッとしました。
(^^:)
途中、ひたすら写真を写し、鯉のぼりも揺れている車窓を楽しんでいると到着。
なんというか 降りた瞬間のこの心地よさ!、
「のどか」
それ以外の言葉は見つかりません。
冬場、岐阜の高山線に行き、初めてのローカル線体験をしましたが、こんな気持ちにはなりませんでした。
雪すごい!!と別の感動はありましたが・・・
春と言う季節的なものも大きいのでしょうか?
腕を伸ばし深呼吸 空気が美味しいとはこう言う事でしょうね!
各駅停車の普通列車に揺られ、はるばる海越え山越え田舎に来た~!って感じです。
が、下を見ると
「ななつぼし!?」
あの豪華列車ななつぼしが、この田舎ムード漂うこのホームに停まるなんて全然似合わない!と思いましたが、考えたらここは有名な駅、当たり前といえば当たり前?
だけど
私にとっては・・・
夢みたいな車窓と
夢みたいな列車と
夢みたいな駅
古い歴史あるものは、重さと言うか重圧感を感じ敬遠気味でしたが、そんな感じは無く、すがすがしさと、撮りたい気持のみでした。
私はこの駅の存在も知らず、はじめ無関心で、時間もないし桜島と海が見れたら、それで良いと思っていましたが、ここを組み込んだ事で、鹿児島の山の良さ新発見! 充実感倍増でした。
こんな駅こそが、《駅旅》の名目にふさわしいのだと思いました。
誰もいない駅を独り占め~