なんだか今年の秋は寒いですねぇ、風邪など召されないようにご自愛くださいね、一刀貫です!
もうすぐ11月。段審査の時期ですね、私も四段に合格して1年になります。…もう1年経つのかぁ…少しは上達してるのやら
さて昨夜は来月四段審査に臨まれるTさんと立ち合いをさせて頂きました。私も自分の審査のつもりで、色々考えて望みました。考えてみるに立ち合いは、多分初太刀は相面になります。これが相当、勝負所でしょう。ここまでの短い時間で所作に礼法、構えから攻め、打突から残心そして次…までが詰まっています。審査員もしっかり見てるはずです。そして相面だとわかっているとすると、何をどうすればいいのか。やはりしっかりと攻め合って、気をぶつけ合って練ってからの一撃を出し合いたいですね。Tさんもそこはしっかりと分かってらしたようで、お互い中々良い所を出れたと感じました。
そして次、さて面打ちのとても上手な方なら多分面打ってるだけでも合格出来るのでしょうがそうもいかないので、小手も絡めたい…と、相手も思ってるかなと思ってもう一度攻めてからの面を打ってみる。と、これまたTさんも思ったのか、面(笑。ところが私の面に乗っかろうと思われたのか、大きめの面で上から来ました。当たりはしませんでしたが、これは面白い工夫だなと思いました。審査員にはどう見えるのかな。でもあれに瞬時に応じたいなぁという、欲もちらほら(無理だってw
さてここらへんで小手でも、と小手を出すとやはり気が合うのか(笑、Tさんも小手…面の連続技でした。結果相小手面のようになり、この面を綺麗に頂きました。ああこれは面白いし、とても有効的。ぜひマネして練習して取り入れてみようと感じました。
その後いくつか面を頂き、決まりませんでしたが二度ほど返し胴をまずまずのタイミングで出させて頂いて終了。大変勉強になりましたありがとうございました。
Tさんとの稽古は、とても面白いと感じます。子供たちや先生との稽古と、やはり全然違って気持ちのやりとりがしやすい感じ。気持ちの動きや波のような物、そして打ち気が見える気がします。気持ちの攻め合いが出来るととても面白いなと感じますね、言葉なく会話してるようです。
子供たちは多分そんな事気にしてないのでしょう、見えてきません。でもそういえば先生方と稽古してても、やはり全然見えてきません。ああなるほどこれが「ご指導頂いている」という事、つまりもう完全に打たされてるんだなぁと実感。私の打ち気を悟られて、トンと乗られてる。聞こえてくるのは何というか、叱責と問いかけですね。「ここで打たないの?詰めすぎ!はい打ったー…けど違うなぁ…」みたいな(苦笑。
剣道はやはり気持ちの攻め合いやり取り崩し合いだと、改めて感じました。そして自分、やはり甚だしくよろしくない。先生方にもう1,2段ギアを上げて頂けるようにならないと。「お、今のはちょっといいね」くらいのお声が聞こえてくるように、なりたいものですが…。
ぜひ私たちと一緒に、気持ち良い汗をかいてみませんか!