駄文

今日はお昼にヤツから電話が来た。最近毎週のように電話をくれる。ヤツは来月つまりあさってから海外に行く。だから出国前最後の電話になろう。帰国の日は決まってないそうだ。最初はビジネス関連で行くみたいなことを言っていたが結局は観光になったようだ。バックパッカーよろしくなんのプランも無いそうで。行く先はイタリアの方。ＬＣＣの飛行機を上海だかどっかで乗り継げば５万くらいで行けるんだそう。乗り継ぎ待ちが15時間。その間の滞在先にも特にあては無いという。ヤツは英語が話せるからどうにかはなるんじゃなかろうか？と思っているそう。たいしたもんだわその行動力。オレには出来ん。言葉も通じないようなところにあてもなくプラプラと行こうなんてとても思わない。それを軽々とやってしまおうとする。どこから湧いてくるんだろうか？当時のオレはとりあえずバイトして金貯めて免許取るのに自動車学校通いまくってた。たまにどっかへ出かけてたような気もするけどほぼほぼ車で行けるような範囲。たまに遠出で新潟に行ったくらい。規模が違いすぎる。なんなんだろ？そんなヤツが真反対に居るようなこんな訳のわからんオジさんにかまってくれるんだから、オレはそれが面白くて仕方ない。いい友達でありいい息子みたいなもんである。あまりに無計画過ぎて少し心配だけどきっとステキな何かとステキな自分を見付けて帰って来るに違いない。願うはひとつ「無事に帰ってきておくれ」。