温泉同行会遠征旅

大阪から「帰ってきている」Ｔちゃんと、久々に温泉同行会遠征旅。積み重なってvol.9だ。

今回の旅、８月16日には開催が決定していた。せっかくだから一緒に行くかなぁと思って前々から『加茂支部』Ｋちゃんに声をかけていた。でも10月の試験に向けた勉強が忙しいらしく「考えておきます」と言われたきり返事なし。こりゃ行かないなと思っていた。

そしたら昨日になって「参加を表明します」ときた。きっとＴちゃんが説得したに違いない。Ｋちゃんもそれに折れたんだろう。もちろんオレはウエルカム。久々の『越後支部』遠征旅vol.3の同時開催となった。

７時にお迎えが来た。なにわナンバーのシエンタの前にふたりが乗っている。オレはうしろの座席へ。リクエストに応えてプランを立てるのはオレ。うしろから指示を出す。

「とりあえず植物園へ行こう」とココへ連れてった。

昨日許可をとりあえずいただいてヨメさんの実家。

野菜の出来方、特にマメの成り方についてご覧いただいた。

マメ好きならマメの成り方見ておかないとね。

植物園を見学して８号から17号とひたすら南下。

このままだと早く第１チェックポイントに着いてしまう。

「んじゃ、魚沼スカイライン行ってみるか？」

初めて通った気がするけど、この道すごいね。左に魚沼平野、右は十日町の盆地。どっち向いても谷。ホント山の尾根伝いに走っていくのね。

いやぁ、いい景色だわ！

このまま行けばちょうどいい時間。開店して30分くらい経った11時半頃、第１チェックポイントの昼食場所。リクエストにお応えして湯沢の維新。


つけ麺普通盛りの食券を買ってテーブルへ行くと

「大盛無料なんですが、いかがですか？」と悪魔の囁き。

「んじゃ大盛で」と答えてしまったのが悪かった。

とてもじゃないけど食い切れん。若者たちに分け与えようとしても受取拒否。結局普通盛り位の量を食べてあとは残してしまった。残すだなんて大変申し訳無いことをしてしまった…

「スミマセン残してしまいました」と詫びて回り、もうしばらくはつけ麺は食べないと心に決めてお店をあとにした。

お腹を満たしたら次はいよいよ風呂だ。向かったのは『竜ヶ窪温泉　竜神の館』。今回最大の目的地だ。

何故ココが最大なのか？ココはＴちゃん思い入れの地。春に遠征旅で行こうとするもことごとく定休日で行けずじまい。「夏に行った時の為に取っておいてください。行っちゃダメですよ。」と言われていた。それだけなら慌てないのだが…

この18日で休館することが決まったのだ。「これはマズイ。すみやかに行かなければ！」と早々に予定を決めてココを最大の目的地にしたのである。

ついにやって来た温泉は平日ということとあってかなり空いていた。いや、空き過ぎかもしれない。「新潟県下随一の広さの露天風呂」も我々の独泉状態。しょっぱい温泉を１時間近く３人で堪能したところでようやく他の方が来られた。せっかくの施設がもったいない。指定管理者が見付かって再開されることを願うのみだ。

お風呂上がって「せっかくだから」と涼みがてら、温泉の名の元にもなっている竜ヶ窪へ行ってみた。

近くを通ったことはあるが寄るのは今回が初めて。なんだこれは？？？


すごい透明度。こんな名水が新潟にもあったのか。ただただ驚いた。

つづいて本日の２湯目。Ｔちゃんのリクエストで先程の温泉からほど近い『越後田中温泉　しなの荘』へ。

ここは日本秘湯を守る会のお宿。

小さな内湯と小さな露天風呂があるお風呂。入っている身体がツルンツルンとしてくる。湯の花なのだろうか、何もしないでいるとお湯の表面に油のような膜とでもいうか、そんなんが張ってくる。先客が上がってしまい独泉状態で１時間ほどお湯を楽しんだ。

上がると５時近く。そろそろ次へ行かないと、間に合わないというか楽しめないかも。ルート選択は慎重に。どのルートで行けば一番近いんだろうか？走ったことのない道、よくわからんが地図を見る限りではどうにかなりそうなルートを選択してＴちゃんに走ってもらったらナイスドライビング、最後のリクエスト目的地に６時に着くことが出来た。

『まつだい芝峠温泉　雲海』、オレ自身2013年１月以来でどんな施設かほぼ忘れていたが、入ってみると「あ〜こんなだったこんなだった」ってなるから不思議なもんだ。雲海が見えるだろう露天風呂には遠景の山々の写真と山の名前が書かれたパネルが置いてある。『平標山』と書かれたのを指差して「さ、これ何て読む？」と若者ふたりに問題を出した。いいとこまで出るんだけどなかなか答えが出てこない。うしろから「たいらっぴょう」としびれを切らしてお父さまが言ってくれた。この際だ、

「あの光はドコですか？」

「あれは多分津南の街だね」

「向こうに平標山が見えるって、この建物自体はどっち向いてるんですかね？」

「南かなぁ？反対側が日本海で夕日がキレイなんだよ」

などせっかくなのでいろいろ教えてもらった。「すいませんやかましくして」

「いやいや、どうぞ楽しんでって」

ごあいさつして我々はサウナへ。水風呂がぬるいのが残念。雷がピカピカしてるのを見ながら外気浴したりして３セットするうちに閉館の８時になってしまった。

十日町〜小千谷〜長岡と抜けてあとは帰るだけ。若者ふたりはしゃべり続けている。オレはそれをうしろで「仲いいなぁ」と眺めていた。お互いが親友と言ってる同士。Ｔちゃんはいつまでも新潟に居るわけじゃない。Ｋちゃんも試験勉強がある。限りある時間を楽しんでいる様子を見ているだけで、それだけで楽しかった。そんな幸せなひとときを眺めているうちに我が家にたどり着いて今回の遠征旅を締め括った。

では今回もＴちゃんのツイート改めポストを最後に。

２０２３年　令和５年

　《１月》

・雪峰温泉 snow peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS(1/11)

・貝掛温泉(1/17)

・十日町温泉 キナーレ 明石の湯(1/17)

・小国　養楽館 延命の湯(人工温泉1/21)

・じょんのび温泉(荒又温泉)　楽寿の湯(1/21)

・弥彦桜井郷温泉　さくらの湯(1/27)

　《２月》

・寺宝温泉　あわの湯(2/4)

・大崎温泉　雪割草の湯(2/5)

・新津温泉(2/7)

・安田温泉　やすらぎ(2/7)

・出湯温泉　華報寺共同浴場(2/7)

・村杉温泉　長生館(2/7)

・かのせ温泉　赤湯(2/20)

・津川温泉　清川高原保養センター(2/20)

・西会津　さゆりの湯　ロータスイン(2/20)

・長野県木島平村　馬曲温泉(2/28)

・長野県栄村　百合居温泉(2/28)

・大崎温泉　雪割草の湯(２回目2/28)

　《３月》

・田上ごまどう温泉　湯っ多里館(3/10)

・岩室多宝温泉　だいろの湯(3/17)

・松之山湯坂温泉　ナステビュウ湯の山(3/20)

・蓬平温泉　和泉屋(3/20)

・小千谷市津山温泉　ちぢみの里(3/20)

・糸魚川温泉　ひすいの湯(3/26)

　《４月》

・雲母温泉　雲母共同浴場(4/2)

・燕温泉　黄金の湯(4/7)

・長崎温泉　ふれあいパーク　手まりの湯(4/7)

・長岡温泉　湯元館(4/22)

　《５月》

・聖籠観音の湯　ざぶーん(5/1)

・矢田温泉　森の湯小屋　さぎの湯(旧しらさぎ荘 5/3)

・燕市　玉宅湯(銭湯 5/5)

・麻生田観音堂温泉　麻生の湯(5/6)

・極楽湯　女池店(非天然スーパー銭湯5/7)

　《６月》

・えちご川口温泉(6/5)

・かまぶた温泉　かまぶたの湯(6/17)

・上越市吉川区 長峰温泉 ゆったりの郷(6/18)

・三井ガーデンホテル　プラナ東京ベイ　展望大浴場マーメイドオアシス(非天然　6/22～24)

　《７月》

・蓮華温泉　三国一の湯、薬師湯、仙気の湯、黄金湯、総湯(7/9)

・岩室健康増進センター(岩室温泉４号源泉 7/10)

・上越市吉川区 長峰温泉 ゆったりの郷(２回目7/15 ３回目7/16)

　《８月》

・桂温泉(8/05)

・月岡温泉　美人の泉(8/13)

　《９月》

・田上ごまどう温泉　湯っ多里館(２回目9/3)

・竜ヶ窪温泉　竜神の館(9/11)

・越後田中温泉　しなの荘(9/11)

・芝峠温泉　雲海(9/11)