廃城を終わらせた私はやっと特化のクエが発生した事で胸が高鳴っていた。
3か所の廃城を回ったがお手伝いさんのおかげで楽に倒せた。
中級者クエがどんなものかわからない高LVの方は
その成長の早さに一喜一憂していた。
「これは楽だ!凄いね!養子迎えるかなーw」
と驚きながら興味深々な方と
「今まで私達がやってきた努力は…。」
と嘆く方と
反応は色々だった。
それでもお手伝いして下さった方 . . . 本文を読む
「そうですか~。それはよかったです~。」
観光中春日山に立ち寄り
久しぶりに霧吹さんに会った私は侍の養子を迎えた事を話した。
「順調な成長ぶりです。金策はやはり難しい職のようですが
修行に関しては今は不安になる要素はないです。」
そういえば白蛇で会った狐さんもお侍さんだったような…。
今はあまり会う事が無い。
「狐さんは元気にしていらっしゃいますか?確か侍様でしたよね?」
霧吹さんはク . . . 本文を読む
私は絵巻を埋める為他国を走り回っていた。
今まで倒した絵巻対象の敵がまっさらだったのに落胆しながら
大好きな観光へ乗り出したのである。
陸でマラソン三昧だった私は先頭に着いて行く事が少しだけ上手くなった。
特化四を持っている方が増え装備の向上やLVも合わさり魔犬との戦闘もそこまで苦戦しなかった。
析雷については「あれ?もう終わった?」という状態であり
琉聖の言ってた黒雷までは終わらせておくよう . . . 本文を読む
案内人が何やら手招きをしている。
この時すでにLV30だった私は
序盤のクエに何の問題も無かった。
達成する度に経験値や修得値、簡単な装備を頂く事が出来る。
姉様から装備を準備してもらっていた私には少し物足りない感じの物。
試練はほとんどがマラソン。
あっちへ行ったりこっちへ行ったり…。
そんな仕様に多少慣れていた為苦痛ではないけれど
1度に済ませてくれないかしらと思う試練もあった。
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なんだあれ。
あんな敵こんな所に居たか?
最近見慣れない敵があちこちウロウロしている。
俺は思わず弓を構えた。
なんて事は無い。
結界が邪魔だがただの狐だ。
ふっと奥を見ると偉そうな狐が徘徊している。
レアなのか?
俺は再び弓を構えた。
さっきの狐よりはまぁ強いけど
こいつもなんて事は無い。
何の為にここにいるんだ?
足下に光る石。
なんだこれ。
山野の秘晶…。
これが噂 . . . 本文を読む
四神のお手伝いに加えて陸1のお手伝いに行く事も増えた。
もちろん証を取る為のお手伝いだ。
その後獏神まで終えたが陸2や海1へ行く暇が無い。
とにかく今は鎧を倒し特化四取得のお手伝いが多いのだ。
私はあの日の切なそうな侍様を思うと
今でも心が痛む。
友人同士の固定徒党であれば簡単に手に入るであろう特化四。
俗に言う「野良徒党」ではそれがなかなか叶わない。
息の合う徒党、全くチグハグな徒党
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「それは…暇つぶしに姉様を選ばれた…という事かと。」
きらりは静かにお茶を手に取る。
「暇つぶし…ですか…。」
私はこの間の出来事をきらりに話しその返答に少しほっとした。
少し怖い思いもしたけれど何も無かったし
よくよく考えてみれば夜景を見せてもらったという事だけのような気もする。
初心者の頃によくお声をかけて頂いたけれど
大概装備を差し出されたり修得のお手伝いだったり
何かしらの理由が . . . 本文を読む
私の日々は淡々としていた。
とりあえず取得する特化目録。
とりあえず行くボス戦。
とりあえず、とりあえず…。
大金を手にしてから姉様は大きく変わったように見える。
気の弱さはあいかわらずだがこの世界にやっと馴染んできたようだ。
四神を終え何故か黄泉をすっ飛ばし陸へ足を運んだようだし
これで一応姉様も果鈴を越える事は出来た。
私は火雷までは終了している。
陸2も終え今は海1へ行く為装備を整 . . . 本文を読む
私は侍様の傍まで寄り
「何かご用でしょうか…?」
と恐る恐る聞く。
侍様はニコニコしながら突然言った。
「俺の屋敷に遊びに来ない^^?」
え?
知らない方からの屋敷へのお誘い。
こんな事は初めてで動揺する。
よく見れば同じ浅井の方。
どこかで組んだ事のある人なんだろうか…。
それとも養子の方…?
戸惑っていると侍様は私の手を引き走り出した。
待って!待って!
なんだろ . . . 本文を読む
陰陽師様はとても喜んでくれた。
私の提示した価格に驚いていたけれど
何度もある事では無いしこの石が陰陽師様の装備に収まり
何かを打破出来るお手伝いが出来るのならと思っていた。
もっと良い付与石が簡単に出来たなら…。
何度もお辞儀する陰陽師様をなだめ私は屋敷を後にした。
付与石を取り付けるにあたって悩みの種であったロスが現在は無い。
新しい装備もたくさんあるし
性能の良い装備を作ってく . . . 本文を読む