小関順二公式ブログ

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リリーフ投手の成績

2015-05-08 11:27:43 | 2015年プロ野球

 先発投手の成績はスポーツ紙に「投手成績」として毎日のように紹介されているので把握できるが、リリーフ投手はわかりづらい。そこで抑え、中継ぎに関係なく、ここまで10試合以上に登板し、防御率2点台までの投手を、防御率順、さらにセイバーメトリクスのK/BB(奪三振÷与四死球)順で紹介してみた(参考までにWHIPも紹介した)。

 防御率1点台のサファテ(ソフトバンク)、松井裕樹(楽天)、鍵谷陽平(日本ハム)に、K/BB上位の森唯斗(ソフトバンク)、増田達至(西武)あたりがリリーフ投手としてチームに貢献しているのがわかる。楽天以外はチーム成績がよく、リリーフ投手の成績はチーム成績に直結している印象を持った。楽天は松井につなげる展開がもっと多くなればチームの成績が上昇しそうだ。

 

――パ・リーグ――

 防御率順位

サファテ(ソフトバンク) 16試合、16.2回、9被安打、5四球、19奪三振、防御率0.00 

松井裕樹(楽天)  11試合、12.2回、2被安打、6四球、20奪三振、防御率0.00

二保 旭(ソフトバンク) 12試合、16.2回、11被安打、8四死球、6奪三振、防御率1.08

バリオス(ソフトバンク) 12試合、14.2回、10被安打、9四球、14奪三振、防御率1.23

バスケス(西武)  11試合、14.2回、11被安打、10四死球、11奪三振、防御率1.23

武藤好貴(楽天)  11試合、14.1回、8被安打、5四球、12奪三振、防御率1.26

金刃憲人(楽天)  11試合、6.2回、5被安打、6与四死球、3奪三振、防御率1.35

高橋朋己(西武)  13試合、13回、9被安打、7四死球、8奪三振、防御率1.38

鍵谷陽平(日本ハム)13試合、12回、10被安打、3四球、12奪三振、防御率1.50

塚原頌平(オリックス)  12試合、15.2回、8被安打、10四死球、7奪三振、防御率1.72

岡本篤志(西武)  11試合、10.1回、9被安打、2四死球、5奪三振、防御率1.74

森 唯斗(ソフトバンク) 12試合、13回、10被安打、2四球、17奪三振、防御率2.08

宮西尚生(日本ハム)11試合、8.2回、4被安打、2四球、5奪三振、防御率2.08

海田智行(オリックス)  16試合、17.1回、10被安打、6四死球、12奪三振、防御率2.08

西野勇士(ロッテ) 13試合、12回、10被安打、6四死球、15奪三振、防御率2.25

増田達至(西武)  16試合、16回、9被安打、4四球、17奪三振、防御率2.25

福山博之(楽天)  17試合、15回、13被安打、6四球、8奪三振、防御率2.40

岩尾利弘(西武)  10試合、13.1回、13被安打、6四死球、18奪三振、防御率2.70

マエストリ(オリックス) 11試合、19.1回、17被安打、10四死球、19奪三振、防御率2.79

[註]日本ハム・増井浩俊は9試合、防御率0.93

 

 ◇K/BB順位(奪三振÷与四死球)数値が高いほうが優秀

[註]WHIP(被安打+与四死球)数値が低いほうが優秀

 森 唯斗(ソフトバンク) 8.50/0.92

 増田達至(西武)  4.25/0.81

 鍵谷陽平(日本ハム)4.00/1.08

*サファテ(ソフトバンク) 3.80/0.84

*松井裕樹(楽天)  3.33/0.63

 岩尾利弘(西武)  3.00/1.43

 岡本篤志(西武)  2.50/1.06

 宮西尚生(日本ハム)2.50/0.69

*西野勇士(ロッテ) 2.50/1.33

 武藤好貴(楽天)  2.40/0.91

 海田智行(オリックス)  2.00/0.92

 マエストリ(オリックス) 1.90/1.40

 バリオス(ソフトバンク) 1.56/1.30

 福山博之(楽天)  1.33/1.27

*高橋朋己(西武)  1.14/1.23

 バスケス(西武)  1.10/1.43

 二保 旭(ソフトバンク) 0.75/1.14

 塚原頌平(オリックス)  0.70/1.15

 金刃憲人(楽天)  0.50/1.65

 「K/BBは数値が高いほど三振が取れて四球が少ないことを示す数値。コントロールがよくて、バットに当てさせないボールを投げられる、投手としての純粋な能力を表す」

「WHIPはMLBでは公式記録として扱われる。1イニングに何人の走者を出したかを表す」(以上、京都純典企画・監修の『プロ野球 本当の実力がわかる本 2015』より)


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