小関順二公式ブログ

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ついにセ全球団が借金生活に突入

2015-07-04 13:11:48 | 2015年プロ野球

 7月3日現在、セ、パの順位と得失点差を抜き出してみた。セ・リーグは得失点差が+のチームが必ずしも上位にいるわけでなく、たとえば広島はシーズン序盤から得失点差が+なのに長く下位を低迷している。接戦をことごとく落としているということで、リリーフ陣の不調が最大の要因。しかしセ全体が交流戦でパに負け越したことや、その後の星の潰し合いのため、借金2でも優勝の射程圏内に入ってきた。投打の安定感は得失点差を見れば一目瞭然、広島が頭一つリード。この得失点差がそのまま戦力の差だと思う。パはCS(クライマックスシリーズ)で今の上位3球団が激突すると思うが、そうなると大谷翔平という絶対的なエースを擁する日本ハムがソフトバンクの前に立ちはだかりそうだ。

 セ・リーグは7/3現在、全球団が借金生活という2リーグ並立後、経験したことのない屈辱の底に沈んでいる。ドラフトで逆指名・自由枠・希望枠がなくなったせいだという記事がどこかにあったが、とんでもないピンぼけ記事である。1993~2006年までの“順風”がセ・リーグ全体をやわな体質にしたことは間違いない。日本では数年先を見越したドラフト戦略とファームの育成力、そして一軍指導者の抜擢力が何よりも重要で、この点でセ各球団はパにくらべて熱心でなかった。シーズン後、巨人、阪神が率先してパのFA選手を漁るようなことがあれば、それは即ちリーグ全体の後退になると今から断言しておく。

 

◇セ・リーグ 得点/失点=得失点差 ◇パ・リーグ 得点/失点=得失点差

1位 ヤクルト 281/266=+15   1位 ソフトバンク  341/260=+81

2位 阪神   237/316=-79   2位 日本ハム 318/300=+18

3位 巨人   240/236=+ 4   3位 西武   338/296=+42

4位 DeNA  272/302=-30   4位 ロッテ  308/312=- 4

5位 広島   296/251=+45   5位 楽天   236/280=-44

6位 中日   251/278=-27   6位 オリックス   264/285=-21


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