小関順二公式ブログ

プロ野球、アマチュア野球、野球史

東都大学野球リーグのベストナイン

2018-05-31 18:49:33 | 2018年大学野球

 東都大学リーグのMVP、ベストナインなどが下記の通り選出されました。ベストナインは混迷した優勝争いを反映するように東洋大、亜細亜大、駒澤大、國學院大、中央大の5校から選出。二塁も中川でなく東洋大戦で活躍した伊藤裕季也(4年)でよかったのでは。そうなっていたら6校からの選出でした。

 上茶谷はベストナインで8票にとどまりました。防御率1位の清水、チームメートでリリーフ役の甲斐野央、亜大の中村稔弥に票が流れたと思われますが、優勝が懸かった亜大戦の3連投、さらに23回戦はいずれも6イニングを投げ、球数7258、被安打21、与四死球10という完璧な内容。防御率2.292位なので満票で報いてあげたかった。捕手は頓宮が5本塁を放って選出されましたが、ディフェンス面まで含めれば長壱成(駒大4年)のほうがよかった。まあ、いろいろ言いましたが、面白いシーズンで楽しませてもらいました。東洋大は611から始まる大学選手権でもうひと踏ん張りですが、他校の選手は秋のシーズンめざして技術の練磨に取り組んでください。

 

◇最高殊勲選手 上茶谷大河(東洋大4年) ①

◇最優秀投手  上茶谷大河        ①

◇首位打者   吉田 叡生(中央大4年) ① 打率.415

◇最優秀防御率 清水  昇(國學院大4年)① 防御率1.75

◇新人賞    川村 啓真(國學院大1年)

◇ベストナイン

投手  上茶谷大河(東洋大4年)  8票 ①

捕手  頓宮 裕真(亜細亜大4年) 9票 ②

一塁手 岡田 耕太(駒澤大4年) 13票 ①

二塁手 中川 圭太(東洋大4年) 10票 ④

三塁手 伊藤 雅人(國學院大3年)11票 ①

遊撃手 小川 龍成(國學院大2年)満票 ①

外野手 竹原 祐太(東洋大4年) 14票 ①

    鎌仲 純平(國學院大3年)13票 ①

    吉田 叡生(中央大4年)  9票 ①

指名打者 該当者なし

※中川は指名打者で1回選出されている


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本格派が続出したスポニチ大会

2018-03-21 12:44:47 | 2018年社会人野球

 先日見た社会人野球の全国大会「スポニチ大会」のさまざまな数字をホームページに紹介しました。今大会は例年にくらべストレートの速いピッチャーが多く、140キロ台中盤から150キロを計測するピッチャーが続出。この中で「ドラフト上位候補」と言えるのは齋藤友貴哉(Honda)、生田目翼(日本通運)、吉川峻平(パナソニック)、山下仁(JR西日本)たちで、個人的には邑樂(おおら)雅貴(日立製作所)の押し込むようなストレートに魅了されました。無名ですが、板東湧梧(JR東日本)、岡野祐一郎(東芝)、勝野昌慶(三菱重工名古屋)、與座健人(パナソニック)とともに中位から上位にランクされると思います。

大会の印象では優勝したHondaが投手力、攻撃力、そして打者走者としての走力で他を圧倒。トップ画面のピッチャーのスピードランキングとともに各種ストップウォッチランキングも紹介しているのでお楽しみください。

kosekijunjihomepage.com/


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日刊スポーツ「野球の国から 高校野球編」に登場します

2017-12-28 17:50:37 | お知らせ

 日刊スポーツ「野球の国から 高校野球編」に明日29日から3日間、登場します。テーマは、29日が松坂大輔以前の甲子園大会ベストナイン、30日が松坂大輔以後の甲子園大会ベストナイン、31日が甲子園と監督です。それにさきだって、この記事を執筆していただいた金子航さんによる取材後記が日刊スポーツドットコムに掲載されました。沖縄・海邦リーグ、佐賀・鳥栖リーグ(クロスロードIN鳥栖)のことや、秋季神奈川大会で鎌倉学園が横浜高校相手に演じた8回裏の猛攻撃など、バントや非暴力について話したことをうまく拾って書いていただきました。正月元旦からは「野球の国から シリーズⅡ」の監督編がスタートします。第1回に登場するのは和歌山県立箕島高校を春夏連覇に導いた尾藤公さん。今でも忘れられないのは尾藤さんが亡くなる数年前、東京・四谷三丁目の酒場「あぶさん」にご一緒したときのこと。あぶさんの大将・石井和夫さんが店内のモニターに延長17回の熱闘、星稜戦を映し出すと店内のお客さんが一斉に拍手してくれたんです。それまでは放って置いてくれたのに気づいてくれていたんですね。今でも思い出すとウルっときます。

https://www.nikkansports.com/baseball/column/kunikarahs/news/201712270000003.html


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明治神宮大会のベストナイン

2017-11-17 11:09:00 | 2017年高校野球

 明治神宮大会が終わった。前評判の高かった大阪桐蔭の主力がほぼ〝期待外れ″という不測の事態こそあったが、好選手が多く満足できた。私が見た範囲でのベストナイン候補は次の通り。

 

[高校の部 ベストナイン]

(捕手)黒岩陽介(静岡2年)、大松将吾(聖光学院2年)

(一塁)松浪基(創成館2年)

(二塁)藤森涼一(明徳義塾2年)

(三塁)成瀬和人(静岡2年)、杉原健介(創成館2年)

(遊撃)村松開人(静岡2年)

(外野)渡部颯太(明徳義塾2年)

    上田優弥(日本航空石川2年)

    斎藤來音(静岡1年)

(左腕)

(右腕)市川悠太(明徳義塾2年)、根尾昂(大阪桐蔭2年)、柿木蓮(大阪桐蔭2年)

 

 この顔ぶれを見てわかるように投手は候補が少なかった。大阪桐蔭から2人選んでいるが前評判の高さや以前に見た印象からすれば、今大会のピッチングは全然満足できない。野手は静岡の成瀬、村松の強打が最も印象深い。候補が複数いるポジションは最初に紹介した選手が私のイチ押し。左腕投手は該当者なしである。

 大学の部を見た印象は「いよいよ地方の時代が本格的に押し寄せてきたな」ということ。長く大学野球界を牽引してきた東京六大学リーグの覇者、慶応大が初戦、環太平洋大に15で完敗しているが、それが意外なことに感じられない。救いは投手陣に素質を秘めた12年生が多いこと。来年以降の全国の舞台で巻き返しを図ってもらいたい。

 ベストナインは地方リーグの勢いがそのまま反映された。野手で印象深かったのは星槎道都大、日本体育大、環太平洋大、九州共立大の選手たちで、内野手の候補にずらりと名前が並んでいる。岡田拓己、大保優真、高垣鋭次、平良竜哉に外野の沖繁優一、石黒凌はとくに印象が残った。

 投手は日本体育大の東妻勇輔、東洋大の飯田晴海がよかった。飯田は56イニングまでと決めて1回からエンジン全開で飛ばしたが、こういう余力を残さない飯田を見たのは初めて。飯田より長いイニング、打者を圧倒したのが東妻だ。変化球はキレまくり、ストレートは最速152キロの速さと打者近くでひと伸びするようなキレ味を誇り、まったく打たれる気がしなかった。チームメートの松本航も3年なので強さは持続していきそうだ。

 

[大学の部 ベストナイン]

(捕手)西川元気(東洋大4年)

(一塁)片山勢三(九州共立大4年)

(二塁)岡田拓己(環太平洋大3年)、大保優真(星槎道都大4年)

(三塁)高垣鋭次(日本体育大1年)、平良竜哉(九州共立大1年)、原澤健人(東洋大4年)

(遊撃)船山貴大(日本体育大3年)

(外野)沖繁優一(環太平洋大4年)

    石黒凌(星槎道都大4年)

    岩見雅紀(慶応大4年)

(左腕)福田俊(星槎道都大3年)

(右腕)東妻勇輔(日本体育大3年)、松本航(日本体育大3年)、飯田晴海(東洋大4年)、甲斐野央(東洋大3年)、島内颯太郎(九州共立大3年)、大原淳志(環太平洋大2年)、栗林良吏(名城大3年)、関根智輝(慶応大1年)

 


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1位田嶋大樹(JR東日本)の入団でオリックスに追い風が

2017-11-02 13:04:36 | 2017年ドラフト

 日本ハムと並んで今回のドラフトで最も納得いく指名をしたのがオリックスだ。慢性的に不足している先発型の左腕、それもアマチュアナンバーワンの即戦力候補と言われている田嶋大樹(JR東日本)を西武との競合の末に交渉権を獲得したのだ。もともと先発陣は金子千尋、西勇輝、山岡泰輔の3本柱がしっかりチームを支え、リリーフ陣も抑えの平野佳寿がメジャー移籍でいなくなっても、昨年新人で55試合に登板して31ホールドポイントを挙げた黒木優太がいて、中継ぎ陣も以下の表組のように若手から中堅の速球派がひしめいている。ここにさらにプラス要素として田嶋が加入しようとしているのだ。表組に載せられなかった控えも充実していて、山崎福也、東明大貴、塚原頌平、比嘉幹貴、海田智行、金田和之、赤間謙、ヘルメン(来季の去就不明)、さらにドラフト2位の鈴木康平(日立製作所)もいる。この陣容は上位球団の西武、楽天に匹敵する。

 

 ――スターティングメンバー――     ――ピッチングスタッフ――

(捕手)若月健矢23歳 1 T-岡田    [先発]     [中継ぎ]    [抑え]

(一塁)マレーロ30歳 2 吉田正尚  金子 千尋35歳 佐藤 達也32歳 黒木 優太24

(二塁)大城滉二25歳 3 ロメロ   西  勇輝28歳 吉田 一将29

(三塁)中島宏之36歳 4 マレーロ  山岡 泰輔23歳 近藤 大亮27

(遊撃)安達了一30歳 5 中島宏之  デイクソン34歳 小林 慶祐26

(左翼)T-岡田 30歳 6 武田健吾  田嶋 大樹22歳 山本 由伸20

(中堅)武田健吾24歳 7 大城滉二  松葉 貴大28歳 大山 暁史30

(右翼)吉田正尚25歳 8 若月健矢

D H)ロメロ  30歳 9 安達了一

 

 攻撃陣は昨年ファンをあっと言わせた1T-岡田、2番吉田正尚の再現を期待したい。吉田は12年目の故障欠場の原因になった臀・腰部の再発防止が最優先課題だが、これが改善されれば14番まで長距離砲が並ぶ打順は「強烈!」の一言。控えメンバーも充実していて、捕手の伊藤光、内野の小谷野栄一(三塁)、安達了一(遊撃)、西野真弘(二塁)はレギュラー陣とくらべて実力に遜色はない。さらに若手の宗佑磨、岡﨑大輔(ともに遊撃)、ドラフト3位の福田周平(NTT東日本)がいて、外野は駿太、小田裕也、宮﨑祐樹が控えている。ここ数年のオリックスからは考えられない分厚い戦力である。スタートダッシュが上位進出の必要条件だが、ソフトバンクとともに優勝候補の一角と言っていいと思う。


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