Webサイト「高校野球ドットコム」で園部聡（聖光学院・内野手）のインタビュー記事が公開されました。目の輝きやバッティングを理詰めで語れる部分に惹かれましたが、最も驚いたのは背筋297キロ、握力右77、左74キロの数値。20歳前後の背筋の平均数値は150キロ前後なので優に倍はあります。世界のホームランキング・王貞治さんが握力40キロ台で、盗塁王・柴田勲さんが70キロ台と昔聞いたことがあり、握力と長打力はあまり関係がなさそうですが背筋・腹筋の体幹は野球選手にとって最も重要なものと言われています。
ドラフト順位はオリックス4位と私の予想より2巡目くらい低かったですが、若手抜擢の機運の高まっている今のオリックスなら活躍の場はたくさんあると思います。同期に若月健矢（3位）、吉田雄人（5位）と18U世界野球選手権のチームメートがいるのも心強いのでは。今年のオリックスのドラフトは満点と言っていいでしょう。
※以下は高校野球ドットコムのアドレス
http://www.hb-nippon.com/interview/976-intvw2013/6616-20131024no165
今年のドラフトの主役、松井裕樹（桐光学園・投手）に5球団の1位入札が集中し、抽選（くじ引き）の結果、楽天が交渉権を獲得しました。どうして人気選手はパ・リーグに入団するのかと昨日聞かれ、「それは確率の問題ですから」と答えた。松井に1位入札したのは楽天、ソフトバンク、日本ハム、中日、DeNAの5球団。パ3球団に対してセは2球団。60パーセントの確率でパ・リーグの球団が松井の交渉権を獲得することになっています。85年以降の人気選手のセ・パ1位入札数を比較すると、パがリーグを挙げて人気選手を獲得しに向かっているのがわかります。
85年・清原和博（PL学園）⇒パが南海、日本ハム、近鉄、西武、セが中日、阪神
89年・野茂英雄（新日鉄堺）⇒パがロッテ、日本ハム、ダイエー、オリックス、近鉄、セが大洋、阪神、ヤクルト
92年・松井秀喜（星稜）⇒パがダイエー、セが中日、阪神、巨人
95年・福留孝介（PL学園）⇒パが近鉄、日本ハム、ロッテ、オリックス、セが中日、巨人、ヤクルト
98年・松坂大輔（横浜）⇒パが日本ハム、西武、セが横浜
06年・田中将大（駒大苫小牧）⇒パが楽天、オリックス、日本ハム、セが横浜
07年・中田翔（大阪桐蔭）⇒パがオリックス、ソフトバンク、日本ハム、セが阪神
09年・菊池雄星（花巻東）⇒パが西武、楽天、日本ハム、セが阪神、ヤクルト、中日
10年・大石達也（早大）⇒パが楽天、オリックス、西武、セが横浜、広島、阪神
セのほうが多かったのは松井のときだけで、清原（4：2）、野茂（5：3）、福留（4対3）、松坂（2：1）、田中（3：1）、中田（3：1）のときはいずれもパのほうが多く、菊池、大石のときは3対3の半々。パ各球団は自分のところで獲れなくてもパのどこかが獲れば観客が球場に足を運ぶ、という発想があるのでしょう。松井はパ・リーグの楽天に行くべくして行ったのです。
Webサイト「高校野球ドットコム」にドラフト候補、内田靖人（常総学院・内野手）選手のインタビュー記事がアップされました。タイミング、引き手・利き手、金属・木製バット……等々、技術的な取り組みに話題が集中しました。内田選手の野球に対する真摯な思いが伝わってくると思います。近日中に園部聡（聖光学院・内野手）選手のインタビュー記事もアップされる予定ですので、楽しみにお待ちください。
＊高校野球ドットコム
http://www.hb-nippon.com/interview/976-intvw2013/6607-20131017no162
9月8日現在考えているドラフト1、2位の顔ぶれを以下に紹介しました。高校生は対象選手が全国津々浦々に散在し、さらに大学進学が有力視されている選手もいて予想が難しいのですが、大学、社会人は順位は別にしてこんな顔ぶれかなと思っています。
◇1位候補
松井裕樹（桐光学園・投手）、渡辺諒（東海大甲府・遊撃手）、森友哉（大阪桐蔭・捕手）、田口麗斗（新庄・投手）、山岡泰輔（瀬戸内・投手）、白村明弘（慶大・投手）、杉浦稔大（国学院大・投手）、大瀬良大地（九州共立大・投手）、梅野隆太郎（福岡大・捕手）、東明大貴（富士重工業・投手）、吉田一将（JR東日本・投手）、浦野博司（セガサミー・投手）
◇2位候補
上林誠知（仙台育英・中堅手）、園部聡（聖光学院・一塁手）、内田靖人（常総学院・三塁＆捕手）、若月健矢（花咲徳栄・捕手）、中村祐太（関東一・投手）、鈴木翔太（聖隷クリストファー・投手）、古川侑利（有田工・投手）、西浦直亨（法大・遊撃手）、岡大海（明大・一塁手）、九里亜蓮（亜大・投手）、石川歩（東京ガス・投手）、森唯斗（三菱自動車倉敷オーシャンズ・投手）
