ピカソ美術館とその周辺
中性の雰囲気を残した建物が立ち並ぶゴシック地区
細い路地を歩いていくと
15世紀の貴族の館を改造して作られたというピカソ美術館が
ひっそりとたたずんでいます ↓
ピカソはスペインのマラガで生まれ、16歳の時にバルセロナに移り、
パリに行くまでの多感な年頃を過ごしました。
一般的にピカソの名作といわれるものはスペイン国外に所蔵されていることが多く、
この美術館では、ピカソの家族やピカソ自身が寄贈した作品で、
幼少期から20代初期の無名時代と晩年の作品が展示されています
ピカソは青の時代、薔薇の時代、キュビスムの時代など作風がめまぐるしく変化しましたが
ここでの作品で、幼少時代から驚くほど繊細な才能あふれる絵を描いていたことがわかります。
いろいろな画家の模倣をし、それを自分のものにしてしまう力量
いろんな画風を研究する追及心・・・・
この美術館の一押しはディエゴ・ベラスケスの名作「ラス・メニーナス」を題材とした連作
ちなみに、作風がめまぐるしく変化したのと同様、女性遍歴もめまぐるしかったとか