8世紀初頭にイベリア半島に進出したイスラム勢力は瞬く間に半島を制圧
しかしキリスト教勢力が徐々に押し戻し
ここグラダナは最後の砦となりましたが
1492年にはついに陥落
この街は800年もの間栄えたイスラム教国の異国情緒あるれる文化が
今も色濃く残っています
アルハンブラ宮殿
イスラム勢力は1238年にアルハンブラ宮殿の建設に着手
代々の王達はアルハンブラ宮殿の造営を通して
ただひたすらにイスラムの美を追求し続けました
だからアルハンブラ宮殿は異なる時代に建てられた様々な建築物の複合体です
グラナダ陥落後、街のモスクは破壊されカテドラル(大聖堂)が建設されました
しかしこのアルハンブラ宮殿が余りに美しい為、完全には破壊されずに残り
その後もキリスト教の元で増築されました
「ヘネラリーフェ庭園」
シエラ・ネバダ山脈から引かれた水は
途絶えることなくこの庭園を潤しています
噴水は敷地の高低差を生かして作られ、
イスラムの土木技術水準の高さを伺わせます
「アベンセラへスの間」
寄木細工で出来た鍾乳石飾りの天井装飾
「アラヤネスの中庭」
池の水面に映る「コマーレスの塔」のアーチと柱が美しい
アラブの故郷をしのんで
水面に映る風景は砂漠に移る蜃気楼
柱は木をイメージして作られました
「カルロス5世宮殿」
グラナダを奪還したキリスト教勢力の王が建てた宮殿で
スペイン・ルネッサンスを代表する建築だとか