逸酒創伝 ぬるかん日記♪~東京の老舗酒問屋「コンタツ」 若手社員奮闘中~

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江戸は「灘の生一本」、昨日「灘の下り酒」イベント開催!

2011年03月10日 | お知らせ

こんばんは。コンタツ営業統括部のキムラです。

昨日3月9日(水)に、「灘の生一本フォーラム」が、

中央区日本橋1の和風ダイニング「ニホンバシ イチノイチノイチ」で開催されました。

催しは日本酒メーカーでつくる「灘の生一本『下り酒』プロジェクト」が主催。

【メーカーは櫻正宗(株)、白鶴酒造㈱、菊正宗酒造㈱、酒問屋は、国分㈱と弊社】

江戸時代に関西の灘の酒が船で江戸の日本橋まで運ばれ、

江戸の人たちから「灘の下り酒」として親しまれていたことにちなみ、日本橋で開催されました。

昭和初期まで 日本橋川の水運より灘のお酒が運ばれ、ちょうど弊社本社の裏側で

荷捌きされていたそうです。

(ちなみに現在弊社本社がある場所は、戦前まで弊社の倉庫が建っておりました)

フォーラムでは食に関する著作で知られる小泉武夫・東京農大名誉教授が基調講演し、

江戸時代の下り酒を紹介。また 日本酒メーカーの若手社長らが参加し、意見交換をしました。

何故ゆえに 「灘」?そして「若手社長」なのか?

そもそも・・・何故このような催しを開催するにいたったのか?

現在灘で「継承」の任を担い、その困難さとも対峙している酒蔵の後継者と、

「下り酒」の受け手であり、酒文化の語り部であるべき東京の酒問屋の継承者がタッグを組み、

日本酒文化伝承への一歩として始動させました。

大手灘の蔵元に対するイメージは、良い部分とそうでない部分があるかと思います。

何百年と歴史があり、造りの技術もピカ一であるのに、

なかなかその部分(日本酒の歴史を築いてきた貢献かつ牽引してきた)が見えづらい。

それは販売する我々問屋の課題としても大きくつきつけられております。



夜は、一般のお客さんも参加できるイベントを開催。

会場は夜独特の雰囲気も手伝って、またもともとシックでお洒落な内装のレストランであることから、

非常に良い空間で 各蔵元自慢のお酒が振る舞われました。

やはり菊正宗さんはお燗にするとおいしぃ~ですね!白鶴さんもウマイ!するするおいしい。(日本語おかしい?)

櫻正宗さんはワイングラスで飲むとまた表情が変わって美味しかったですね!発見!


そして、夜はこれだけに終わらない。。。

バンドの生演奏もあったんです!!!



ソノダバンド、聞いたことのある方も多いのでは?

エネルギッシュで若々しい、そしてユーモアのセンスもあるインスト・バンドです。

6人編成、内3人が灘高出身で、なんと全員東大ご出身とか。

まっ学歴うんぬんより、音楽すごい!どどど素人の私でもその凄さはびしびし伝わりました!

大変盛り上がりました~



こんな空間の中に、日本酒(しかも灘の下り酒)が自然と溶け込んでいる。。。

とってもよい空間だと思いました。

灘酒の歴史をしっかり学び、夜はその美酒を堪能、

最高です。

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