逸酒創伝 ぬるかん日記♪~東京の老舗酒問屋「コンタツ」 若手社員奮闘中~

熱すぎず、冷たすぎず。
リラックスできる「ぬる燗」のような関係を、あなたと。

ちょっと早いけど、ひやおろしの季節だ!全員集合!秋は不老長寿と月

2011年07月30日 | お酒

こんばんは。コンタツ営業統括部のキムラです。

窓から見える雲行きがあやしい・・・これから雨がふるのでしょうか。


夏はこれから!ですが、近頃はあまり夏らしくありません。

さて、その夏を通り越して、季節は秋。この時期のお酒と言えば・・・

ひやおろし!

ひやおろしとは蔵の中で夏を越して秋に旬を迎えるお酒のこと。

昔は 冬から春に造られ火入れして貯蔵した清酒は、秋になりその温度と外気気温が同じくらいになると、

「生」のまま樽に詰めて出荷していました。新酒の荒々しさが消え、まるみが出てほどよく

熟成し、お酒の最も飲みごろとした秋のごちそう酒。

一般的にひやおろしは9月9日の「重陽の節句」以降に発売となりますが、

重陽の節句は“菊の節句”とも言われ、江戸時代では五節句の中でも最も公の行事となり、

菊の花を浮かべた酒は不老長寿のめでたい酒として飲まれていたそうです。

これは古典文学の《太平記》「菊慈童」の謡曲となっています。

そこであっと気づいた方もいらっしゃるかもしれません。

あの新潟の菊水酒造さんの「菊水」はこの《太平記》「菊慈童」の謡曲に由来があるそうです。

つまり、これだけ接点があって…9月9日は菊水のひやおろしを飲まんとあかんのです。飲むべきでしょう!


菊水ひやおろし

ひやおろしっていうネーミング、けっこう業界用語ですよね。

私の友人は「ナニそれ?ヒヤオロシ?」

という…なんとも仁部もない反応。

 



そうだよな~分かりづらいよな~と思っていたのですが、

菊酒とか、不老長寿を願う為のお酒とかのほうが、イメージしやすいかもしれません。

もっと季節感とのマッチングを図るのであれば、9月12日の「仲秋の名月」に、

月を愛でながら飲む “月見酒”もいいですね!

なんかろまんちっくじゃないですかっ!お子様はお団子、大人は月見酒のひやおろし。



ひやおろしは日本酒イベント中でも上位に入る市場規模ですので、たくさんのアイテムを

目にすると思いますが、震災で被災に遭われた蔵元様も 順次発売を発表しております。

気仙沼の㈱角星さんのひやおろしはコチラ

角星 ひやおろし数量限定500本

大変な負担を強いられている状況で、通常の業務をこなし、

電話口ではいつも明るく話すその姿勢にただただ頭が下がります。



ひやおろしで皆の健康を願い、月をゆっくり愛でるのもいいのではないでしょうか。

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れっつとらい!TTYとは・・・「ワイングラスでおいしい日本酒」大好評☆

2011年07月28日 | お酒

こんばんは。コンタツ営業統括部のキムラです。

なんだか不思議な天気ですね。日中は暑いのですが、朝夕は風が吹いていて過ごしやすい。



突然ですが…弊社社員のおもしろトークを披露いたします!

 先輩A:おぉぉ、クールビズなのにネクタイ締めてるな、エライな

 後輩:なんだか(ネクタイしていないと)落ち着かないんですよ。

 先輩B:ネクタイしているだけで褒められるんだったら、オレだって毎日しますよ!

 先輩A:いや、ないね

 先輩B:すねちゃった。こうなったら明日から頭にまいてやる~
      お前、(ネクタイしていて)暑くないの?

 後輩:・・・あついっす。

この会話リアルで聞いていると、くだらないようで、でも実はちょっとほっとするんです。

日本全体が試されている時期ですから、緊張状態を少し緩ませることも必要なのかもしれません。



いつにもなく前置きが長くなってしまいました。

さて、昨日は弊社得意先の若手社員様を対象とした、セミナーがございました。

毎年行われているものですが、今年のテーマは

「ワイングラスで美味しい日本酒」 DE 飲食店様をサポート!、です。

今年初めての試みである「ワインで美味しい日本酒アワード」ですが、

自分で言うのもなんなんなんですが、すごくいい企画だと思うんです。

理に適っているし、今のトレンドやニーズとうまくマッチしているし。

だけど、昨日 セミナーの講師さんがおっしゃっていました。

「いくら最初の組み立てがよくっても、勝つ為、勝つ為の手法がなければ、

ゴールに球は入らない」

だぁ~そうですわ。と改めて感じたと共にまだまだやれることはあるな、と実感したのです。

まだまだ実績はこれから積み上げていくものですが、

きっとある程度予想できる部分と、予想だにしなかった展開と 出てくるのではないでしょうか。

まずは現場レベルで面白いっと思ってもらえるよう、戦法を練って練って練りまくれです。

徹底的にやるべし!略してTTY。(何でも訳せばいいものではないみたいです)

大変だけど、「大」きく「変」わるときだから、いつの間にか眼下に広がった壮大な景色をみるその日まで、

TTYのみ!(略せばいいってもんじゃ…)

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なでしこJAPAN!9月の予選まで目が離せない?!

2011年07月25日 | お知らせ

こんばんは。コンタツ営業統括部のキムラです。

先日明朝の地震はびっくりしました。

まだまだ心落ち着かない日々が続きますが…

被災地の方々はもっと不安な日々を送っていらっしゃるでしょう。

私たちができることをしっかり実行していくのみです。

個人としても、一企業としても、徹底的にやっていくことです。


さて、快挙です!

なでしこJAPAN、国民栄誉賞授与の可能性が濃厚とのこと!

9月には来年のロンドンオリンピックの予選も控えておりますし、

世界一となったなでしこJAPANがさらに大輪の華を咲かせてくれることを期待して・・・☆

それまでは なでしこ・・・なでしこ・・・なでしこ酵母のお酒が欠かせませんね!(笑)

日本の酵母とお米を使用したお酒で乾杯だ!



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嬉しいお知らせ

2011年07月22日 | お知らせ

こんばんは、コンタツ営業統括部のマツムラです。

今日はうれしいニュースをご紹介します!

それはこちら!

じゃじゃん。

暑い直にキリリと冷やしてさっぱり飲める

日本原産酒の甲州ワインを大陳して頂きましたぁ!!

売れ筋は、ルミエールのレザンファン甲州とのこと!

このレザンファンシリーズの甲州は甲州種の

新しい可能性として注目されている樽熟成のもの。

しかもただの樽熟成ではなくしっかり14ヵ月も熟成し

甲州種とは思えないコクと柔らかい酸が特徴。

とってもおいしいワインであるのはもちろん、驚きと

新しい発見があるので見かけたら是非、飲んでみてください!

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天下をとったなでしこ達。天領酒造のナデシコはいかが?

2011年07月21日 | お知らせ

こんばんは。コンタツ営業統括部のキムラです。

なでしこ達が世界の頂点に立ちました!

聞くところによると、ナデシコの花は踏まれても踏まれても起き上がる性質が強いのだとか。

「夢は叶えるもの」と言ったのは澤選手。

これを機にさらに世界中で女子サッカーが盛り上がってくれればと思います。

さて、勝利の余韻が冷めないうち…

実は、今 ナデシコ酵母を使用したお酒が注目を浴びております。

(各メディアでも取り上げられていますよ~!)

純米吟醸 『ひだほまれ 天領』 天領酒造 ひだほまれ 純米吟醸

米焼酎 『天真』 天領酒造 米焼酎 天真

ナデシコ酵母と日本のお米で造られたお酒を飲みながら あの感動の余韻にひたってみてはいかがでしょう。

天領酒造のナデシコを飲んでなでしこを讃えましょう!!天下をとったど~!!!

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夏バテ予防の食べ物!

2011年07月20日 | お知らせ

こんばんは、コンタツ営業統括部のマツムラです。

夏ですね!!

なんで夕方近くになると喉を潤す冷たいあいつを求めてしまうんでしょうか。

あ~、がっつりビール飲みて~!!

こんなに暑いと食欲も無くなりがちですが

こういうときほどしっかり食べないと夏バテになっちゃいますよね。

そんなわけで夏の暑いときに食べるものといったらこれ!!

じゃじゃん!

冷汁です!!

冷汁って全国津々浦々いろんなタイプがあるんですよね。

アジとかの魚介を入れた冷汁、野菜たっぷりの冷汁等

僕の実家は海なし県の埼玉なんで

きゅうりとかみょうがとかしそとか夏野菜をたっぷり入れたのが主流です!

夏バテしててもこれなら栄養たっぷり補給できるので

元気もりもりですね!!

皆さんの実家の冷汁はどんなのですか??


京橋で「ただいま~」っと言いたくなるようなお店発見/東北復興フェアやっています

2011年07月13日 | お酒

コンタツ営業統括部のキムラです。

7月も半ば!半ばですよ!!!

みなさん、おいしいお酒を飲んでいますか?

まちがっても飲まれちゃいけませんよ。まちがっても寝過ごして八王子とか大槻まで行っちゃダメです。

(だれ~、そんなことした人~)



今日は久々にお店のご紹介です!

弊社本社は東京駅八重洲口方面を歩いて5分の超好立地にあり、

地方からいらっしゃるメーカー様には、「分かりやすくていいですね~」と好評を得ているものです。(本当かな?)

ここ東京駅の周辺には、新旧様々な飲食店がございますが、私はどちらかというと、

味のある、またはそういう雰囲気が感じられるお店が好きです。

東京駅から散歩以上、ウォーキングする距離の京橋あたりがおすすめです。




どうやら、そこは野菜を中心とした和のお食事を楽しめるお店らしい…

地下の階段を下りると、落ち着いた空間となにやらいい香り。

手渡されたおしぼりからもふわっと香る。

予約していた席は畳席で、周りを障子で囲っており、壁側にひっつくようにして備えられた

年季の入った木のテーブル。

思わず「けぇったぞ~」と実家に帰省した時の妙な安心感があります。

 厳選野菜の盛り合わせ

お店の看板メニューらしいです。

フルーツトマトがあまあまでうはうはです。人参もジューシーでした。こだわりの塩、味噌も付きます。

マヨネーズはピュアセレクトらしいです。笑

東北復興フェア

ここで登場するのが…ワイングラス!!!

お店の方に「ワイングラスもね!」とお願いするのはもうお手の物。

恥ずかしがらず、当然でしょとしたり顔で振る舞うのがコツです。

日高見(宮城県石巻) と 伯楽星(宮城県大崎) をそれぞれ頂きました。

日高見は本来の商品ではなく、震災で生き残った数十本のタンクのお酒を一部をブレンドして、出荷したものなのです。

(純米酒と純米大吟醸のブレンド酒)

力強い味わいから、これからの復興の決意を感じます。

伯楽星は本当にお美しい味わいです。

ワイングラス向きです。手の届かない美人さんって感じ。ワイングラスで飲むと鬼に金棒(?)




地酒がこういう風なかたちで注目されるとは…。

悪いことではありません。つなげていきましょう。

ワイングラスはいい導入材だと思います。

帰農庵時代おくれ

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ごぼうの木??

2011年07月12日 | お知らせ

こんばんは、コンタツ営業統括部のマツムラです。

先週日曜日に久々に実家に行ってきました。

実家は埼玉にあるんですが、海無し県だけあって

そりゃもう暑いこと暑いこと。

今年は梅雨明けも例年よりも早くて埼玉の熊谷は

6月で39度っていう酷暑日も記録。

今年はどこまで暑くなるんでしょうかねぇ。

さてさて実家で珍しいものがあったんで写真撮ってきました。

ジャジャン!!

このでっかい木みたいなもの、なんだかわかりますか??

実はこれ、ごぼうです。笑

もう食べられないくらい大きくなってしまったんですが

種を取って来年はしっかり植えるとのこと。笑

そんなわけで実家に帰ってリフレッシュ!!してきました。

今週はやることがたっぷりあるんでいつまでに何をどうやっていくって

ことを強い意志を持ってこなしていけるように

がんばるぞ~!!

 

 


㈱男山本店 菅原社長ご来社頂きました!

2011年07月11日 | お知らせ

こんばんは。コンタツ営業統括部のキムラです。

昨日は鯵のお刺身と日本酒!うきゃ~っっうまいでんがな!!!

最近は蕎麦と日本酒の組み合わせもいい感じです。なんでこんなに合うんでしょう。

天ぷらと日本酒、なんでこんなに旨いんでしょう。

他にも 板わさ、塩辛、焼き鳥に・・・妄想がとまらない。

いずれにせよっ、暑くてもぬるかんがおいしいんです~。



さて、先週ですが、気仙沼の(株)男山本店さんの菅原社長様が上京の折、お忙しい時間を縫って、

弊社へご来社頂きました!

メディアでは伝わらない、リアルな状況を伺ううちに、本当に知りたい情報は

直接伺うしか方法はないのだと思い知りました。

状況はいまだに悲惨です。

エリアによって日常と非日常の差が激しく、一部ゴーストタウンと化しているところも。

気温が上がると、冷蔵庫ごとながされた冷凍の魚が腐敗し、風向けによっては匂ってしまうこと。

そんな中、先日の気仙沼港の鰹水揚げは地元の人々にとってまさに精神的な希望。

本格的な数量だと10分の1にしかならないようですが、それでも港がもとの活気を取り戻すための

第一歩を踏み出したのですから。

男山本店さんは地震のあと、津波が来る前にベテランの杜氏が蔵内全ての商品、タンクのお酒をチェックしたそうです。

菅原社長は「杜氏はすごく細やかな人で、冷静沈着。プロ中のプロ」とおっしゃる通り、

自身の手塩にかけた子どもの面倒を見るように、その後津波の被害を生きぬいたもろみを

最後まであきらめることなく瓶詰めまで見届けたのです。

「瓶詰後は晴れ晴れとしてました」と菅原社長。


そういう蔵人の想いを馳せながら、商品をお届けしたい、それが弊社の役割です。


いうまでもありませんが、日本酒って本当に手造りなんですよね。

イマドキこんなにもクラフトメイドなものって珍しい。

だからなのかな、物質性を超越したものをびゅんびゅん感じてしまうのです。

(単に日本酒びいきじゃないですよ~)

最近各蔵元の特徴を調べる機会が多いので、もうリアルな情報を求めに、

無性に日本酒蔵の見学にいきたいんです~。いきたい~いきたい~週末計画中。

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「天領 どぶろく」を試飲いたしました!

2011年07月07日 | お知らせ

こんばんは。コンタツ営業統括部のキムラです。

先ほどまで 天領酒造さんの「どぶろく」の商品勉強会を行っておりました。

皆様「どぶろく」ってどんなイメージをお持ちでしょうか?

 

正直 私は むか~し、むか~しのお酒という超偏見なイメージがあったのですが、

最近はどうもそうではないみたいです!

マッコリが空前のブームになり、韓国産のみならず、

国内の地酒蔵が造る「和マッコリ」なるものが登場しました。

「和マッコリ」の明確な定義がないので、アイテムは様々ですが、

その中にどぶろくも入っているようです。

今だからこそ、どぶろくが自然な流れで注目を浴びるようになったのかもしれません。



どぶろくとは・・・

出来上がった醪の、まだ溶けきれていない米の個体部分が残った白濁した部分。

この状態が正真正銘の「どぶろく」です。

ご承知の通りっ!米と米麹のみで造られたものを「どぶろく」と呼びます。

どぶろくって無添加なんですね。



天領のどぶろくは、女性やもともとどぶろくユーザーではない人をターゲットとして設計されています。

かわいいじゃん☆

だから、ラベルデザインもちょっとオサレで、味わいはごっつい感じではなく、

試飲してびっくり!意外とさわやか~です。ちょっぴり 発泡感が残っていて、酸がピリッと癖になる味わい。

この酸味がいい!清酒にはあまり無い、クリスピーな酸です。

弊社女性社員がソーダで割ってみたりと、好評でした。

時間の経過とともに、酸が上がり、味わいの変化を楽しめるのもいいですね。



どぶろくは確かにマイナーな存在ではあるかもしれませんが、

その存在価値は徐々にあがってくるのでは・・・?と思わせる一時でした。

なんたって、国産の無添加の白いお酒です。

本当に質の良いものはなかなか爆発的なヒットとはならない・・・←世の摂理かもしれません

だけど、長く残っていくのは、そういった商品ではないでしょうか。

人々の価値基準が変わろうとしているイマ、何が「大切」か顧みる消費者が増えているように思います。

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