こんばんは。コンタツ営業統括部のキムラです。
窓から見える雲行きがあやしい・・・これから雨がふるのでしょうか。
夏はこれから!ですが、近頃はあまり夏らしくありません。
さて、その夏を通り越して、季節は秋。この時期のお酒と言えば・・・
ひやおろし!
ひやおろしとは蔵の中で夏を越して秋に旬を迎えるお酒のこと。
昔は 冬から春に造られ火入れして貯蔵した清酒は、秋になりその温度と外気気温が同じくらいになると、
「生」のまま樽に詰めて出荷していました。新酒の荒々しさが消え、まるみが出てほどよく
熟成し、お酒の最も飲みごろとした秋のごちそう酒。
一般的にひやおろしは9月9日の「重陽の節句」以降に発売となりますが、
重陽の節句は“菊の節句”とも言われ、江戸時代では五節句の中でも最も公の行事となり、
菊の花を浮かべた酒は不老長寿のめでたい酒として飲まれていたそうです。
これは古典文学の《太平記》「菊慈童」の謡曲となっています。
そこであっと気づいた方もいらっしゃるかもしれません。
あの新潟の菊水酒造さんの「菊水」はこの《太平記》「菊慈童」の謡曲に由来があるそうです。
つまり、これだけ接点があって…9月9日は菊水のひやおろしを飲まんとあかんのです。飲むべきでしょう!
ひやおろしっていうネーミング、けっこう業界用語ですよね。
私の友人は「ナニそれ?ヒヤオロシ?」
という…なんとも仁部もない反応。
そうだよな~分かりづらいよな~と思っていたのですが、
菊酒とか、不老長寿を願う為のお酒とかのほうが、イメージしやすいかもしれません。
もっと季節感とのマッチングを図るのであれば、9月12日の「仲秋の名月」に、
月を愛でながら飲む “月見酒”もいいですね!
なんかろまんちっくじゃないですかっ!お子様はお団子、大人は月見酒のひやおろし。
ひやおろしは日本酒イベント中でも上位に入る市場規模ですので、たくさんのアイテムを
目にすると思いますが、震災で被災に遭われた蔵元様も 順次発売を発表しております。
気仙沼の㈱角星さんのひやおろしはコチラ
数量限定500本
大変な負担を強いられている状況で、通常の業務をこなし、
電話口ではいつも明るく話すその姿勢にただただ頭が下がります。
ひやおろしで皆の健康を願い、月をゆっくり愛でるのもいいのではないでしょうか。
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