逸酒創伝 ぬるかん日記♪~東京の老舗酒問屋「コンタツ」 若手社員奮闘中~

熱すぎず、冷たすぎず。
リラックスできる「ぬる燗」のような関係を、あなたと。

天空の夕べ

2012年12月27日 | イベント

皆さんこんにちは。営業統括部のマツダイラです。

先日、飛騨酒造組合の輸出プロジェクトに関わらせてもらったご縁で、高山市より「飛騨牛を味わう天空の夕べ」に招待していただきました。

場所は東京スカイツリータウン31階にあるレストラン「LA SORA SEED Food Relation RISTORANTE」

山形屈指のイタリアンとして有名な「アル・ケッチァーノ」奥田政行シェフがフードプロデューサーをつとめるレストランです。

 

高山市長のご挨拶のあと、クリスマスカラーにライトアップされた東京スカイツリーをバックにまずは奥田シェフから高山の食材を使ったお料理の説明です↓

スカイツリーの左後ろには東京タワーも^^。

どのメニューも素材本来の味がしっかり感じられ、それでいて優しくまとまっているものばかりでした。

プロの料理人は、やっぱりスゴいです。

 

おっと、今回の目的は、食べ物ではなく、日ごろご懇意にさせていただいている高山のお蔵元様の日本酒と高山の特産品とのマリアージュを視察するというものでしたが、やはりお蔵元様にとっての晴れ舞台に立ち会わせてもらったと言った方が正しいかもしれません。

まずは久寿玉の純米無濾過生酒↓

写真中3本あるうちの、真ん中のものです。

久寿玉の平瀬社長曰く、つい1週間前に搾ったばかりのものだとか。

香りは生酒によくあるメロンやバナナを思わせる甘い華やかな香り・・・、と思いきや裏切りの柑橘系。

味わいの中もかすかに心地いい苦味が感じられ、香りと相まってまるでグレープフルーツのよう^^。

バランスがとても楽しい逸品でした。

 

続いて、燗酒のコーナー。

以前等ブログでもご紹介した熟成古酒専門蔵「川尻酒造場」の「天恩」と「山ひだ」がありました。

やはり熟成古酒はぬるく燗をつけると後味が伸びやかになり、いいですね^^。

隣のブースで出されていた飛騨牛のローストと、最高の相性を見せていました。

 

コメからできる日本酒は、ブドウからできるワインと違い、様々な料理との幅広い相性が最大の特徴。

ある意味料理との相性の幅が狭いワインはそれを逆手にとり、「マリアージュ」という概念をマーケティングに取り入れたとも言えます。

天空のレストランで、日本酒の底力を垣間見たのでした。


北海道、高砂酒造から稲刈りの便りが届きました!

2012年12月25日 | お酒

こんばんは。コンタツ営業統括部のキムラです。

今日の小ネタ。

“いーきゅー”とは?

きゅうりの漬物ではありません。私はあれが好物ですが、

正確には“EQ”です。

今日、マツダイラ先輩に海外のクライアントが世間話のついでに、言ったそうです。

“IQが高くてもEQが高いとはかぎらないわ。ねぇ”

ちなみに、ねぇのぶぶんは“Right?”です。意訳(笑)

「地頭の良さ」を指し示すIQ(知能指数)と比した概念だそうです。

Emotional Quotient の略、日本では「こころの知能指数」ともよばれ、

社会的に成功する者はこのIQとEQの能力を両方持ち合わせているとのこと。

「相手のことを思いやって、お仕事しましょう~っ

その為には自分の感情をコントロールする訓練が必要で、それも一つの能力です」ってことなのでしょうか。 

よくは分かりませんが、そりゃ~知能高くて、人格者だったら社会からモッテモテでしょうね。

勉強になりました 



さて、 ご案内です。

北海道は高砂酒造さんから、蔵便りが届きました!

クリック♪

北海道の酒造好適米である「彗星」の刈り取りだそうです!

黄金色の穂ががキラキラと光って、まさに北海道の壮大な風景ですね!

来年にはアイスドームの写真も送って頂けるので、楽しみにしております



今年も残りわずか、皆様お忙しくされているとは思いますが、

やるべきことをやって(ここ重要!)、身の回りの整理整頓をして、

2013年を迎えましょう(よし、いいこといった) 

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【ギョームレンラク】今週末、吉祥寺「エイヒレ」にて集合!白雪テイスティング会開催!

2012年12月18日 | イベント

こんばんは。コンタツ営業統括部のキムラです。

ぽんしゅのおいすぃ~季節だぁっっ毎晩楽しみ

やっぱり季節と日本酒のシンクロははんぱないっすね。寒い時に飲む燗、暑いとき飲む生貯や冷酒、

大人になればなるほど、求めている気がします。もうすぐAround Thirty・・・

でも、昔に戻りたいなんて思いません。歳を重ねるは全然悪くない。日本酒のおいしさが五臓六腑にしみわたります。


さて、ギョームレンラクです!



12月21日(金)19:00~21:00、

 

吉祥寺ハモニカ横丁の「エイヒレ」にて、小西酒造さん(ブランド名“白雪”)のテイスティング会が催されます

ご近所のかた、お時間ある方は是非ご参加くださいませ

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ウマいものはウマい!

2012年12月17日 | お酒

こんにちは。営業統括部のマツダイラです。

先週の土曜日は、所属するソフトボールチームの今季最終活動日でした。

最終日は紅白戦をやることになっていて、時折霧雨の降る中、アツい試合をやってきました。

紅白戦はヤングチームとアダルトチームに分かれ、不肖マツダイラ、ヤングチームに配属されまして、そこそこ頑張ったのですが結果はヤングチームのまさかの2連敗

来年、リベンジ頑張ります。

 

さて、試合が終わればノーサイド。

チームメイトの皆さんと近くの中華料理屋でお疲れ様会^^。

お店の方のご好意で、やってきたのがこちら↓

海外出張に行くと、現地のビールをよく飲みますが、やはり「品質」という面からすると、日本のビールは相当なものがあります。

大手4社が国内市場で、ないシノギをギリギリにまで削って競争している結果、常に均質で高質な商品が生産されているのだと思います。

海外のビールも個性が様々で面白い。でも、やっぱりニッポンのビールはサイコーです!!


おいしい地酒を新宿で!駅からダッシュで1分!!!旨い、安い、早い!

2012年12月14日 | お酒

コンタツ営業統括部のキムラです。

日本酒のおいしい~季節になりました!

ぽんしゅぽんしゅ

・・・っと日本酒を取り巻く環境も微妙なんですよね。

例えば、

・口数の減少←これはどうしようもありません。

・WHOの世界戦略を始めとして、酒類への風あたりが強い。←業界的には「お酒さいこ~いっえ~いっ」て声だかに言えない。。。
私はあくまでも個人的に叫んでいるだけです(笑)

・若年層の飲酒率低下←ビールも飲まないんだって!これは驚愕なシーンを目にしたのです。お好み焼き屋に行った時のこと、
カップルがオーダーしたものは、女性がラムネ(瓶)、男性がウーロン茶!!!まじっすか何が楽しいんじゃっ!って
思わず叫びだしたくなるのを必死に押さえ、改めて実感をいたしました。これは危機的状況だと。 (まったまたまですけどね)

・海外では日本酒の良さが認められ、需要も拡大しているのにかかわらず、国内では次世代に日本酒文化を継承できていない。
←新規ユーザーを開拓できていないのは我々販売者の責任でもあります。

・お米(加工用米)の不足と価格の上昇←蔵元が安心して酒造りに挑めるよう、安定供給の為の整備体制を具現化することが必要。

・お酒の需要と供給が必ずしも一致していない←プロダクトアウトかマーケットインかで二分されるほど
単純ではありませんが、「いいものは売れる」訳ではないことを誰も感じているハズです。 

・・・ぜえ。まだまだありますよね。


とにかくっ酒あおって・・・ぢゃなく楽しく飲んで、明日頑張ろう!!!チャンスは絶対ある!!!いっえーい。

ということで、、、アタクシは捜査員として、

先日、飲む場所としてはめったに選ばない新宿に降り立ち、アルタの裏のとあるビルに潜入!

目的は・・・

ぢゃぢゃん

なんか見たことあるよな・・・

そうです~弊社の「逸酒創伝 頒布会」が新宿で飲めるんです!!!うれしぃ~

やっぱり何度見ても嬉しすぎる。弊社頒布会は今年で36回目です。

人間にして、仕事のノウハウや楽しさも分かり、油がのってきた中堅社員って感じですかね。

あっちがいますね。

しかもワイングラスで!!!

12月は極聖(岡山県の宮下酒造)です。

純米吟醸は上品な華やかさがワイングラス向き!純米酒はお料理がすすみますね~のみやす~い!!!

結構な杯数を頂いちゃいました。だってだって、がぶ飲みワインぐらいの量が入ってたったの

450円ですよ?!(お店の人いわく、お酒で儲けようとは思わないのだとか)

新宿ですよ?!

お料理も和食メインでどれもリーズナブル&旨い!

こういうお店が世のサラリーマンを支えているのですね。

高くて美味しいお店はたくさんあるけど、こういうお店こそ、

「飲みの文化」や「仲間」、「人の縁」が築かれるのかな~と思います。

皆様も是非、おいしい地酒を飲みに、行ってみてくださいね。

【店舗情報】
三平酒寮 西口店 (さんぺいしゅりょう)
03-3348-2198
東京都新宿区西新宿1-12-51-12-5 西口三平ビル 3F

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嬉しい誤算

2012年12月13日 | イベント

皆さんこんにちは。営業統括部のマツダイラです。

 

私は現在日本酒の国内市場のマーケティング、ならびに海外輸出を担当しております。

日本酒の国内市場は数量ベースで1973年を境に減少をし続け、ピークの3分の1にまで縮小しました。

昨年度ようやく数十年ぶりに前年比プラスになったものの、厳しい状況にあることには変わりありません。

要因はいろいろ考えられますが、担当者として、大きく以下のような流れになっているのかなと分析しています。

 

1) 現在の日本酒需要の約半分を支えているのは、60歳以上の方たち。戦後、物資が乏しく冷蔵設備も充実していなかった頃は、常温保存が可能で手軽な日本酒が重宝されていて、今でもその手軽な日本酒の味を求めるユーザーは多い。

2) この世代に続く40~60歳の世代の日本酒ファンは、上記の反動か、造りや商品に強いこだわりを持っていて、ともするとマニア化してしまっている。

3) そのため、若い世代にとって日本酒の世界が、とてもハードルが高いものとなっている。

 

今やワインは寿司屋さんでも飲めるのに、日本のイタリアンやフレンチのレストランで日本酒に出会うのは皆無に等しいといった現実を目の当たりするにつけ、忸怩たる思いになります。

コメを原料にし、アミノ酸が豊富な日本酒は、食との相性が幅広く、洋の東西を問わず様々な料理と手軽に楽しめるのが大きな魅力の一つですが、その魅力をどうすれば多くの人に知ってもらえるかと、いつも考えております。

 

さて、先日、プライベートでお世話になっている社長が趣味でやられているアカペラのライブを人形町にあるダイニングカフェでやるということで、行ってまいりました。

ライブ終了後、そのままそのカフェで飲んでいたのですが、ふと店内を見ると、冷蔵ガラスケースがあり、何と一升瓶の日本酒が並んでいるではありませんか@@。

嬉しくなってしまい、思わず店の人に尋ねてみると、「洋風形態のカフェだけど日本酒が好きなので置いている」のだとか。

美味しいピザやパスタをつまみながら、日本酒を楽しませてもらうことにしました。

 

まずは和歌山の「黒牛」純米生原酒です。

弊社がオーストラリア向けに輸出をしている銘柄でもあります。

精米歩合を高めに設定し、コメの旨味がしっかり残っています。

生酒ならではのフレッシュ感と、原酒ならではのコクが見事な逸品です。

 

その他に、2種飲みました。

どちらも偶然にも、私の地元福井のお酒でした。

「白岳仙」しぼりたて純米。

そしてこちら

「梵」ときしらず濃醇辛口長期氷温熟成

最近低温長期熟成酒の魅力にハマりつつありますが、熟成感がとても心地いいです。

 

いずれも大振りのグラスで提供してくれたので、香りも楽しめました。

ステムなしのワイングラスで出してくれたら、もっと飲んでてカッコいいですね^^。

 

こうやっていろいろな業態で普通に日本酒が馴染んで行ったらいいなと、l心から思いました。