暗いニュースが目につくようになった。
倒産ラッシュ前夜の中小企業 再起を図るための「廃業のススメ」
急激な円高といっても、そんな気がしない。いつの間にか70円台の後半なら普通と思うようになった。80~90円に戻るとは思えないし、もし戻るとすれば、日本が売られはじめたのかなと思うようになっているかもしれない。何となくだけど、ビジネスの現場から元気が失われているような気もする。倒産ラッシュ前夜なのかなぁ。
中小企業から元気がなくなると、日本から元気がなくなってしまう。何とかしてほしいけど、税金をばらまかれても困るしなぁ。
倒産ラッシュ前夜の中小企業 再起を図るための「廃業のススメ」
中小零細企業が、今、まさに崖っ縁まで追い込まれている。急速な円高に加え、中小企業を優遇する法律の期限切れが迫るなど、取り巻く環境が悪化しているためだ。金融機関も準備を進めており、まさに“倒産ラッシュ”前夜の様相を呈している。
東京商工リサーチによれば、10年の休廃業・解散件数(推計値)は、倒産件数の約2倍の2万6808件にも上る。しかも前年比103.7%と、ここ数年、増加し続けているのだ。背景には、業績がよかろうと悪かろうと、まずは「後継者が決まらない」という中小企業に共通の悩みがある。
今後はさらなる「大倒産時代」に突入しそうだというから恐ろしい。10年の倒産件数は1万3321件と前年比約14%減ではある。だがこれが“倒産予備軍”ともなると、「4万~5万社にも及ぶ」(友田信男・東京商工リサーチ取締役情報本部長)というのだ。その引き金になりそうなのが、“平成の徳政令”とも揶揄された「中小企業金融円滑化法」が来年3月末に期限切れを迎えることだ。
これは、中小企業が銀行など金融機関からの借入金の返済を猶予してもらうというもの。じつは、倒産件数がほぼ横ばいで推移している最大の理由は、この円滑化法の効果によるものとの見方が強い。実際は、金融機関の隠れ不良債権は5兆円との指摘すらある。それもそのはず。条件変更の実行件数は約115万件(11年9月末)にも上っているが、返済猶予を受けたところで先延ばしにすぎず、根本的な業績改善が図られていない中小企業があまりに多いからだ。
東京商工リサーチによれば、10年の休廃業・解散件数(推計値)は、倒産件数の約2倍の2万6808件にも上る。しかも前年比103.7%と、ここ数年、増加し続けているのだ。背景には、業績がよかろうと悪かろうと、まずは「後継者が決まらない」という中小企業に共通の悩みがある。
今後はさらなる「大倒産時代」に突入しそうだというから恐ろしい。10年の倒産件数は1万3321件と前年比約14%減ではある。だがこれが“倒産予備軍”ともなると、「4万~5万社にも及ぶ」(友田信男・東京商工リサーチ取締役情報本部長)というのだ。その引き金になりそうなのが、“平成の徳政令”とも揶揄された「中小企業金融円滑化法」が来年3月末に期限切れを迎えることだ。
これは、中小企業が銀行など金融機関からの借入金の返済を猶予してもらうというもの。じつは、倒産件数がほぼ横ばいで推移している最大の理由は、この円滑化法の効果によるものとの見方が強い。実際は、金融機関の隠れ不良債権は5兆円との指摘すらある。それもそのはず。条件変更の実行件数は約115万件(11年9月末)にも上っているが、返済猶予を受けたところで先延ばしにすぎず、根本的な業績改善が図られていない中小企業があまりに多いからだ。
急激な円高といっても、そんな気がしない。いつの間にか70円台の後半なら普通と思うようになった。80~90円に戻るとは思えないし、もし戻るとすれば、日本が売られはじめたのかなと思うようになっているかもしれない。何となくだけど、ビジネスの現場から元気が失われているような気もする。倒産ラッシュ前夜なのかなぁ。
中小企業から元気がなくなると、日本から元気がなくなってしまう。何とかしてほしいけど、税金をばらまかれても困るしなぁ。