一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2019.5.18 伯母子岳

2019年05月19日 | 高野山・熊野古道
この日は休日となり、今月初めの連休に山行して撤退した熊野古道小辺路のことがずっと気懸りになっていた。
自分の計画したスタイルの見直しをする意味でも日程を変えて歩き繋いだり、要所だけでも歩くのが良いかなと思い、撤退した高野龍神スカイライン出合から少し先になる大股から伯母子岳のルートなら日帰りで歩けそうなので、5時半頃自宅を出発して曇り空の下高野山から龍神スカイラインに入る。
撤退した場所から車を走らせて大股へのルートを確認する。





そして方峠から桧股集落を抜けて大股へ。
手前の野迫川村へと下る道に入ると細い道の通過があるとのことだが、方峠から大股への道は舗装された道幅の広い道だったので安心して走ることが出来た。
奈良県などで国道とはいえどうしても擦れ違い困難な細い道の運転はそれだけで疲れてしまい、登山口に着いてもぐったりしてなかなか手こずることが多い。
そんなことも無かったが大股で駐車出来る4台目がちょうど停めている所で一杯だったので、路肩に邪魔にならないよう駐車し7時40分にスタートする。







集落の半端無いつづら折れ急登を登って行くとソロの海外からの人が肌寒い中Tシャツ短パン姿で元気良く「お早うございます!」と言って大股へと下って行った。
少し高度が上がって来て樹林の隙間から西方向が望め、目を凝らしてみると斜面の向こうに護摩山タワーらしきものが見えたので、どうやら護摩壇山のようだ。



しかし、これ以降ガスがかかりだし、眺望も無くなって雨が降り出す。
登山口から50分ほど登った所で宿泊地の候補にしていた避難小屋の萱小屋に到着。
下調べしていた以上に良い所で水もあり、休憩されていた二人が備えられていたコーヒーを飲んでおられた。









小屋で寝るも良し、テン泊するも良しの好適地だ。
肌寒い日でようやく身体も温まりだした頃だったので、休憩せずに先へと歩く。
気温が低いせいか体調が良くてその先の綺麗なツツジを見たり、歩いていて気持ちの良いルートを巡る。







稜線上となる夏虫山の分岐に9時10分頃到着。



結構雨混じりの強い風が吹き抜けてきたのでもう一枚羽織り、傘も差す。
そこから30分ほど歩き、昨年10月奥千丈林道から伯母子岳遊歩道入口から歩いた時に通った分岐に到着した。



風が強くガスが巻いてるので山頂に行っても仕方が無いと思い、先に避難小屋のある伯母子峠を目指す。
10時に風雨を避けて二人が休憩していた避難小屋に挨拶して入る。



こんな天候時の避難小屋の存在はとても有難い。
一人は新潟から来て熊野本宮を目指しておられるようで、すぐにポンチョを羽織ってバタつかないように腰辺りで紐を結んで出て行かれた。
もう一人は同じ大股からのピストンとのこと。
きゅうりや玉子サラダ、パンを食べて休憩後、山頂を目指すことにする。
前回来た時山頂からこの避難小屋を目指したがルートを間違えて小辺路の迂回ルートを下ってしまい、道迷いしたことがあったので、どこをどう間違ったのか確認をしたかったのだ。
避難小屋からは山頂まで600mの緩やかな道を登って行く。





山頂手前で崩落個所の迂回路の指示があるのを前回も確認。



上の画像では正面北側方向が小屋から登って来たルートで右手東方向に行く迂回路は山頂から直線状に伸びているルートだったので北側に下るルートや迂回指示の下にある古い小さな読み辛い支持板を見逃したことが判った。
前回山行時の帰宅後、何度も登山地図や地形図も見て判らなかったことがやっと確認出来た。
山頂には一人東京から来て三浦口を目指すと言う人が写真を撮って欲しいと待っておられた。
こちらも写してもらう。



前回は大展望を満喫出来たがこの日はさっぱりガスの中、山頂をそこそこにして分岐へと下る。
途中、20人のツアー登山や二人の海外の人が二組登って来られた。
11時05分分岐に下り着く。



ここからは往路を戻るだけなのと時間も早いので夏虫山へと向かう。
ガスが巻いている中、このような少しマイナーな低山はルートをしっかりと見なければと目印になりそうな木や石を注意深く見ながら、あまりはっきりしない赤テープのある踏み跡を辿って行く。
ようやく夏虫山?と判断した何も標識の無いピークに11時45分到着。



こんな自撮りしている場合ではないなあとすぐに赤テープを見て下ると先に別のピークがうっすら見える。
そちらが夏虫山のピークかと思うが、元のルートに戻らねばと思い登り返して別の赤テープを確認。
そちらへと下ると登りで確認してきた木や石が見てとれたので12時に小辺路のルートに復帰した。



GPSやスマホの購入が必要と感じる。
途中で雨が一時上がり樹間から高野山方面が見てとれ、先日登った楊柳山?らしき山が確認出来た。



萱小屋に着く頃にはまた雨が激しくなり小屋では海外の人が二人と別に一人が休憩していた。



小屋のベンチで一息入れてから雨が止んだ大股まで一気に下った。





流れは綺麗な水を湛えていた。



トイレ前のベンチで一人同年代位の海外の方が休憩していてこれから旅館に行くとのこと。
支度を整えて帰りしなにトボトボ歩いておられたので声を掛けてまだ先のホテルまで送る。
高野龍神スカイラインに上がり、野迫川村の案内所に寄ったり、高野山で土産の生菓子のお餅を購入。
橋本に下る371号の道のことが判らないので案内所で聞いてみると、運転に自信があるなら通って下さい。
車が一台通れるのがやっとの道なのでと教えてもらい、往路となる大門から矢立を通り、フルーツラインに入り橋本から富田林へと帰った。




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