■こならの森213号■2006.1発行
表紙 「花地図 」
C・o・n・t・e・n・t・s
■こならの森2月号■
としこの巻頭詩………………………3
イメージサークル……………………4
ヤンバルのー子の青春レストラン…5
特集「合併後のまちづくり」………6
風の独り言…………………………16
書評/絵本紹介……………………17
三鴨の窓辺から……………………18
各市文化会館情報…………………20
インフォメーション………………22
[映画・CD・ビデオ・コンサートetc.]
イベント情報/協賛店マップ
■■■■■■■■■■■■■■■
【本文抜粋記事】
◆実践報告◆
「実践的まちづくりの事例」まちづくりビジネス学入門
■藤村 今日のように、行政、学生、まちのみなさんがどのように一緒に活動ができるのかという仕組みが、町づくりとしてはとても大事です。佐野が佐野だけのことを考えても、少しもおろしろくないのではないか。
早稲田の町は、約5万人を相手に460店舗が商売をしている。学生が3万人はいますが、休みに入ると相手にならない。夏休みの2ヶ月はどうにもならない、その頃来ていただくと、シャッター通りとなっている。そこで9年前に、あまりに夏枯れが激しいのでなんとかしよう。講堂前でコンサートをやろうとしたが、月1000円の予算でそれは無理だ、だったらどうするか、最近は環境とかリサイクルというと人が集まるらしい。環境とかそんなことはどうでもよかった、夏枯れ対策としてはじまった。環境なら費用が安くて人が呼べる、そこでイベントを企画した。イベントをやるとゴミが出る、だったらゴミが出ないイベントをしよう。分別回収をして、ゴミが出ないイベントにしたらいい。当時は、空き缶回収機や、ペットボトル回収機があった、それを借りてこよう。そんな時に、便利なのが「早稲田大学」の名前です。いろいろな企業に声をかけたらメーカーが集まってきた。
ところがそのイベントが写真入りで新聞に載った。「都の西北リサイクルへ」、朝起きると商店街はとんでもないことになった。その後のイベントではNHKが1時間の特集を組んだ。
その一番の目玉が、空き缶回収機です。そこに空き缶を投入すると、何回かに一回の割でチケットがあたる。それをもってお客が、店にやってくる。空き店舗をエコステーションと名付けて空き缶(お客さん)回収機の設置場所として利用した。
あまり環境問題をまじめに考えると長続きしない、本当にやっているひとは2、3年で頭に来る。
「これだけ大事なことを、あなた達はなぜちゃんとしないのよ」
私たちは始めから動機が不純なので、10年目に入っても、リサイクルをゆうゆうとやっておる。これをやっていると、二つのことがおこってきた。
今まで商店会の役員会に学生さんがやってくるということはなかった。商店会と学生さんがそこまで仲良くなったことはない。学生さんにいわせると、チケットが情報発信となる。これをまちづくりシステムだといったのは学生さんの方でした。
中学校の50周年の記念事業を町と一緒に考えたい。そこで「戸塚の町を考える会」として80歳のおばあちゃんの話を聞いた。記念事業として毎年行うようになった。中学生は50年前のことを知らない、ということが分かった。学校で徳川時代がなにかは習いますが、自分たちの町の昔を知らない。まちづくりも、町がどうなってきたのかをみなさんが知らなければなっていかない。それが地域のコラボレーションとなった。
阪神大震災がおこったあとに、商店街の活動がはじまったこともあって、地震について勉強した。そうしたら、ほとんどの人が即死です。圧死、ショック死がほとんどです。殺人をしたのはみんな家です。ですから、耐震補強をしなければ助からない。
こういうことは、なかなか住民の方にわかってもらえない。そこで実際に震災が起こったときのイメージが大事なんだということをいっている。
大震災が起こってから3秒後、3分後、3時間後のイメージを考えてもらいます。みんないろいろなことをいいます。火を消す、家族を起こす。ですが、実際に3秒後に起きられるものだった起きてみてください。できません。現実のイメージが大切になるんです。
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表紙 「花地図 」
C・o・n・t・e・n・t・s
■こならの森2月号■
としこの巻頭詩………………………3
イメージサークル……………………4
ヤンバルのー子の青春レストラン…5
特集「合併後のまちづくり」………6
風の独り言…………………………16
書評/絵本紹介……………………17
三鴨の窓辺から……………………18
各市文化会館情報…………………20
インフォメーション………………22
[映画・CD・ビデオ・コンサートetc.]
イベント情報/協賛店マップ
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【本文抜粋記事】
◆実践報告◆
「実践的まちづくりの事例」まちづくりビジネス学入門
■藤村 今日のように、行政、学生、まちのみなさんがどのように一緒に活動ができるのかという仕組みが、町づくりとしてはとても大事です。佐野が佐野だけのことを考えても、少しもおろしろくないのではないか。
早稲田の町は、約5万人を相手に460店舗が商売をしている。学生が3万人はいますが、休みに入ると相手にならない。夏休みの2ヶ月はどうにもならない、その頃来ていただくと、シャッター通りとなっている。そこで9年前に、あまりに夏枯れが激しいのでなんとかしよう。講堂前でコンサートをやろうとしたが、月1000円の予算でそれは無理だ、だったらどうするか、最近は環境とかリサイクルというと人が集まるらしい。環境とかそんなことはどうでもよかった、夏枯れ対策としてはじまった。環境なら費用が安くて人が呼べる、そこでイベントを企画した。イベントをやるとゴミが出る、だったらゴミが出ないイベントをしよう。分別回収をして、ゴミが出ないイベントにしたらいい。当時は、空き缶回収機や、ペットボトル回収機があった、それを借りてこよう。そんな時に、便利なのが「早稲田大学」の名前です。いろいろな企業に声をかけたらメーカーが集まってきた。
ところがそのイベントが写真入りで新聞に載った。「都の西北リサイクルへ」、朝起きると商店街はとんでもないことになった。その後のイベントではNHKが1時間の特集を組んだ。
その一番の目玉が、空き缶回収機です。そこに空き缶を投入すると、何回かに一回の割でチケットがあたる。それをもってお客が、店にやってくる。空き店舗をエコステーションと名付けて空き缶(お客さん)回収機の設置場所として利用した。
あまり環境問題をまじめに考えると長続きしない、本当にやっているひとは2、3年で頭に来る。
「これだけ大事なことを、あなた達はなぜちゃんとしないのよ」
私たちは始めから動機が不純なので、10年目に入っても、リサイクルをゆうゆうとやっておる。これをやっていると、二つのことがおこってきた。
今まで商店会の役員会に学生さんがやってくるということはなかった。商店会と学生さんがそこまで仲良くなったことはない。学生さんにいわせると、チケットが情報発信となる。これをまちづくりシステムだといったのは学生さんの方でした。
中学校の50周年の記念事業を町と一緒に考えたい。そこで「戸塚の町を考える会」として80歳のおばあちゃんの話を聞いた。記念事業として毎年行うようになった。中学生は50年前のことを知らない、ということが分かった。学校で徳川時代がなにかは習いますが、自分たちの町の昔を知らない。まちづくりも、町がどうなってきたのかをみなさんが知らなければなっていかない。それが地域のコラボレーションとなった。
阪神大震災がおこったあとに、商店街の活動がはじまったこともあって、地震について勉強した。そうしたら、ほとんどの人が即死です。圧死、ショック死がほとんどです。殺人をしたのはみんな家です。ですから、耐震補強をしなければ助からない。
こういうことは、なかなか住民の方にわかってもらえない。そこで実際に震災が起こったときのイメージが大事なんだということをいっている。
大震災が起こってから3秒後、3分後、3時間後のイメージを考えてもらいます。みんないろいろなことをいいます。火を消す、家族を起こす。ですが、実際に3秒後に起きられるものだった起きてみてください。できません。現実のイメージが大切になるんです。
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