コーマーのコンシャス的ライフ

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身近な有害化学物資2

2006年03月21日 21時42分55秒 | 環境問題
続きです。
合成界面活性剤の害
日用品に使用されている化学物資のなかで、その有害性を多く指摘されているのが合成界面活性剤です。
現在、多くの家庭用洗剤に使用されている合成界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウムASと表記)、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムLASと表記)、AES、AOS、α-SF、AE、APEなどがあります。
合成界面活性剤はいわゆる洗剤だけではなくて、化粧品、歯磨き剤、シャンプー、リンス・コンディショナー、ウエットティッシュなど多くの製品に使われています。
合成界面活性剤で引き起こされる障害とは

1.皮膚障害
界面活性剤は皮膚の脂分を取り除き、細胞膜を破壊する作用があります。そのため皮膚のバリアーが機能しなくなり、直接皮膚内部へ浸透していくことになります。肌荒れ、細菌感染、アレルギー症の原因となります。またアトピー性皮膚炎も発症するといわれています。

2.発ガン性
合成界面活性剤が皮下組織に侵入して、長期間にわたって残留した状態が続くと、皮膚ガンが誘発されることも指摘されています。またリンパ管を巡回して、たどり着いた臓器や組織でガンを発生することは大いに考えられます。

3.内臓障害
体内入り込んだ合成界面活性剤の一部は、血管を通って臓器に到達します。この際、細胞を破壊する性質から、臓器の細胞も壊してしまうという、内臓障害のリスクも考えられます。

4.生殖障害
近年、子宮筋腫、子宮内膜症の若年での発症率が急激に増えています。経皮吸収されやすい合成界面活性剤の環境ホルモン、エストロゲン作用のある化学物資が、これらを引き起こす一因であるといわれています。また生殖障害は婦人病に限らず男性の無精子症等も引き起こしていると指摘されています。


合成界面活性剤は直接の害だけではなく、皮膚の細胞膜を破壊することによってあらゆる有害化学物資が侵入する可能性を秘めています。
ラットを使った実験では、合成洗剤を背中に塗布したラットが肝機能や腎機能などの内臓障害をおこし、死亡するものがあったという結果がでています。これは、壊された皮膚細胞から侵入した合成界面活性剤が血液に流れ込み、内臓器官に到達し、内臓細胞までを破壊したと考えられます。






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