2005年10月04日
ロシア滞在34日目
【今日の写真:カザン聖堂の右側。バックの紅葉も撮ったつもり】
今日の主な動き
05:43頃 起床
08:33 出かける
08:40 マヤコフスカヤ駅
08:50 バシレオストラフスカヤ駅
09:04 学校
12:34 大学近くのコピー屋
12:58 バシレオストラフスカヤ駅
13:07 ガスティニードヴォル駅
13:19 日本センター
15:01 ネフスキー通り駅
15:10 マヤコフスカヤ駅
15:24 帰宅
15:56~16:32 ジョギング
16:37 家近くのロシア版マック
16:51頃 帰宅
今朝はいつもより早く、7時過ぎに朝食。7時過ぎなのに外はまだ真っ暗。一緒に食べていたセルゲイに、「暗くて普通なのか?」と尋ねる。するとこの季節はこれで普通なのだと答えてくれた。
普段は朝食後すぐに学校へ行くのだが、今日はゆっくりする余裕があったので、日本センターでUSBメモリに保存してきたJR東日本のダイヤ改正の概要のPDFファイルを開いて見る。12月に行われるダイヤ改正は、新幹線に関していえばかなり大々的なものになるようだ。こまち、つばさの定期列車が増発される。古川以北でデジタルATCが本格稼働することにより、東京~盛岡間の所要時間が短縮される。東京駅の東北・上越新幹線ホームの区別がなくなることにより、上野発着の臨時列車が東京発着になる。東京駅の電光掲示板も一新される。私の留学中にはこんな大規模な改正はないはずだと勝手に思っていたから、ショックは大きい。
時刻、番線、列車番号...今まで覚えてきたことが古い情報になる。山形新幹線用のL53など、新しく加わる車両がある一方で、古川以北でDS-ATC導入となるとDS-ATC非対応の編成の運命が危なくなる。私が日本に帰る頃には浦島太郎状態なんだろうなあ。
日本の新幹線は常に乗客のニーズに応えてサービスを改善しているが、ロシアの地下鉄は一体どうなっていることやら。
毎度毎度のことで慣れているが、バシレオストラフスカヤ駅のエスカレーター争奪押し合い合戦、今日は一段とひどかった。「争奪」といっても最終的にはみんなエスカレーターを「獲得」できるのだが、ホームいっぱいにあふれた人が、エスカレーターに乗る4列に収束する数メートル手前がものすごい押し合いになる。しかも良くないことにその付近には右と左のエスカレーターを分ける鉄製の柵が胸くらいの高さまである。そこに押しつけられた日には肋骨の一本や二本折れそうなくらいの圧力で押される。こればかりは本当にいただけない。ホームに降りてからエスカレーターに乗るまで最短でも5分はかかる。そこに次から次へ列車が到着して人が供給されるからたまらない。エスカレーターを一つ増やすとか、列車の間隔を見直すとか、ホームに人を整理する柵を作るとか、何とかしないとスリや窃盗のみならず、けが人がでるのではないかと、いつも心配である。ロシアの地下鉄もサービスを改善した方が良さそうだ。
苦労して押し合い合戦に参戦している最中、先にエスカレーターに乗った連中がこっちを見下ろしてくるのには腹が立つが、いざエスカレーターに乗ってしまうと自分も同じことをやる。人間万事こんなもんなのかな。
今日は久々にジョギングへ出かけた。9月15日以来2回目。本当は2日おきに走るつもりだったのだが、風邪をひいたりオペラ鑑賞があったりでぐずぐずしているうちに10月になってしまった。今度こそは2日に1度走ろう、そう心に決めて通りへ出る。
まずジュコフスキー通り経由でモスクワ駅へ出て、ネフスキー大通りを大学と反対方向に走る。ネフスキー大通りのつきあたりにはホテル「モスクワ」があった。信号がやたら多いので、信号が赤の時には思い切って青の方向へ渡って裏道に入る。走り始めたときは少し寒く感じたが、走っているうちにすっかり暖かくなってきた。
帰り道、「ダッタン人の踊り」を大音量でかけている車に遭遇。やたらうるさい音楽を爆音でかけている車なら日本でもよく見かけるが、「ダッタン人の踊り」を大音量でかけるなんて、なんて粋な奴なんだろうと感心した。
走行時間は36分02秒。前回よりやや速めに走ったけど、信号で減速したこともあったからだいたい5kmくらい。
走り終えた後、自分へのご褒美として近くの「ロシア版マクドナルド」(スティーブンの命名。本名は不明)で21ルーブルのアイスを食べる。
夕食の際、ナジェージュダの友人が来ていた。今日はみんなでコニャックを飲んだ。スティーブンと私が「名前の日」にプレゼントしたやつだそうで、結構おいしかった。後でスティーブンに報告しようと思った。
今日は主に日本とロシアの賃金についての話になった。ナジェージュダは医者だが、月給はわずか7000ルーブル(日本円にして約3万円)なのだそうだ。日本の賃金はどうかと聞かれ、大卒の初任給を想定。約20万円として、「50000ルーブルくらい」と言ったらびっくりされた。「でも日本の物価は高いから、この額でも高いということはない。例えば電車は最低でも40ルーブルくらいかかる」と言うと「それは高すぎる」と驚いていた。ロシアの地下鉄やバスは安すぎると思っていたが、人々にとって決して安すぎるということはないようだ。ロシアの人々が日本に来たら大変だろうなあと思った。
ロシア滞在34日目
【今日の写真:カザン聖堂の右側。バックの紅葉も撮ったつもり】
今日の主な動き
05:43頃 起床
08:33 出かける
08:40 マヤコフスカヤ駅
08:50 バシレオストラフスカヤ駅
09:04 学校
12:34 大学近くのコピー屋
12:58 バシレオストラフスカヤ駅
13:07 ガスティニードヴォル駅
13:19 日本センター
15:01 ネフスキー通り駅
15:10 マヤコフスカヤ駅
15:24 帰宅
15:56~16:32 ジョギング
16:37 家近くのロシア版マック
16:51頃 帰宅
今朝はいつもより早く、7時過ぎに朝食。7時過ぎなのに外はまだ真っ暗。一緒に食べていたセルゲイに、「暗くて普通なのか?」と尋ねる。するとこの季節はこれで普通なのだと答えてくれた。
普段は朝食後すぐに学校へ行くのだが、今日はゆっくりする余裕があったので、日本センターでUSBメモリに保存してきたJR東日本のダイヤ改正の概要のPDFファイルを開いて見る。12月に行われるダイヤ改正は、新幹線に関していえばかなり大々的なものになるようだ。こまち、つばさの定期列車が増発される。古川以北でデジタルATCが本格稼働することにより、東京~盛岡間の所要時間が短縮される。東京駅の東北・上越新幹線ホームの区別がなくなることにより、上野発着の臨時列車が東京発着になる。東京駅の電光掲示板も一新される。私の留学中にはこんな大規模な改正はないはずだと勝手に思っていたから、ショックは大きい。
時刻、番線、列車番号...今まで覚えてきたことが古い情報になる。山形新幹線用のL53など、新しく加わる車両がある一方で、古川以北でDS-ATC導入となるとDS-ATC非対応の編成の運命が危なくなる。私が日本に帰る頃には浦島太郎状態なんだろうなあ。
日本の新幹線は常に乗客のニーズに応えてサービスを改善しているが、ロシアの地下鉄は一体どうなっていることやら。
毎度毎度のことで慣れているが、バシレオストラフスカヤ駅のエスカレーター争奪押し合い合戦、今日は一段とひどかった。「争奪」といっても最終的にはみんなエスカレーターを「獲得」できるのだが、ホームいっぱいにあふれた人が、エスカレーターに乗る4列に収束する数メートル手前がものすごい押し合いになる。しかも良くないことにその付近には右と左のエスカレーターを分ける鉄製の柵が胸くらいの高さまである。そこに押しつけられた日には肋骨の一本や二本折れそうなくらいの圧力で押される。こればかりは本当にいただけない。ホームに降りてからエスカレーターに乗るまで最短でも5分はかかる。そこに次から次へ列車が到着して人が供給されるからたまらない。エスカレーターを一つ増やすとか、列車の間隔を見直すとか、ホームに人を整理する柵を作るとか、何とかしないとスリや窃盗のみならず、けが人がでるのではないかと、いつも心配である。ロシアの地下鉄もサービスを改善した方が良さそうだ。
苦労して押し合い合戦に参戦している最中、先にエスカレーターに乗った連中がこっちを見下ろしてくるのには腹が立つが、いざエスカレーターに乗ってしまうと自分も同じことをやる。人間万事こんなもんなのかな。
今日は久々にジョギングへ出かけた。9月15日以来2回目。本当は2日おきに走るつもりだったのだが、風邪をひいたりオペラ鑑賞があったりでぐずぐずしているうちに10月になってしまった。今度こそは2日に1度走ろう、そう心に決めて通りへ出る。
まずジュコフスキー通り経由でモスクワ駅へ出て、ネフスキー大通りを大学と反対方向に走る。ネフスキー大通りのつきあたりにはホテル「モスクワ」があった。信号がやたら多いので、信号が赤の時には思い切って青の方向へ渡って裏道に入る。走り始めたときは少し寒く感じたが、走っているうちにすっかり暖かくなってきた。
帰り道、「ダッタン人の踊り」を大音量でかけている車に遭遇。やたらうるさい音楽を爆音でかけている車なら日本でもよく見かけるが、「ダッタン人の踊り」を大音量でかけるなんて、なんて粋な奴なんだろうと感心した。
走行時間は36分02秒。前回よりやや速めに走ったけど、信号で減速したこともあったからだいたい5kmくらい。
走り終えた後、自分へのご褒美として近くの「ロシア版マクドナルド」(スティーブンの命名。本名は不明)で21ルーブルのアイスを食べる。
夕食の際、ナジェージュダの友人が来ていた。今日はみんなでコニャックを飲んだ。スティーブンと私が「名前の日」にプレゼントしたやつだそうで、結構おいしかった。後でスティーブンに報告しようと思った。
今日は主に日本とロシアの賃金についての話になった。ナジェージュダは医者だが、月給はわずか7000ルーブル(日本円にして約3万円)なのだそうだ。日本の賃金はどうかと聞かれ、大卒の初任給を想定。約20万円として、「50000ルーブルくらい」と言ったらびっくりされた。「でも日本の物価は高いから、この額でも高いということはない。例えば電車は最低でも40ルーブルくらいかかる」と言うと「それは高すぎる」と驚いていた。ロシアの地下鉄やバスは安すぎると思っていたが、人々にとって決して安すぎるということはないようだ。ロシアの人々が日本に来たら大変だろうなあと思った。