ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

片糸をこなたかなたに縒りかけて逢はずは何の玉の緒にせむ

2017-09-24 03:12:27 | 古今抜粋

片糸をこなたかなたに縒りかけて逢はずは何の玉の緒にせむ    よみ人しらず


糸をあちこちにかけるように、ああだこうだと努力しているのに

あなたに会えないというのなら

それを何の玉につらぬく糸にできようか。

ひたすらあなたに会いたい。



あはむとて月の影さへ砕かむと出でぬる夜にまよひてしかな    揺之






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2 コメント

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Unknown (竹ぼうき)
2018-11-28 09:46:51
月かげをくだきてまきぬしきたへの砂子にうつる君見てしかな
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Unknown (いるか)
2018-11-28 13:02:58
きみみむとまよふ月夜はあくがれのわれのなみだにくもりてしかな
返信する

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