ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

孤りとは

2018-06-02 03:40:44 | 添削

孤りとはわれのみなれやそれぞれに満ちたる壜が列なして立つ    篠弘


歌から魂を抜いてしまえばそれはときに嘘寒い凶器になる。

壜を殺人のための鈍器にできるようなものである。

人間をまるで製品のように見ている。

おそらく本霊の境地をもとに他霊が作ったものであろう。


責任といふたまをおひかもしたるおのれの酒をひとり飲む夜    揺之






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