ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

片糸をこなたかなたに縒りかけて逢はずは何の玉の緒にせむ

2017-09-24 03:12:27 | 古今抜粋

片糸をこなたかなたに縒りかけて逢はずは何の玉の緒にせむ    よみ人しらず


糸をあちこちにかけるように、ああだこうだと努力しているのに

あなたに会えないというのなら

それを何の玉につらぬく糸にできようか。

ひたすらあなたに会いたい。



あはむとて月の影さへ砕かむと出でぬる夜にまよひてしかな    揺之





コメント (2)
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