我家の小さい秋

今年も“カネタタキ”がやって来ました。　開いていた窓から入って来たようですね。

今年の彼はものすご～いパワー　の持ち主でした。　朝も昼も夜もずっと鳴いていました。
蘭の植木鉢で鳴いていたり　部屋の中を移動しているらしく　あちらから聞こえてきたり
こちらから聞こえてきたり、そのうち植木鉢の所に戻っています。

植木に水をやるのも一苦労。　どの鉢にいるのか分からないので一鉢ずつお風呂場にもって行き
他の所で鳴いているのを確かめてから水をかけます。　溺死なんてことにならないように。
何を食べているのか分かりませんが、植木に水をかけると一段と鳴き声が元気になります。

最初は風情を楽しんでいましたがあまり鳴き続けるので少々煩くなってきていました。
翅も擦り切れてしまうのではと心配していた矢先にピタッと鳴き声が聞こえなくなりました。
祭りの後の、喧騒が去り物悲しいような　寂しいような　そんな静けさです。

この間二週間、鳴きに鳴き続けて力が尽きたのかそれとも外に出て行ったのか
来年も待っているからね　　今年も恒例の我家の小さい秋が過ぎていきました。