11月2日に緊急オペとなったムサシ(母ワンコ)です。
オペの途中で力尽きてしまう可能性は高いと言われていましたが 待合室ではなく 病院から近いというのもあり 自宅で待機していました。
こちらの病院は 担当獣医師の他にたくさんの獣医師、動物看護師・・・そして医院長がいらっしゃるので 私はとても安心でした。
今まで ムサシは何度かお腹をこわしたり 皮膚病っぽくなったりして毎度お世話になってきたというのもありますが一番は、天空(息子犬)を妊娠、出産したときです。
ワンコなんて 戌の日とかいうくらいだから安産なのかと思いきや・・・思いっきり難産で帝王切開をしていただいているし、生まれた天空のしっぽの手術もして頂いています。
最悪夜中でも当直の先生がどなたかいらっしゃるし 診断に迷うような時は先生方で話し合ったりして対処を考えてくださるようです。
人柄的に医院長はニガテ・・・とチラホラうわさは聞きますが 私も13年近く通っていて うん、何が苦手なのかはわかるよ。
けど 間違ったことは言ってはいないし 私としては診断に絶対の信頼を持っています。
オペの前の説明は 担当獣医師はうしろにいらっしゃいましたが、医院長によるものでした。
で、自宅で待機していると病院から電話が・・・。
心臓が飛び出そうです。
オペが始まったと見られる時間から30分くらいのことなので 悪い想像しかできません。
しかも 電話は医院長から。
ほんの1、2分の電話でした。
手術は終わったということと、今やることはやれたということ、けど悪い報告をしなくてはいけない
・・・とのことでした。
セリフ的になんと言われたかは覚えていません。
とにかく すぐ病院に行って説明を聞きました。
まずは診察台の上のムサシと対面したあと 医院長から説明がありました。また、うしろに担当獣医師。
もう何度かそのような説明は受けているので 覚悟は出来ていました。
脾臓と肝臓の腫瘍で破裂はしてはいなかったものの、そのどちらかまたは両方からの出血だということでした。
脾臓はわんこにとってはなくても問題がない(?)らしいので 全摘しましたと。
肝臓の方はあちらこちらに腫瘍があって 摘出は難しいと。
手術中の肝臓の写真を2枚いただきました。
素人が見てもいろいろわかります。。。ね。
お腹の中の出血は350ml以上で その血液を抜いて輸血したそうです。
自己輸血というらしい・・・。
すごい犬の生命力ですね。
今後 出血が続いたり 力尽きる可能性も大いにあるし なんとか頑張って乗り越えても腫瘍の状態から余命は1ヶ月くらい・・・と宣告されました。
宣告の後に 摘出した臓器を検体に出します。
・・・という説明に やんわりお断りしたのですが
この子が命に変えて摘出した臓器を無駄にしてはいけない
なんだったら料金はこちらで出します。
↑↑↑セリフは忘れましたが こんな感じで言われまして こういったところがニガテ・・・という方多いのでしょう。
私は料金のことなんて思っちゃいませんけどね、弁解するのも面倒なので ではお願いします。
と言いました。
が、退院の会計の明細に病理検査費用・・・入ってましたけど・・・。
もちろんスルーですよ。
説明があったことを良しと思えるのは、何も言われず明細もよく見なきゃもしかしたら気にも止めないかもしれないので 言葉の表現は患者側としては は?でしたけどね。
その次の日の午前がぐったりした様子に退院を考えたのですが 夕方にはフラフラながら、自力で歩いている姿に入院続行を決意したわけです。
11月4日は病院は休診でしたが 面会の許可はいただけたので またもや天空も連れて家族で会いに行きました。
すると診察室までひょこひょこ歩いてきてくれて ちょうどご飯の時間だったんです・・・と私たちの前でご飯を用意してくれました。
自分では食べませんが みんなが手で食べさせると食べてくれるのでみんな大喜び。
大騒ぎなのは天空で 必死で自分にもちょうだいアピールしていました。
お母さんに会えて擦り寄っていくとか そういうこともなく 実にさらっとしていました。
ムサシが入院した日の夜は 遠吠えしてずっとお母さんを呼んでいたのに・・・。
そんな姿がかわいそうで でも一番ツライのは病気の本人なのだから・・・。
いつものソファーでもひとり。
みんなに不憫がられ いつも以上に可愛がってもらっていましたが。
でも病状は貧血状態にあり、面会に行くとその日の血液検査の結果を教えてくれるのですが 血液の数値はどれも悪いのですが 特に血小板の数値が 犬通常10~50万に対して 0、1万・・・それに、感染症にもまだ大丈夫とは言えないとのこと。