ネバー・エンディング・ストーリー

天気予報は雨だったけど
晴れてお日さまも出てきたのだ
本日も張り切ってお散歩するのだ






　　　　　苦手のアミアミにも挑むのだっ
　　　　　
　　　　　　　　　　　ふぬぅ～っ




この川沿いのお散歩コースでは
本日も鳥族の皆さんが集っているのだ





　　　　白鳥さんは首の長さを競い合っているのだ
　　　　




　　　　　　　　カモさんは女子だけで集まって
　　　　　　　　かっこいい男子のうわさ話に花が咲いているのだ
　　　　　　　　
　　　　　　　　　※　女子は茶色っぽくて男子はカラフルなのだ





本日も平和で穏やかな時間が流れるのだ…






　　　　　　　　　　　　　　　　　　





いや～　
きのこが動くこの間に
ちょっとした出来事があったのだ…

こげたちを呼び止めたおじさんが言ったのだ




①「今の犬は幸せだね～」
②「昔は野良犬があちこちうろうろしてて～…」

③「昔は函館に住んでいたんだ～」
④「キタジマ・サブローと同じ高校だったんだ～」
⑤「テレビで見てびっくりしたんだ～」
⑥「函館に来たときは大勢の人で大騒ぎだったんだ～」
⑦「同じ高校だから自分もキタジマ・ファミリーかなぁ？わはは！」




①②の話が２～３回繰り返され…
③④⑤→③④⑦→③④⑥⑦と話が巡り…

「キタジマ・ファミリー」が３回目になった頃には
こげもＹＵＫＩちゃんもドキドキしてきたのだ…






こげがもっとチビッ子だったなら
おじさんを無視してリードをぐいぐい引っ張って
おじさんには話の途中でバイバイしてたかもしれないのだ…

でももう分別のつくお年頃なので
一緒に話を聞く…いえ、『聴いて』いたのだっ





それはもはや野良犬ではなく～
室内犬、もしくは※座敷犬として生きる以上
必須であることを以前にもご説明しているのだ





　　※和室の床の間でお座布団に座るワンコなのだ　→