紅鯨団

ここはドッグカフェなのだ

こげは人間…もとい、犬族ウォッチングを楽しむのだ




本日はパピヨン一族の合コンの様子なのだ

元々は人間界の学生や社会人のお楽しみの合コンも
今や犬社会にまで波及しているのだ



おお～～っと
屋外ドックランではフリータイムが始まったのだ

２ショットの出来具合やアプローチの様子見に
こげさんチェックに向かうのだ




さあ～て本日は何組のカップルが成立するか

…と、
なんだか背後に気配がするのだ…



おお？




　　　　　　　　おおおおお？
　　　　　　　　



このディフェンスは…
海南の牧を赤木、流川、三井、宮城の４人でプレッシャーをかける
『安西作戦』

いや、よく見ると５人
桜木までも



負けないのだ

この試合に勝って
こげはインターハイに行く




…途中からすっかり「スラムダンク」になってしまったのだ

まさに
大ど～んで～ん返し

KB

　　　　　みなさんこんにちは　こげちゃですきりっ

　　　　　
　　　　　本日はこげの鼻の驚異的能力をご紹介いたします



我々犬族の嗅覚のすばらしさについては
すでに十分にみなさんの知るところとなっているのだ

しかしこげの嗅覚のすごいところは、その判別能力にとどまらず
情報データ収集の容量にあるのだ



　　　　　　　　　通常４８０～５３０と言われている平均値を大きく上回り
　　　　　　　　　こげは８８０ＫＢ（こげバイト）以上の容量を持ち

　　　　　　　　　状況に応じては９００ＫＢ
　　　　　　　　　…時には１ＭＢ（マジこげバイト）を超えることも出来るのだ
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　本日はやたらと字が多いのだ
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　それではそんな事例をいくつかご紹介するのだ





くるみちゃん　７才の女子

おかあさんとのお散歩がおやつのボーロちゃんより大好き
ただ時々おかあさんの立ち話が長引くのがイヤ
過去に相思相愛だったご近所のエースくん一家が引っ越してしまい
以降、新しい恋には踏み切れずにいるのだ




チョコ太くん　２才の男子

次男のケンスケ君（小３）のおやつを盗み食いして以来
すっかりジャンクフードのおいしさを覚えてしまった
最近のマイブームはテレビでかわいい女子（犬族）を見つけること
思春期まっただなか




ミスターくん　４才の男子

犬族にはめずらしいインドア派
チビ犬の時にお父さんと川に遊びに行って
お父さんに「泳いでこ～い」と川に無理やり入れられてから水が大嫌い
車の走る音と人間の子供も苦手
好きな時間は煮干をくれるおじいちゃんと一緒の留守番
もっとも気の合う茶飲み友達である




うっかりこげにお尻を向けると
こげコンピュータがデータを読み込んでしまうのだ
みなさんは注意するのだっ

むふ～～

ちなみにＭＢ（マジこげバイト）の上はＧＢ（ガチこげバイト）なのだ

身代わり引き受けます

雨もあがったのでお散歩開始なのだ



お散歩は嬉しいけれど…


こげはトレーナー犬という残念な姿にされるのだ

お腹がどろんこになるのを防ぐために
お古のスウェットをチョキチョキして作ってもらったのだ

ザッツ、ハンドメイド


とはいえ…
このはげしいバックプリントはいかがなものかと…

もはや「かわいい肉球プリント」ではなく
『グリズリー出没注意』的な様相を呈しているのだ

これはあまり人目につきたくない気分なのだ…



こげちゃん　こんばんわんこ

ここ、こんばんわんこ
こげは急ぐので、ほんじゃ


こげちゃん…

熊に踏まれたの…？


こげじゃありません

ワタシは減量中のボクサーです

サクッとシュタッと帰るのだ
てってけてってって～


身代わりトレーナーさん　おつかれサマンサ

お陰でこげは恥ずかしさと引き換えに
シャワー洗浄を回避できたのだ

チビ助

お散歩に出かけたらチビ犬に出会ったのだ　

やんやん言いながらこげにくっついてきたのだ



こんなチビたちを見ていると
前に１０日間だけ一緒に暮らした『チビ助』のことを思い出すのだ




　　　　　　　　　　　　　　　　　


６年前の１月の寒い朝

チビ助は近所をひとりぼっちで大声で泣いていたのだ

　　　　　　　　　　


ご近所さんに尋ねても

誰もチビ助がどこから来たのかわからなかったのだ



家に入れてあげると…



寒さと不安と孤独から開放されて

チビ助はもうその日からこげに甘えて、くっついて離れなかったのだ





こげも今よりず～っと若かったので　　

まだ赤ちゃんの歯しかなかったチビ助とたくさん遊んであげたり…




お散歩にも連れてってあげたのだ



どこに行ってもチビ助はこげから離れなかったのだ



おしっこはまだまだ下手っぴだったけど…

ごはんをもらう順番もすぐにおぼえて

まるでずっと前から一緒に暮らしていたようだったのだ





チビ助は小さいながらも

これからこの家でこげと暮らしていくんだと

だからいい子にならなくちゃいけないと

一生懸命考えていたのかもしれない




それでもこげは…


チビ助とのお別れの日がそう遠くはないことを

わかっていたのだ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


新しく家族になってくれる人が決まって

チビ助とのお別れの日が来た



心の中にぽっかり穴があいたみたいで


こげはその日は

テーブルの下にもぐりこんだまま

しばらく出てこれずにいたのだ


　　　　　　　　　　　　　　　　　



チビ助は牧場を営む家族に迎え入れられて

新しく『ひかる』という名前をもらったのだ




ある日、

牛を襲いに熊がやってきたのを

大人になった『ひかる』はいち早く気づいて、大声で吠えて知らせ

逃げていく熊をさらに吠えて追い立てて

家族の大事な牛たちを守ったそうなのだ



『ひかる』は幸せになれたのだ




みんな、みんな、

幸せになれるのだ

わくわくホースパーク

にゃひひひ～ん　　こげです


ここホースパークには
こげ好みのおもしろアイテムなんかもあるのだ


レッツおもろ～



　　　　　
　　　　　きゃふぃ～ん
　　　　　金色のお馬に引かれる～～




　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　あ、動いてなかった、のだ～




んあ～～
ライバルのお馬たちはこんなに大きいのね～

でもぉ～
このレース、僕は負っけないのね～（←マキバオーのつもり）




あ、お兄さん
そこにいるとこげの撮影の邪魔なんですけど…



…って、
こんなにたくさんのお兄さんがっ




そうそう…
あなたの犬のために…

お水をのんだり、足を洗ったり…
こげのことをご自由にお使いください



って、や～ん

こげじゃなくて
おとなりの水道を使うんだってば



きゃは～


今日もがんばりました

にゃふにゃふにゃふ～～

みんなでギャロップ

お馬さんは働き者なのだ


そんな皆さんの働きっぷりを観察するのだ



あれに見えるは観光馬車なのだ



お～う　ルーズソックス
９０年代の女子高生みたいなのだ
　
「ちがうわよっ！」



あっちでは観光引き馬さん達なのだ




う～～む　お行儀がいいのだ

こんなに手綱ゆるゆるなのに
グイグイひっぱったりしてないのだ

飼い主さんをグイグイひっぱる犬諸君は見習うのだ



ここは厩舎なのだ

お隣に音が響きやすいので
夜中のテレビや洗濯機の使用は控えたい住環境なのだ



いちゃいちゃ　いちゃいちゃ

仲良しカップルのポニーもいるのだ


むほっ！

　　　　　　　　　　　　　　　…大きな鼻なのだ…



「おめ～今おいらのこと何か言ったべー」

ゆ、ゆってない、ゆってない　　…思っただけなり～…



馬見の丘にも行ってみるのだ




二段抜かしで　とうっ



おお～～～　ひっろ～い

大きなお馬がありんこのように見えるのだ



今日学んだこと…
お馬さんはやっぱり働き者なのだ

ただ同居するのは…ちょっとキツイのだ～

　←ポニーの鼻まね中

マヨラーたちのララバイ

はがぎぎ～～　こげでふっ


マヨネーズの容器をもらったのだ


もう中身は無いように見えるけれど…

このふたと本体の境目には
まだマヨネーズエキスが残っているのだっ


あきらめないのだ
あきらめたら、そこで試合終了なのだ　はぎっ
←流血中



イエス

取れました



この星形のところがまた…

ここにはペットボトルにはない醍醐味が隠されているのだ



ふんぎー

悪い子いねがー



ほ～ら　ちゃんと届くよ～

アリクイみたいだよ～



達成感で一杯なり～

ミッションコンプリーテッド



そしてまた次の獲物がやってくるのをキッチンで待ち伏せるべしっ
きらり～ん

魔法にかけられて

記念撮影をしていたのだ


そしたら、何だかこげを呼ぶ声がするのだ


こげ～！　こげこげ～！！




あ、自転車だったのだ
「自転車漕げ～！」ってことね



　　　　　
　　　　　二台もあったのだ



　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　ていうか…
　　　　　　　　　　ん？これは一体何台…？



それ～！　みんなでもっと漕げ～！　わははは…




　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　・・・・・。




見たところ平均年齢は３４～５才の大人の皆さんなのだ

大の大人をも子供に変えさせる…

これが観光地マジック



そしてここ、
こげの目の前の人も…

観光地では必ず名物を食する…
ダイエットもここでは棚上げになってしまう…

これも観光地マジック！


（ 　う…　どき ）

われは海の子

ここは海なのだ



こげはチビ犬の時からこの海で遊んできたのだ



うっひょひょひょ～～い


　　　　　つめたい～の　しょっぱい～の
　　　　　


　　　　　　　　　　うさぎっぽくなってみた～の
　　　　　　　　　　



チビ犬の時は色んな失敗もしたのだ


砂をホジホジしすぎて、
夜には“砂100％うんち”をしたこともあったのだ とほ～

（ …そうだよ…私も心配で仕事に行けなかったよ… ）


今となってはいい思い出なのだ　にゃひ



こげにとっては、もう岩場もちょろいのだ
プロフェッショナルなのだ



昭和の児童ばりにすいすいなのだ






この海には色んな思い出もあるのだ

たくさんの出会いと、同じくらいの別れもあったのだ


毎日いっしょに遊んだ友犬とも、今はもう遊べないのだ

次に会えるのはいつかはわからないくらい
遠いところに行ってしまったのだ



それでもこげは、会えなくなったみんなの分も
毎日を大事に生きていこうと思うのだ

過去のある女

　　　　　今行くよ～～
　　　　　

　　　　　　　　　　うひょぉ～　フレームアウト～
　　　　　　　　　　



にゃは～　こげです

昔から「タンポポが似合うね～」ってよく言われるのだ



そりゃも～テンションあがるのだ




思えば、去年とおととしの今頃はこんなに走れなかったのだ

「血管腫」が左手の肉球の内側に出来て
完治までに結構な時間を費やしたのだ…


良性ではあったものの…
溜まった血が圧迫して
走ることはおろか、長く歩くこともつらかったのだ…



　　　　　手術後のパラボラアンテナ犬だったあのころ
　　　　　　↓
　　　　　



はぁ～～　思い出すと切なくなるのだ…


こうやってタンポポの中を駆け回れるのもホント久しぶり…



何でもないようなことが～、幸せなんだとおも～う～




次は海に行くのだっ　とうっ

じゃびょ～～ん