2008年 9月
あ!魅惑のにゃんこめしはっけ~ん
すみませ~ん 誰かいますか~?
いないならこげがにゃんこめし食べちゃいますよ~
こげのためにフードを見つくろっていたのに…
半分まで食べて、途中でむぎちゃんとごはん交換をしていたので
にゃんこめしの美味さを知ってしまったこげ
以前、食欲の落ちたこげにキャットフードを食べさせたら
喜んで食べたケド、ゲリPした~~~
と、書きましたが
今思えばこげの体が店じまいを始めてたからOPPだったんだろうなぁ
えん罪だったね
ごめんよ、にゃんこめし(つ~かメーカーの人)
《 むぎちゃんのおはなし 最初はここから → 『あたためてみた。』 》
北海道の遅い桜のころの出会いから
時は流れてすでに7月…
周りにも色々迷惑かけちゃったな…
うちの親が用事で家に来るって時は
あわてて友達にお願いしてケージごと預かってもらったり…
(大人になってもイヌネコを拾ったのを
親に見つかったらおこられちゃうあるある。)
“ネコいらんかね声かけ運動”は続けていたものの
気づいたことがあるのです
「イヌいらない?」と聞くと
多くの場合「どんな?」という“イヌ情報を聞く”と言うワンクッションを経て
「うちはダメだけど周りに聞いておくね」と落ち着くことが多い
「ネコいらない?」と聞くと
「いらな~い」の即答が多いような…
【分析】→ネコを譲るのは拾ったか家で生まれたかであって
ペルシャやスコティッシュフォールドの子猫をタダであげる
と言う話はまずないと判断されがちだから。
アメショかも?あの子はアメショかもしんない!
…と言って写真を見せると
「日本中のどこにでもいる子」と言われちった… ちぇっ
日本中のどこにでもいる子たち
やっぱ、むぎちゃん性格の良さ、人懐っこさ
そういうのを見てもらう機会がなきゃ!
てことで、S市の里親探しイベントに参戦だ!
※ 5~10月の月に2回の日曜日にやっていた(当時)
前出のネコ好き友人といっしょに
S市在住の彼女の名義で(←ここ、スルーでよろしく)受け付けたものの…
結論を言えば惨敗でした…
ネコの数がすごい!
100匹ぐらいいたかもしんない
しかもほぼ生後1~2ヵ月のかわいい盛りで
それでも引き取られたのは半分も行かないくらい
そんな中でひとりだけでっかいむぎちゃん…
あんなきゅぴ~んたちが売れ残るぐらいだもん…
がっくし…
ちなみに子犬は10匹くらい出ていて
欲しい人たちで抽選してました~
同伴していたこげを見て「この子も出すの!?」と何回か聞かれた(笑)
子犬はさばけるのよ、きっと
問題は子猫!
世の中のネコの需要と供給のバランスの縮図を見たわよ…
友人も「むぎちゃんはこんなにいい子なのにくやしい。
みんな生後数カ月の見た目だけで判断してる…」と泣いてました
帰りの車内でドヨ~ンとする私の横で
当時の車はこげは助手席に座っていたせいか
「ここ!こげの場所!むぎちゃんどいて!」
「や~だ!むぎも!むぎもここに座る~!」
「どすん!(むぎちゃんの上に座るこげ)」
「いや~~!!こげちゃん!重い!」
というドタバタ劇が繰り広げられておりました
(今思えば、むぎちゃんは往復3~4時間のドライブが平気だったんだね。
しかもフリーな状態で…)
あきらめないわよ!これしきで!
このS市のイベント、“ネコのみの日”もあったんです
(ネコ多かったんだね…)
月に一回、平日の昼くらいから
惨敗日から2週間後くらいだったと思うけど
行ったわ!(仕事休んだ気がするわ!)
友人は来られなかったから、こげには留守番してもらって
早めに行って、イベント開始以前に色んな人に声かけしよう!って
案の定、人がすでに集まってあちこちで談笑してる
むぎちゃんはだれに触られても平気だから
色々声がかかってくる(なに、この婚活パーティー気分…)
「かわいいわねぇ」
すらりとした優しそうなご婦人。
年の頃は…成人したお子さんがいそうなくらい?
「いい子ですよ!トイレもすぐ覚えるし、避妊手術済です!」
「ああ、かわいいね~」
ぐぬう…
このチャンス、逃してなるものか~
「迷い子なんですけどね
うちはイヌがいるから飼えないんですぅ(←盛った)」
「今日は子猫つれて帰るつもりだったの。ああ、でもねぇ…」
肩からさげているトートバッグを指差し
「地下鉄で来たから、この中に入れて帰るつもりだったの」
そんな!奥さま!
「送ります!家まで!私の車で!」
「でも、うち南区よ」(会場は北区。すなわちS市の北と南)
「ぜんぜん平気です!」
「そうか…。あ、(別に暮らす)娘のトコ寄るって言ってたんだった」
「私の携帯をお使いください!ご連絡しちゃってください!」
ドキドキドキドキ…(電話待ち)
「じゃあ…お言葉に甘えて」
きゃっほ~~~う!!
なんと、イベント開始前に決定!
その後も自宅に着くまで
「ネコちゃんのもの、何も用意していないわ…」
「寄ってきましょう!ホーマックに!(←ホームセンター)」
ホーマックの買い物にもお付き合いして
「ケージがいるかしら…あと、爪とぎと…」
「車に積めますから、大丈夫です!」
車内で、こげのお泊まりセット入れのバスケットに
大人しく入っている姿を見て
「いい子ね~おとなしい」
「この!バスケットも!差し上げます!」
↑これの色違いのピンク
こげ用にやっぱり必要なのであとで買いなおした
無事に家まで送り届け、ウキウキだったので
むぎちゃんとしょんみりしたお別れにもならず
「ほんじゃね!元気でね!」
いいのよいいのよ
新しいお家での生活がスタートなんだから
…ということです。(笑)
むぎちゃん連れ帰らなかったケド
こげにも朝出る時
「これでお別れかもしれないからね」と言ってあったし
特に探し回ることも無かったです
そういえばこの日の朝…
こげとこげ広場に出して、戻ってきたむぎちゃんの口元に
バタバタと羽根を震わせる蛾みたいなものが…
ぃぎゃあああああああ~~~…
あれは「今までお世話になりました。これはお礼です」
だったのかもね
でも、速攻でむぎちゃんを外に追い返しちゃったこと
後悔はしていないよ
どう考えても、アレ、いらんし。
…長いデスね…
ノリノリだろう?
サボり気味だったブログへの熱きパッション!
かつ
なんとか5話で終了したい悪あがきだよ!
いちおう…
むぎちゃんの後日談、知りたくない?
む?…ふう~む…
むぎちゃんは『ミーちゃん』になりました
ご主人に溺愛されているそう
むぎちゃんも初日からご主人のあとをくっついて歩いてたそう
わかってるんだね、あいつ
やっぱ賢い子だよ
翌年の年賀状に
こげといっしょの写真をつけて送ったら、お手紙が。
『主人に見せました所、大感激でした。
近くで聞いていると、何回も写真に話しかけていました』
【妄想中継】
「ミーちゃん!わんわんさんとねんねしてるの~?そーかそーか
わんわんさんと仲よしだね~。でも、わんわんさん困った顔してるよぉ?
ミーちゃんおてんばさんだから、
わんわんさんもくたびれちゃうね~…(以下略)」
家であんまり写真を撮っていなかったことがちょい後悔
うんうん、でもやっぱかわいいよ!
むぎばなし おしまい
.