「当事者部会の準備会まで漕ぎつけて」
佐藤邦彦
私は、平成26年度4月より障がい当事者の立場から地域自立支援協議会の委員を務めています。他市では当事者の意見、要望を協議会へ届ける場として当事者部会を組織されたところがあります。小平にはなぜないのか、当事者として私一人で障がい当事者の声をどれだけ届けられるのか不安でした。もっと当事者が参加できるようにと提案したところ、関心をもった委員の方々の後押しもあり、協議会の中で当事者部会の必要性が高まりました。障がい当事者(身体、視覚、精神、知的)が少しずつ集まってきました。ワーキングとして部会立ち上げの準備会ができました。メンバー間で知恵を出し合った結果、さまざまな障がい者の声(要望、意見)出し合うための場づくり、『障がい当事者部会をつくる会』を結成したのです。
今年1月17日に1回目を開催、16名もの当事者が出席してくれました。内容は自立支援協議会の説明、つくる会の趣旨、グループミーティングでしたが、ほとんどの方が協議会のことを知りませんでした。グループミーティングではさまざまな話題が出ましたが、話したらないところで時間切れとなりました。皆さんは退席することなく、積極的に自分のことを素直に話しくれました。部会の今後にも興味を持って?くれたと思います。
まだ始まったばかりで、息切れせずにこれからどう進展させていくのか重責を感じています。皆さんの積極的な思いや力をもっと出し合って、障がい者の誰もが自立できるよう暮らしやすいまち小平を提言できる部会に皆さんと共につくりたいと思います。
さらに大事なことは自立支援協議会を知らない当事者が多いことを私たち委員は自覚し、必要とされているものを学び実現することです。当事者といっても参加が困難な方、意思疎通が難しい方などがたくさんいます。その方たちの声を部会がどのように協議会に届けるのか、また障がい者団体などをどう把握し、連携していくのかが今後の課題と言えます。『当事者のため』ではなく『当事者と共に』つくっていく姿勢で進めていきたいと思っています、皆さんも気軽にご参加ください。宜しくお願いします。
*第2回 障がい当事者部会をつくる会のご案内*
日時 3月7日(土)午後1時30分~3時30分
会場 元気村おがわ東 あすぴあ会議室(2階)
内容 グループミーティング、部会の目的、進め方ほか