準硬式野球部、投手陣に明るい兆し エラー重なりコールド負けも

　関西六大学準硬式野球部秋季リーグの第２節の２日目が９月３０日、京都市右京区のわかさスタジアム京都で行われ、開幕３連敗中の神戸大は関学大と対戦。試合は神戸大が、５回までに８点を失う一方、攻撃では一度も三塁を踏めずと、攻守ともに振るわず、０－８の７回コールドで敗戦となった。

　特に守備で課題が見られた。内野陣は、後逸や落球、送球ミスなど、５回までに７度のエラーを出し、それらがいずれも得点につながってしまった。

　しかし、今後につながる収穫もあった。この試合は、早川玄一郎（医１年）、井林良介（営２年）、内田将斗（工２年）、谷本乃一（工２年）の４人が登板。味方のエラーの絡んだ失点はあったものの、春季リーグ王者の関学大を相手に概ね崩れず投げぬいた。

　特に内田は、前節の同大戦で先発するも初回から制球が定まらず、５失点で降板したが、この日は中継ぎとして２回を無失点に抑えた。神戸大には、さらに、２９日の関学戦で初先発ながら８回１失点と好投した、村上冬真（済１年）もいる。残る３節～５節でこれらの投手がどのようなピッチングを見せるか。


（写真：内田投手）

　以下は試合後のコメント。

　試合を振り返って、片岡昌也主将（海事３年）＝「昨日（２９日）の試合では接戦の良い勝負をしていたのもあって、初回から気のゆるみがあり、負けてしまった。次の関大戦では、守備でリズムを作って相手投手を攻略するという自分たちの野球ができるようにしたい。また、早川と井林の両投手が成長を見せてくれた。これからも期待したい。」


（写真：片岡主将）


　尾上（おのえ）欣也コーチ＝「今日は完敗。初回の守備で先頭打者にセーフティバントを決められたところから選手たちが浮足立ってしまっていた。しかし、今日投げた４人の投手はみんな大学からピッチャーを始めたにも関わらず、良いピッチングをしてくれた。次につながると思う。」


（写真：尾上コーチ）


　市橋秀樹監督＝「投手が苦しい中、守備が足を引っ張ってしまった。その中で井林や内田など、ピッチャーがいい投球をしてくれた。リーグ戦残り６試合に活かしていきたい」

了