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神戸大の新たな練習船「海神丸」の進水式行われる

2021-10-09 01:07:29 | ニュース
 神戸大海洋政策科学部の新しい多機能練習船「海神丸」の命名・進水式が10月8日に、岡山県玉野市にある三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場で行われた。「海神丸」は神戸大で長年活躍した練習船「深江丸」の代替船として建造された。来年3月に神戸大に引き渡され、深江港に姿を見せる。<本多真幸>



(「海神丸」の命名・進水式の様子を伝える「海神プロジェクト」の公式アカウント Twitterより)


(式典の模様を動画で公開する三菱重工業株式会社のツイート)

 10月18日に「海神丸」の命名・進水式が行われ、神戸大や造船所の関係者約140人が出席した。国歌演奏の後、神戸大の藤澤正人学長が、船体に記された「海神丸」の文字を披露。続いて、海事科学部の遠藤奈央さんと安留未紗さんが支え綱を切ると、くす玉が割れ、全長約59.60メートルの海神丸が進水した。その後、三菱重工マリタイムシステムズの調枝和則社長が挨拶し、船のデザインを担当したKEN OKUYAMA DESIGNの奥山清行代表が祝辞を述べた。


 「海神丸」には最大で、士官8人、部員3人、教員6人、学生48人の計65人が搭乗可能。また、実習講義スペースや学生居室の充実といった練習船としての機能、海域探査や探索に用いる最先端装置の設置といった探査観測船としての機能、巨大災害発生時の物資輸送といった社会貢献機能の3つの機能を有する。船舶のデザインは、子供たちを未来へ導く「白いイルカ」をイメージして設計された。


 新船の建造事業は、海に関する教育や研究の展開、人々の海への興味の促進、海洋立国としての日本を考えることの3つをテーマとして、神戸大が推進する「海神プロジェクト」の一環。大学は公式サイトで、「『海神丸』の活用によって海洋分野の教育研究をますます推進し、海洋立国である日本の将来を全学的に探究していきます。」とコメントした。

▼海神プロジェクト「『海神丸』命名・進水式が執り行われました」=https://www.org.kobe-u.ac.jp/kaijin-pj/shipbuild/index.html#launching-ceremony

▼三菱重工サイト「神戸大学向け多機能練習船「海神丸」の命名・進水式を実施 海洋立国日本を牽引する人材育成・研究教育活動に貢献」=https://www.mhi.com/jp/news/21100801.html



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