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写真パネル展「#知らなかった震災25年」 ①激震に襲われた六甲

2020-01-12 20:02:24 | 阪神・淡路大震災
 「阪神・淡路大震災」という災害の名前は知っていたけれど、私たちが暮らす街、学ぶ街が、あの日どうなったのか知っていますか? 多くの写真が25年前の震災の、実相を学ぶ手がかりを与えてくれます。
 12月16日(月)、17日(火)、1月9日(木)の3日間、神戸大メディア研は写真パネル展「#知らなかった震災25年」を開きます。神戸大学鶴甲第1キャンパス 1階ラーニングコモンズ 「パフォーミングスペース」で、開催時間は各日とも10:00〜17:00。ぜひ会場にお越しください。

1995年1月17日、朝

  成人の日と振替休日の連休が明けた、1995年(平成7年)1月17日火曜日の朝5時46分すぎ。激震に見舞われた神戸市。
 灘区でも、死者934人、建物全壊1万2757棟、全焼465件の被害が発生した。
 阪急電車より山側の被害に比べて、国道2号を挟んだ東西帯状の地域の被害は甚大だった。

 神戸大の六甲台地区(現在の六甲台第1、第2、鶴甲第1、第2各キャンパス)の建物には、さいわい大きな被害はなかった。しかし、研究室や図書館の書架が倒れたり、研究機器が落下するなどの影響があった。


 発災から1時間ほどたった1995年1月17日午前7時過ぎに撮影された、灘区鶴甲から見た神戸大キャンパス 。手前に鶴甲第1キャンパス、右手に学生会館、本部棟がみえる。工学部の向こうの市街地からはすでに黒煙が上がっている。六甲町あたりの火災の煙と思われる。
柴藤哲也さん撮影 <写真=神戸大メディア研/ニュースネット>


 国際・教養系図書室(現 総合・国際文化学図書館)の2階開架閲覧室では、書架が倒れた。1995年1月17日 神戸大学附属図書館撮影。<写真提供=神戸大学附属図書館 震災文庫>

激震に襲われた六甲周辺



 灘区稗原町1丁目の花木酒販前から、南のJR東海道線(神戸線)方向を望む。いたるところで木造家屋が倒壊しJRの高架橋も見えない。自販機も横倒しになっている。 1995年1月19日撮影。<写真提供=神戸市>



 花木酒販は建て替えられ、今は店舗の上がマンションになっている。JRの高架も見える。


 

 灘区友田町5丁目のグランド六甲。外壁が歩道に崩れ落ちている。1995年2月4日撮影 。<写真提供=神戸市>


 灘区森後町の六甲本通。アーケード南側出口から山側を望む。右側のビルは2階が崩壊して、左に傾いている。1995年1月17日撮影。 <写真提供=神戸市>



 同じ場所の現在の様子。右側のビルは建て替えられて、不動産サービス会社の営業所や学習塾が入居している。







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