“平和”のために始める66歳からのブログ

年寄りだからと言ってこのまま黙って見過ごしていて良いのか?66歳の男が過去を振り返り今を考えるブログに挑戦!

一平先生

2010年01月26日 15時21分10秒 | いま思うこと
今年頂いた年賀状の中に、私の地元豊橋で市民運動を一緒にやってきた尊敬する先輩からの懐かしいハガキがあった。そこには私たちの運動の柱で、私の考えの基本となった思想をやさしく分かりやすく指導してくれた佐藤一平先生の言葉が書かれていた。
その先輩の記述は「世の中も大きく変わろうとしている。今こそ佐藤先生がよく言っていた“勇気のある正しい発言ができる人材が必要”な時期が来た」と言うものだった。
それを拝見しながら、フッと佐藤一平先生の事を思い出し本棚にあった「人・佐藤一平 その足跡」のページをめくって見た。
その本の冒頭「われわれは何故学ぶことが必要なのか」と言うタイトルで豊橋労働学校の呼び掛け文が書かれている。その始めのところを若干紹介したい。
「社会は、現象的に見れば変転極まりないものです。眼の前の現象ばかりにとらわれていると世の中の行く先などさっぱりわからず、一寸先は闇ということになります。(中略)世の中と言うものは、一見千変萬化してつかまえようがないように見えても、その中に必然の筋道があって、大きな眼で見れば間違いなく進むべき方向に進んでいるのです。その筋道を知ることが学問の目的であり、また学問の力です。」
私は、18歳で地元の商業高校を卒業し、何も分からないままNHKの仕事をする中で世の中を体験し始め、一年後勧められるまま地元の愛知大学夜間部に入学した。しかし、その大学を卒業する時点でも、殆ど学問らしい学問もせず、何も分からないまま卒業証書を手にした。その後、極めて偶然な事であったがNHKの労働組合活動をすることになり、必要に迫られ、豊橋労働学校の門をたたき佐藤一平校長先生を知ることになった。
佐藤先生が、この学校を始めて三年目だったと思うが、私はそれから約10年間、この労働学校で様々な勉強をすることになり、私の考え方の基本は完全にこの学校で身に付けさせて貰ったと考えている。
いま改めて、この佐藤先生の本を読み返し、今一度世の中の原理原則について考えてみたいと思っている。
この他にも、年賀状は私に色々な事を考え直すきっかけを作ってくれる。「お年玉」の抽選結果は相変わらずまだ見ていないが、今年も沢山の「お年玉」を頂いた。感謝!

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