“平和”のために始める66歳からのブログ

年寄りだからと言ってこのまま黙って見過ごしていて良いのか?66歳の男が過去を振り返り今を考えるブログに挑戦!

眠たそうな花子さん

2010年01月25日 19時33分42秒 | 行動日記
先週、母花子さんを見舞った兄から「珍しく眠ったままで、自分の事も判らなかったみたい・・・」とメールが入ったので、何時もより一寸早目だったが月曜日見舞いに行って来た。
私が施設に行くと、兄の言った通り食堂の机にもたれてグッスリ寝ているようだった。介護士さんが「息子さんが来てくれたよ!」と耳元で大きな声で声をかけてくれるとやっとの事目をうっすら開け、しばらくして「あら、ひろくん」と声を出し、目を覚ませた。
持って行ったドイツに居る孫娘の子ども達の写真を見せると、やっと少し目が覚めたようで指差しながら名前を呼ぶ。何時ものようにカットフルーツを口に持って行くと大きく口を開け「旨い!」と言って一生懸命に食べだす。しかし、この日は何時もの量の半部位食べると、目を閉じだし「もう要らない」と首を振り如何にも眠たそう。こうなると、何時もは「家に帰りたい、帰りたい」と大きな声で喚くので、介護士さん達にも悪く心苦しい思いでいたのだが、この日は何も言わずに眠りかける。人間とは勝手なものと言うか、いい加減と言うか、煩くても大きな声で「帰りたい!」と叫んでいてもらった方が良いと思ってしまう。
小一時間して帰り支度をすると、昔からそうであったように不自由な身体で私の重たい鞄を持って私に手渡そうという仕草をする。そして「では帰るよ」と言うと、先ほどまで帰りたいと喚いていた顔は何処へやら「気をつけて帰らないと・・・」と手を振って見送ってくれる。
何時も我が儘ばかり言って面倒をかけている介護士さん達が「何て良い顔するの1」とビックリするような顔で手を振って見送ってくれる。
この日もまた後ろ髪を引かれる思いで、施設を後にしたのであった。

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