5.19(土)晴れ 映画「眉山」を見る。
久しぶりに映画を見に行く。見たいと思った「東京タワー・・・・・」が既に始まっていたので他のを探す。ここは11シアターあるので便利だ。あまり噂になっていなかったが、松島菜々子が主演している「眉山」をみることに。カウンターで席を予約しシニアカードを見せると1000円。
映画は阿波踊りとそれに関わる人間模様を描いたものでさだまさしが原作を書いたらしい。、松島菜々子と宮本信子のやりとりが良い。私生児を生んだ母親と子供を好演しておりスッと物語の中へ入っていけた。
宮本信子のシャキッとした姿と切れの良いタンカは、過去飲み屋の女将という経歴を素直に想像できるし、浄瑠璃「傾城阿波の鳴門」の一部を語って聞かせる口調は本職と変わらない。結構長い口上だが淀みがない。口調も上げ下げも本職はだし。さすがプロだ。娘に喋れない胸の内をよく表現している。
松島菜々子も久しぶりに見たが美しいだけではなく、演技派だと思った。私生児として育った娘の親に反発しながら親を気遣う姿を好演している。最後に見せた優しい顔が印象的だ。
阿波踊りが圧巻だ。一度は阿波踊りの本場へ行ってみたいと思っているが、踊っている人がキョロキョロしていない。みんな没頭して思い思いの踊り方で楽しく踊っている。小さい子も年寄も自分のペースで踊っているのが気持ち良い。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン。一度踊ってみたい。
映画の筋で理解できないところがあった。宮本信子のキップのよい啖呵は東京弁だから女将の時期は東京?娘を生んだのは徳島?生んだあとそこで娘も成長しているし、名物飲み屋にしたのも徳島?いつ東京弁に染まったの?
久しぶりの映画鑑賞だったが、またブラッと来るのも良いなと思った。
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