「浅間山明鏡止水」あさまやま めいきょうしすい

「源氏物語絵巻・19篝火」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

「源氏物語絵巻・19篝火」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

24年1月7日日曜日NHK大河ドラマ「光る君へ」が始まりました。そこで源氏物語や紫式部日記・紫式部集に興味を持ちました。それらには和歌(巻名歌等)が沢山ありますが、その和歌の返歌を口語短歌と絵巻でブログ掲載をと思いつきました。返歌は源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・地名からヒントをもらい詠もうと思っています。そして源氏物語は絵巻もあります。平安時代から現在まで数多くの絵師が時代の華やかな景色を描いていますので合わせてご紹介したいと思っています。

源氏物語巻名歌・19篝火

歌の背景

光源氏三十六歳。源氏と玉鬘は、琴を枕に臥して、互いに歌をとりかわす。源氏が引き上げるとき、消えかかっている篝火を明るくさせる。

 「篝火に たちそふ恋の 煙こそ 世には絶えせぬ 炎なりけれ」 光源氏

この篝火とともに立ちのぼる恋の煙こそは、いくつになっても燃え尽きることのない私の恋の炎だったのです

「行方なき 空に消ちてよ 篝火の たよりにたぐふ 煙とならば」 玉鬘

果てしない空に消して下さいませ、篝火とともに立ち上る煙とおっしゃるならば

返歌

「篝火の 煙になぞう 恋情を 断ちがたい気持ち そこはかとなく」 

「玉鬘 恋の歌こそ 複雑で 見事にかわす 返歌の作法」

内大臣の今姫君(いまひめぎみ)・近江の君のうわさが、世間におもしろおかしく広がっています。「ご落胤(らくいん)だなどと、ものものしく取り立てておきながら、気に入らぬとなれば、世間の笑い物にしておくとは。内大臣も情に欠けることよ」源氏の殿は近江の君に同情していました。(父上に引き取られていたら、私もどうなっていたことでしょう)玉鬘は源氏の殿の庇護をありがたいものに思い、次第にお心をお許しになっていきました。 秋の夕まぐれ、琴を枕に、源氏の殿は玉鬘と添寝をなさいますが、それ以上のことはなさらず、ただ篝火の煙になぞらえて断ちがたい恋情を訴えるのでした。玉鬘は、顔をそむけて、「そんな煙のような恋ならば、空にあとかたもなく消し去ってくださいませ」と、消え入るような声で答えるのが精一杯でした。

参照

https://angel-zaidan.org/genji_kanmeika/kanmeika-01/

https://note.com/chousou_ann/n/n9141b03c805b

https://www.shikibunosato.com/f/hakubyo27

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