「浅間山明鏡止水」あさまやま めいきょうしすい

「源氏物語絵巻・16胡蝶」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

「源氏物語絵巻・16胡蝶」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

24年1月7日日曜日NHK大河ドラマ「光る君へ」が始まりました。そこで源氏物語や紫式部日記・紫式部集に興味を持ちました。それらには和歌(巻名歌等)が沢山ありますが、その和歌の返歌を口語短歌と絵巻でブログ掲載をと思いつきました。返歌は源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・地名からヒントをもらい詠もうと思っています。そして源氏物語は絵巻もあります。平安時代から現在まで数多くの絵師が時代の華やかな景色を描いていますので合わせてご紹介したいと思っています。

源氏物語巻名歌・16胡蝶(こてふ)

歌の背景

光源氏三十六歳。光源氏の一番大事にしている紫の上と、光源氏の力添えによって、帝の信頼厚い女性となった秋好中宮が住まう六条院で、それぞれの好みを背景に春と秋の優劣を競い合う。

「花園の 胡蝶をさへや 下草に 秋待つ虫は うとく見るらむ」 紫の上

 昨日は音に泣きぬべくこそは 

「胡蝶にも 誘はれなまし 心ありて 八重山吹を 隔てざりせば」 秋好中宮

返歌

「秋好む 中宮様も 花園に 山吹の籬(まがき) 胡蝶舞出る」

「鶯の 声うららかに 華やかで 胡蝶に届け 春らんまんも」

三月も末、六条院は爛漫たる春を迎えて、源氏の殿は龍頭鷁首(りょうとうげきしゅ)の船を池に浮かべ、管弦の遊びを催されます。その翌日は、お里帰りした秋好中宮(あきこのむちゅうぐう)の季(き)の御読経(みどきょう)。 紫の上は、鳥・蝶の装束に着飾った女童(めわらべ)を使わします。 鳥には白銀(しろかね)の瓶(かめ)に桜の生け花を、蝶には黄金(こがね)の瓶に山吹の生け花を持たせて。「秋を好むあなた様にはこの花園の胡蝶もお気に召さぬものとご覧になっているのでしょうか」「胡蝶に誘われるままに、お訪ねしたい気持ちでした」
螢宮(ほたるのみや)(源氏の弟)、髭黒大将(ひげくろのたいしょう)、柏木(内大臣の嫡男)など、玉鬘へ思いをよせる君達が、六条院に大勢参り集います。 源氏の殿は親風を吹かして、玉鬘宛の恋文にすべてお目を通しつつ、ご返書の指示をお与えになるかと思えば、「それにしても、あの夕顔と別人とは思われぬ」と、お手をとり、慕情を訴えます。玉鬘はどうしたらいいかわからず、苦悩するばかりです。

参照

https://angel-zaidan.org/genji_kanmeika/kanmeika-01/

https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/2493/#toc-24

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