「浅間山明鏡止水」あさまやま めいきょうしすい

「源氏物語絵巻・15初音」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

「源氏物語絵巻・15初音」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

24年1月7日日曜日NHK大河ドラマ「光る君へ」が始まりました。そこで源氏物語や紫式部日記・紫式部集に興味を持ちました。それらには和歌(巻名歌等)が沢山ありますが、その和歌の返歌を口語短歌と絵巻でブログ掲載をと思いつきました。返歌は源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・地名からヒントをもらい詠もうと思っています。そして源氏物語は絵巻もあります。平安時代から現在まで数多くの絵師が時代の華やかな景色を描いていますので合わせてご紹介したいと思っています。

 

源氏物語巻名歌・15初音(はつね)

歌の背景

光源氏三十六歳。明石の御方は、なかなか対面もできないわが子である姫君へ歌を贈る。

 

「年月を 松にひかれて 経る人に 今日鴬の 初音聞かせよ」 

音せぬ里の

「ひき別れ 年は経れども 鶯の 巣立ちし松の 根を忘れめや」

 

返歌

「母君の 五葉の松の 作り物 お便り届き 華やぐ御殿」

 

「嬉しさに 思い乱れる 明石の君 美しさこそ 黒髪映えて」

 

新年を迎えて、六条院の春の御殿は、この上もなく華やぎます。 おんとし八歳を迎えた明石の姫さまに、実母の明石の君から、鶯をとまらせた美しい五葉の松の作り物と、お便りが届きました。 (実母であるにもかかわらず、長い間、姫と離ればなれにしてきたとは。罪作りなことをしたものよ) 源氏の殿は姫さまに、ご自分でお返事をしたためさせます。 「ひきわかれ 年は経れども うぐひすの 巣だちし松の ねをわすれめや」(おわかれして、ずいぶんたちますが、うぐいすも巣立った松をどうして忘れることができるでしょうか)
姫君の返歌に嬉しさのあまり思い乱れる明石の君の、その白い小袿(こうちぎ)に、あでやかな黒髪の映えてお美しいこと。夕方、冬の御殿に渡られた源氏の殿は、そのまま明石の君のところにお泊まりになってしまします。 夜の目も寝ずにお待ちし続けた紫の上の心中はやはりおもしろくなく、源氏の殿に返事もなく、無言のまま非難をされます。正月二日は、新年会の饗応にかこつけて、紫の上とお顔を合わせないようにお過ごしになりました。

参照

https://note.com/chousou_ann/n/n9141b03c805b

 

https://note.com/chousou_ann/n/n9141b03c805b

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