「浅間山明鏡止水」あさまやま めいきょうしすい

「源氏物語絵巻・12朝顔」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

「源氏物語絵巻・12朝顔」~写真と短歌で綴る世界文化紀行
 
24年1月7日日曜日NHK大河ドラマ「光る君へ」が始まりました。そこで源氏物語や紫式部日記・紫式部集に興味を持ちました。それらには和歌(巻名歌等)が沢山ありますが、その和歌の返歌を口語短歌と絵巻でブログ掲載をと思いつきました。返歌は源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・地名からヒントをもらい詠もうと思っています。そして源氏物語は絵巻もあります。平安時代から現在まで数多くの絵師が時代の華やかな景色を描いていますので合わせてご紹介したいと思っています。



源氏物語巻名歌・12朝顔(あさがお)
歌の背景
光源氏三十二歳。長い年月、朝顔の姫君に心を受け入れてもらえない源氏。朝霧の中、秋深い気配の中で、花も小さく衰えて咲いている朝顔を折らせて、姫君へ届ける。

「見し折の つゆ忘られぬ 朝顔の 花の盛りは 過ぎやしぬらむ」

「秋果てて 霧の籬(まがき)に むすぼほれ あるかなきかに 移る朝顔」



返歌
「朝顔の 美しい景 忘れずに あざやかに残る 穏やかな愛」

「しみじみと 長い年月 省みて 二人の日々に 過ぎ去りしこころ」



源氏の殿の思い人・朝顔の姫君は、父宮を亡くされてから、斎院(さいいん)を退き、今はお里帰りしています。 少年の日からくすぶり続けた恋心を再燃させる源氏の殿ですが、聡明な姫君は、源氏の殿を情(つれ)なく拒み通します。 このことを知った紫の上の悲しみは、深刻なものでした。身分こそ変わらねど、前斎院は世間的名声も高い雅やかな女性。 後ろ盾とてない紫の上は、北の方(第一夫人)の座も失いかねなかったのです。 雪の月の夜、源氏の殿は女童たちを庭に下ろして、紫の上の気持ちを和ませようとなさいます。 しかし、悲しみに閉ざされ、憂いをおびた紫の上の横顔に、源氏の殿は藤壺の宮の幻を追い求めるばかり。その夜、源氏の殿の夢に、妄執に苦しむ亡き藤壺の宮が現れます。 夢からさめて、涙さえ流し始めた源氏の殿の異変を紫の上はどうしたことかと見守るのですが、 藤壺の苦悩する姿に源氏の殿は悲しみを押さえることができないのでした。

参照
https://angel-zaidan.org/genji_kanmeika/kanmeika-01/
https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/2493/#toc-24
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