木村長人(きむらながと)。皆さんとつくる地域の政治。

1964年(昭和39年)千葉生まれ。元江戸川区議(4期)。無所属。

被災地の動物を支援するAll For One Animal

2011-07-17 01:02:50 | 地方自治
 昨日から震災ボランティアの話題が続きますが、今日は私の知り合いの西葛西の熱帯魚屋さんをリーダーに、取り組みの始まった、震災ボランティアの活動をご紹介したいと思います。

 会の名前は「All For One Animal」です。立派なホームページとブログがあり、設立の経緯や活動報告がそちらに詳しく綴られています。

 詳細はどうか公式サイトをご覧いただきたいのですが、All For One Animalのスタートは、被災地での支援がどうしても二の次になってしまっているペットなどの動物たちを救い、その飼い主を支援することはできないか、という問題意識にあったようです。そして、そうした動物の支援に腰を上げたのが、各地のペットショップ等でプロとして活躍していた動物専門学校の卒業生たちだったというわけです。

 リーダーは西葛西駅近くに店を構える熱帯魚専門の「アクアショップ Dino ディノ」(東京都江戸川区西葛西3-14-3)の日野義久さんです。私もこちらで水槽のエビくんたちを購入したりと、もともとご縁のある知人です。

 もっとも震災後に日野さんが店をそっちのけでこうした取り組みを積極的に進めているとは知りませんでした。6月になって、日野さんから災害派遣等従事車両証明書の件で問い合わせがあり、初めて知ったという次第です。

 震災後、すでに数回、交通費も自腹で被災地へ赴き、ペットフードの配布やトリミング、シャンプーなどをしてきているといいます。こうした震災の際、人の支援が優先されるのは仕方ないとしても、助かったペットを抱える被災者にしてみれば、そのペットたちも実は家族同然です。周囲から白い目で見られながらも、ひっそりと目立たぬようにペットに餌をやり、愛でる光景は容易に想像できます。

 不足しているペットの餌を供給したり、汚れた体を洗ってやるばかりではないようです。

 震災によって被災地の動物たちもかなり精神不安定になったようで、各地でペットが落ち着かなくなったという話を聞きます。そうした際に、動物の専門家がいれば、やたら吠えたり鳴いたりして仕方ない犬を鳴かなくさせたりすることができるようです。こうしたボランティアの存在は、被災動物という光の当たらなかった部分に手を差し伸べる、頼もしいものであると思います。被災地で必要とされていることは間違いないでしょう。

 日野さんの話を聞いて、すっかり感心してしまいました。All For One Animalのみなさんの活動には、今後も声援を送りたいと思います。




江戸川区議会議員 木村ながと
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